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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

最大のサプライズは…!? プレミアリーグ2021-22シーズンの新戦力の活躍をチェック!

プレミアリーグは8戦4ゴール1アシスト、CLは4戦連続の5ゴール。プレスに参加しないという批判があるクリスティアーノ・ロナウドですが、欧州でこれだけ決めているストライカーを「獲得しなければよかった」とまではいえません。2021年の夏は、ジャック・グリーリッシュが移籍金のプレミアリーグレコードを更新するなど、派手な補強が話題になりました。ファンの期待感を高めた新戦力たちは、明暗分かれる船出となっています。

ビッグネームをかき集めたマンチェスター・ユナイテッドを見ると、最終ラインを安定させてくれるラファエル・ヴァランはまずまずながら、現在は負傷離脱中。CR7が得点力を発揮している一方で、ジェイドン・サンチョは13試合でゴールもアシストもゼロと苦しんでいます。

チェルシーの2人も好対照です。ロメウ・ルカクは公式戦11試合4ゴールで、今後に期待を抱かせるスタート。対してサウール・ニゲスはデビュー戦の失敗以降、プレミアリーグの出場時間はニューカッスル戦の2分のみです。リヴァプールのイブラヒマ・コナテは3試合出場と慣らし運転中。1億ポンドでヴィラからマン・シティに移ったグリーリッシュは、15試合2ゴール3アシストという数字こそ微妙ながら、左サイドで脅威になっています。

ノースロンドン勢は、アーセナルが大当たりでトッテナムはコンテ次第。ラムズデール、冨安健洋、ベン・ホワイト、ヌーノ・タヴァレスの加入で守備が堅牢になったガナーズは、中盤のサンビ・ロコンガもプレミアリーグ10試合出場と早期にフィットしています。片やスパーズは、ブライアン・ヒルが途中出場のみの5試合。エメルソン・ロイヤルとクリスティアン・ロメロは最終ラインに定着しているものの、4節以降は8試合16失点と守備力が高まったとはいえません。

さて、今季プレミアリーグの新戦力から「サプライズTOP5」を選んでみましょう。クリスタル・パレスの中盤を仕切るコナー・ギャラガー、セインツでいきなりレギュラーに定着した18歳のティノ・リヴラメント、バーンリーで6戦4発と孤軍奮闘のマクスウェル・コルネ、ブライトンの左からのアタックを強化したマルク・ククレジャ、イングランドでは無名だった冨安健洋でいかがでしょうか。

次点を挙げるとすれば、プレミアリーグデビュー戦ゴールを含む8戦4発という数字を残しているウルヴスのファン・ヒチャンと、ウェストハムの最終ラインを落ち着かせているクル・ズマです。特別賞として、エヴァートンの両サイドからトータル6ゴールをゲットしているタウンゼント&デマライ・グレイを「2人合わせて移籍金160万ポンドコンビ」としてリスペクトしたいと思います。

サプライズNo.1を選ぶとすれば、21歳ながら10試合4ゴール2アシストのコナー・ギャラガーです。リヴラメントともども、チェルシーユース恐るべし。一方、今のところ成果を出せていない選手のなかから「今後に期待」を選ぶなら、レスターのパトソン・ダカ、ヴィラのエミリアーノ・ブエンディア、リーズに移籍したダニエル・ジェームズです。クリスタル・パレスで8戦3発のオドソンヌ・エドワールも、まだまだ真価を発揮できていないのではないでしょうか。そしてもうひとり、ジェイドン・サンチョ…!

以上、プレミアリーグ2021-22の新戦力をチェックしてみました。ギャラガーの活躍を上回る最大のサプライズは、「アーセナルの新戦力が全員活躍している!」。ヴェンゲル退任以降に獲得したルーカス・トレイラ、パパスタソプーロス、グエンドゥジ、ダヴィド・ルイス、ウィリアン、セドリク・ソアレス、ルナルソンあたりをまとめて忘れられそうな勢いですね。エドゥTD&アルテタ監督は、リーダーシップや協調性、気持ちの強さなど人間力重視の補強をしているのだと思われます。

こうして並べてみると、今後が楽しみな選手ばかりです。引き続き、彼らのパフォーマンスを存分に堪能させていただきましょう。がんばれ、サンチョ!


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