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1位メンディ、2位ラムズデール…プレミアリーグのGKセーブ率ランキングをチェック!

「ラムズデールがアーセナルに加わって以来、アーセナルよりも失点が少ないチームはない」「ラムズデールがノリッジ戦で今季最初のプレミアリーグを戦うまで、アーセナルよりも失点が多かったクラブはない」

いずれも事実ではあるのですが、冨安健洋とガブリエウが不在だった最終ラインの後方をカバーしたベルント・レノには、同情を禁じえません。アーセナルのGKについてレポートした「フットボール・ロンドン」のベイリー・ケフ記者の表現はわかりやすく、かつ残酷です。

さて、今季プレミアリーグのセーブ率ランキングでTOPに立っているGKは誰でしょうか。2020-21シーズンのTOP5は、ニック・ポープ、エミリアーノ・マルティネス、ウーゴ・ロリス、イラン・メリエ、エデルソン。新シーズンは序盤の7試合を終えたばかりで、数字が落ち着くまでもうしばらく時間が必要ですが、前シーズンとはまったく違う顔ぶれになっています。

1位は昨季のUEFA最優秀GK、エドゥアール・メンディ。トッテナム戦を除く6試合でゴールマウスまかされた守護神は、20本のオンターゲットのうち19本をストップしています。失点はわずか2で、ひとつはサラーのペナルティ。オープンプレーで決められたのは、ジョルジーニョにヒットしてコースが変わったガブリエウ・ジェズスの1発のみです。開幕してからまだ2ヵ月とはいえ、セーブ率95%は簡単に出せるスタッツではありません。

4節からの4試合で2位に食い込んだのが、アーロン・ラムズデール。ノリッジ、バーンリー、ブライトンを完封した新守護神は、10本中9本をセーブしています。唯一の失点は、フリーで打たれたソン・フンミンの一撃。23歳のイングランド代表は、グローブに当てながらも外に弾き出すには至りませんでした。セーブ率90%で上から2番めのラムズデールに対して、オンターゲット18本のうち半分が失点となったレノは50%で下から2番め。不運なドイツ代表は、冬にドイツに戻るかもしれません。

3位はウルヴスのニューフェイス、ジョゼ・サで84.0%。4位は81.3%を記録しているブライトンのロベルト・サンチェスで、イングランド代表の正GKジョーダン・ピックフォードが78.3%で5位に着けています。デ・ヘアは8位、ロリスは9位、アリソンは12位で、エデルソンは20位。62.5%に留まっているマン・シティのワールドクラスは、ジョン・ストーンズが復帰すれば数字を上げてくるでしょう。

「フットボール・ロンドン」の記者は、移籍金2400万ポンドは高すぎると批判されたガナーズのGKについて、「トップレベルで戦えるクオリティを示している」と絶賛。アルテタ監督は、「彼のパフォーマンスとチームへの貢献にはとても満足している。チームが失点しにくくなった理由のひとつでもある」と評価しています。

今季プレミアリーグのゴールデングローブは、メンディ、アリソン、エデルソン、ラムズデールの争いになるのではないでしょうか。試合を引き締めてくれる守護神たちのパフォーマンスにも注目したいと思います。


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“1位メンディ、2位ラムズデール…プレミアリーグのGKセーブ率ランキングをチェック!” への1件のコメント

  1. カユウ より:

    ゴールキーパーの指標に関しては別のデータがあれば是非紹介して欲しいです!
    セーブ率だとどうしても、可能性のないロングシュートも1対1の決定機でのシュートも同じ1本になってしまいますので、どうしても参考にしづらいですよね。

    もちろんメンディもラムズデールも素晴らしいキーパーではあると思います。

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