ビジャレアルに必勝のアーセナル。決戦のキーマンは、ヨーロッパリーグでNo.1のウインガー!?
2020-21シーズンのチャンピオンズリーグは、マンチェスター・シティVSチェルシーのプレミアリーグ対決が実現しました。本日は、ヨーロッパリーグ準決勝のセカンドレグ。マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルは、決勝で激突することができるでしょうか。スールシャール監督のチームは、オールド・トラフォードのファーストレグでローマに6-2と圧勝。ファンの暴動によってリヴァプール戦がキャンセルされるという喧騒のなか、選手たちのメンタルコンディションが心配ではありますが、3失点までOKならファイナルに駒を進めてくれるのではないでしょうか。
一方、ミケル・アルテタ率いるアーセナルはビジャレアルとの初戦を2-1で落としています。ラカゼットは負傷欠場、マラリアを患ったオーバメヤンも先発で起用できず。スミス・ロウ、サカ、ニコラ・ペペを前線に配して戦ったのですが、70分にサカが倒されてニコラ・ペペがPKを決めるまで、オンターゲットゼロという低調なパフォーマンスに終わっています。先週末のプレミアリーグでは、エルネニーとオーバメヤンのゴールでニューカッスルに完勝。復帰してから初先発のゲームで、美しいジャンピングボレーを決めたオーバメヤンは、ビジャレアルとの決戦では最前線をまかされるはずです。
エスタディオ・デ・ラ・セラミカで失敗したチームは、ノースロンドンでリベンジを果たすことができるでしょうか。オーバメヤンの後ろに配されるのは、ニューカッスル戦で先発から外れたスミス・ロウ、ニコラ・ペペ、ブカヨ・サカでしょう。私が注目しているのは、ニコラ・ペペです。2019年の夏に7200万ポンドという高額の移籍金でガナーズに加わったウインガーは、未だプレミアリーグにフィットしきれていないように見えます。
入団初年度は、プレミアリーグ31試合5ゴール6アシストというもの足りないスタッツで終了。今季も前半戦で2ゴールしか決められず、チームが不振に陥った理由のひとつとなってしまいました。ここまでのスタッツは、プレミアリーグ26試合5ゴール1アシスト、39本のシュートと15本のオンターゲット。ドリブル成功21回、キーパス11本、ビッグチャンスクリエイト1回、クロス成功7本といった数字は、すべてブカヨ・サカを下回っています。唯一リーグのTOP20に入っているのは、Hit Woodwork(シュートがポストやバーに当たること)3本で、移籍金にふさわしいパフォーマンスとはいえません。
フィジカルに長けたDFが多いイングランドのクラブが相手となると、得意のドリブルを封じられる試合が多いのですが、舞台がヨーロッパリーグとなるとパフォーマンスは一変します。12試合6ゴール4アシスト、準々決勝のスラヴィア・プラハ戦から3試合連続ゴール。得点ランキングは7ゴールのヤジッチ、ピッツィ、マジョラルに1差の4位で、アシストランキングも5本を決めているチュクウェゼ、ガレーノ、モレノに次ぐ4位。シュート29本は3位で、ビッグチャンスクリエイト7回は1位です。ゴール&アシスト10本も大会No.1で、残り2試合で活躍すれば2部門とも1位になる可能性があります。
先発した9試合のうちゴールもアシストもなかったのは、左サイドに配されたラピッド・ウィーン戦と、初戦の2点のアドバンテージを守る戦い方に終始したオリンピアコス戦のみ。いずれもホームゲームなのは気になるところですが、カットインを狙いやすい右サイドをまかせれば、真価を発揮してくれるのではないでしょうか。「彼の性格を知らなかった。時間と忍耐が必要だ。リーグを知っていて、適応する必要がない選手がほしかった」。本日の決戦は、「ニコラ・ペペよりもウィルフリード・ザハを迎え入れたかった」と2年前を振り返ったウナイ・エメリを沈黙させるチャンスです。
ノースロンドンダービーを制してから、エミレーツで2分3敗と絶不調なのは懸念材料ですが、終盤戦に強いエースと欧州で別人になるウインガーがやってくれると信じましょう。最初のミッションは序盤の不用意な失点回避、2つめはエースとウインガーが前を向けるボールを入れて先制ゴールです。必勝のゲームのキックオフは、日本時間の5月7日4時。今から楽しみです。
一方、ミケル・アルテタ率いるアーセナルはビジャレアルとの初戦を2-1で落としています。ラカゼットは負傷欠場、マラリアを患ったオーバメヤンも先発で起用できず。スミス・ロウ、サカ、ニコラ・ペペを前線に配して戦ったのですが、70分にサカが倒されてニコラ・ペペがPKを決めるまで、オンターゲットゼロという低調なパフォーマンスに終わっています。先週末のプレミアリーグでは、エルネニーとオーバメヤンのゴールでニューカッスルに完勝。復帰してから初先発のゲームで、美しいジャンピングボレーを決めたオーバメヤンは、ビジャレアルとの決戦では最前線をまかされるはずです。
エスタディオ・デ・ラ・セラミカで失敗したチームは、ノースロンドンでリベンジを果たすことができるでしょうか。オーバメヤンの後ろに配されるのは、ニューカッスル戦で先発から外れたスミス・ロウ、ニコラ・ペペ、ブカヨ・サカでしょう。私が注目しているのは、ニコラ・ペペです。2019年の夏に7200万ポンドという高額の移籍金でガナーズに加わったウインガーは、未だプレミアリーグにフィットしきれていないように見えます。
入団初年度は、プレミアリーグ31試合5ゴール6アシストというもの足りないスタッツで終了。今季も前半戦で2ゴールしか決められず、チームが不振に陥った理由のひとつとなってしまいました。ここまでのスタッツは、プレミアリーグ26試合5ゴール1アシスト、39本のシュートと15本のオンターゲット。ドリブル成功21回、キーパス11本、ビッグチャンスクリエイト1回、クロス成功7本といった数字は、すべてブカヨ・サカを下回っています。唯一リーグのTOP20に入っているのは、Hit Woodwork(シュートがポストやバーに当たること)3本で、移籍金にふさわしいパフォーマンスとはいえません。
フィジカルに長けたDFが多いイングランドのクラブが相手となると、得意のドリブルを封じられる試合が多いのですが、舞台がヨーロッパリーグとなるとパフォーマンスは一変します。12試合6ゴール4アシスト、準々決勝のスラヴィア・プラハ戦から3試合連続ゴール。得点ランキングは7ゴールのヤジッチ、ピッツィ、マジョラルに1差の4位で、アシストランキングも5本を決めているチュクウェゼ、ガレーノ、モレノに次ぐ4位。シュート29本は3位で、ビッグチャンスクリエイト7回は1位です。ゴール&アシスト10本も大会No.1で、残り2試合で活躍すれば2部門とも1位になる可能性があります。
先発した9試合のうちゴールもアシストもなかったのは、左サイドに配されたラピッド・ウィーン戦と、初戦の2点のアドバンテージを守る戦い方に終始したオリンピアコス戦のみ。いずれもホームゲームなのは気になるところですが、カットインを狙いやすい右サイドをまかせれば、真価を発揮してくれるのではないでしょうか。「彼の性格を知らなかった。時間と忍耐が必要だ。リーグを知っていて、適応する必要がない選手がほしかった」。本日の決戦は、「ニコラ・ペペよりもウィルフリード・ザハを迎え入れたかった」と2年前を振り返ったウナイ・エメリを沈黙させるチャンスです。
ノースロンドンダービーを制してから、エミレーツで2分3敗と絶不調なのは懸念材料ですが、終盤戦に強いエースと欧州で別人になるウインガーがやってくれると信じましょう。最初のミッションは序盤の不用意な失点回避、2つめはエースとウインガーが前を向けるボールを入れて先制ゴールです。必勝のゲームのキックオフは、日本時間の5月7日4時。今から楽しみです。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
コメントを残す