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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ギャラガー、リヴラメント、冨安健洋…現地メディアの記者が絶賛する6人の「最優秀新戦力候補」!

「Premier League signing of the season so far」。今季プレミアリーグで、最も素晴らしい新戦力は誰なのかという見出しを目にすると、ワクワクしますよね!2021年は、冨安健洋のデビューイヤー。「スカイスポーツ」の記者が選んだ注目選手のなかに、アーセナルの右サイドを落ち着かせたフルバックが入っているかどうかが、最初のチェックポイントです。とはいえここは、はやる気持ちを抑えて、記事を上から読んでいくこととしましょう。

ニック・ライト記者はアーロン・ラムズデール、シャルロッテ・マーシュ記者はコナー・ギャラガー。いやー、わかります。彼らは、プレミアリーグ2021-22シーズンの最優秀補強選手の本命と対抗に推されるべき2トップ。入団当初は、「3000万ポンドは高すぎる」とディスられたガナーズの守護神は、チームに合流するやいなやベルント・レノからポジションを奪取し、アルテタの堅守のシンボルとなりました。

プレミアリーグの直近15試合で8回のクリーンシートは53.3%で、58.8%のエデルソンに次ぐ2位。セーブ率81.3%は、ジョゼ・サ、メンディに続く3位です。「アーセナルが必要としていたものをもたらしてくれた」と評したニック・ライト記者は、「10月のレスター戦でジェームズ・マディソンをアクロバティックに止めたようなセンセーショナルなセーブがあり、目がくらむようなパスもあった」「アーセナルのビルドアッププレーを一変させた」と激賞しています。

クリスタル・パレスでプレミアリーグ16試合6ゴール3アシストのコナー・ギャラガーも、新戦力のなかではMVPクラスのパフォーマンスです。ゴールとアシストだけでなく、オンターゲット14本、キーパス29本、ビッグチャンスクリエイト5回、クロス成功25本はすべてチームNo.1。デュエル103勝、タックル44回、リカバー99回、ドリブル成功22回が2位というオールラウンダーです。

「彼は文字通り、常にどこにでもいる。中盤に若さと創造性を求めていたクリスタル・パレスにとっては、完璧な存在といえるだろう。21歳の無限のエネルギーは、対戦相手にしてみれば悪夢としかいいようがない」。ひたすらほめちぎったシャルロッテ・マーシュ記者は、若い世代のなかで最高のMFになれる資質があると主張しています。

さて、みなさん、お待たせしました。タケヒロ・トミヤスは、3人めです。「これまでのガナーズのパフォーマンスは、ミケル・アルテタとチームにとってとてもいいウィンドウだったことを示している。それを象徴するようなサインが冨安健洋だ」とレポートしているのはオリヴァー・イェウ記者。高評価のポイントは、「フィジカルで飾り気のないスタイル、プレッシャーの下で発揮される判断力、空中戦での能力」です。

「デッドラインデーに1980万ポンドでノースロンドンに移籍した日本代表は、当初は疑問視されていたが、クラブに到着してからほとんど足を踏み外すことがなかった」「開幕3連敗だったアーセナルで、彼のパフォーマンスは際立っていた」と絶賛した記者は、「ベン・ホワイトのプレイを向上させているのは冨安だ」というガリー・ネビルの言葉も紹介しています。

ピーター・スミス記者が推したのは、ワトフォードで孤軍奮闘のエマニュエル・デニスです。プレミアリーグで15試合7発5アシスト。12回も直接ゴールに絡んでおり、これを超える数字を残しているのはモー・サラーだけです。移籍金350万ポンドの掘り出し物について、スミス記者は「賢いスカウティングとバーゲンバイが実を結んだ例」と評価しています。

お値段を話題にするなら、サウサンプトンでいきなりレギュラーポジションを奪取した19歳のティノ・リヴラメントもお買い得でした。セインツがチェルシーに払ったのは500万ポンド。プレミアリーグのDFだけを集めたランキングで、ファール獲得1位、デュエル勝利は3位、ドリブル数2位、リカバリー2位、ポゼッション獲得数で2位というスタッツを記録しています。

ジェラルド・ブランド記者は、「チェルシーが、逸材を安く手離したように見えるかもしれない。しかし、リヴラメントには3800万ポンドの買い戻し条項があると報じられており、こちらもお得な値段に感じられる」とコメント。リース・ジェームズとポジションを争うという恐怖のバトルは実現するのでしょうか。

最後に紹介するのは、アダム・ベイト記者が「驚異的」と表現するウルヴスの守護神です。ルイ・パトリシオの後釜としてオリンピアコスからやってきたジョゼ・サは、セーブ率85.1%でTOPに立っているだけでなく、サウサンプトン戦でラウール・ヒメネスの決勝点をアシストするなど、チャンスメイクにおいてもNo.1のGKです。

ボックスを飛び出しでボールを処理するスウィーピングも、ロリス、アリソンと並んでTOP。ハイラインをキープできるウルヴスは、わずか14失点とリーグ3位の堅守を誇っています。以上、「最優秀新戦力」の候補となる6人を紹介しました。私のMVPはギャラガー、次点はジョゼ・サ、特別賞に冨安健洋といったところですが、みなさんはいかがですか?(コナー・ギャラガー 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London)


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