イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

得点力が課題のアーセナル。プレミアリーグで未だノーゴールのウインガー復活を期待!

プレミアリーグ22試合12勝3分7敗。6年ぶりのTOP4フィニッシュをめざすアーセナルが好ポジションをキープしています。2ポイント差の4位ウェストハムは、3試合多く消化しており、5位マンチェスター・ユナイテッドとは1ポイント差。ボトム10のクラブ相手に苦戦続きのマン・ユナイテッドは、消化試合が2試合多く、チャンピオンズリーグとプレミアリーグを両立させなければなりません。

残り試合は16。プレミアリーグに集中できるガナーズが有利に見えますが、彼らにも大きな懸念材料があります。ビッグ6との対戦が3試合も延期になっていること。1月のノースロンドンダービーは、コロナウイルスの感染拡大による戦力不足でスキップ。クラブワールドカップと重なったチェルシー戦と、カラバオカップ決勝をかぶせられたリヴァプール戦も仕切り直しになっています。

チャンピオンズリーグとFAカップを戦っているレッズ、ブルーズとの激突は、4月以降に組まれるでしょう。アルテタ監督と選手たちは、それまでに貯金を作っておかなければなりません。3月までの5試合は、ブレントフォード、ウルヴス、ワトフォード、レスター、アストン・ヴィラ。CL出場権が視界に入っている堅守ウルヴスと、コウチーニョが大暴れのヴィラは要注意です。

自チームに目を向けると、現在の最大の課題は得点力です。2022年の公式戦6試合で、たったの2ゴール。ウルヴス戦のガブリエウはCKの混戦からのゴールで、相手の守備を崩したといえるのはマンチェスター・シティ戦のサカの先制点だけです。ウーデゴーアとラカゼットが近くにいない時間帯が長く、ストライカーは孤立しがち。サイドで勝っても中央が薄いシーンが多いのも気になります。

ガナーズのアタックを活性化するためには、今季プレミアリーグで未だノーゴールのエンケティア&ニコラ・ペペをオプションとして機能させたいところです。とりわけ復活を期待したいのは、個人技で世界を変えられるニコラ・ペペ。「ミラー」と「フットボールロンドン」は売却候補と報じていますが、昨季の公式戦で47試合16ゴール5アシストのウインガーは、活かす術があるのではないかと思います。

今のアーセナルは、冨安健洋が右のCB、ティアニーとサカがWBに入る3-4-3がうまくはまりそうですが、アルテタ監督は最終ラインの並びは動かさないでしょう。ならば、4-4-2でラカゼットとコンビ。あるいは偽9番。右サイドでは、守備がウイークポイントになりがちなニコラ・ペペに、ドリブルとシュート力が活きるポジションを与えられれば、得点力を高められるのではないでしょうか。

冬のマーケットでオーバメヤン、コラシナツ、チャンバースを手離し、パブロ・マリ、バログン、メートランド=ナイルズをローン移籍させたガナーズは、くすぶっている選手がいてはいけないソリッドなスカッドになっています。今季プレミアリーグで9試合ノーゴールながら、キーパス11本とドリブル成功13回を記録しているニコラ・ペペは、ゴールの感触を思い出すことができるでしょうか。スパーズ、レッズ、ブルーズと当たる前に手応えをつかめるといいのですが…。


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