ジョン・テリーが今季限りの退団を発表!世代交代のチェルシーにとって重要な、来季の欧州への道
「童話のエンディングにするつもりはない。チェルシーで引退するつもりもない。プレミアリーグのクラブでプレイしたりはしない。次は別の国になるだろう。いつか、チェルシーサポーターのひとりとして、子供を連れてここに戻ってきたい」(ジョン・テリー)
マンチェスター・ユナイテッドを退団するとき、「プロ生活を始めたときに監督だったハリー・レドナップと再びともに戦い、おとぎ話のような終わりを迎える」と語った代表チームの元相棒、リオ・ファーディナンドとは好対照です。プレミアリーグ優勝4回、FAカップ優勝5回、キャピタルワンカップを制すること3回という実績は素晴らしいのですが、2011-12シーズンのチャンピオンズリーグ優勝時に決勝戦を出場停止で失ったテリーは、その4年前、雨のモスクワでファン・デル・サール相手にPKを失敗したリベンジを果たしたかったでしょう。2012-13シーズンにチェルシーがヨーロッパリーグを制した際も、ベンフィカとのファイナルは足首の負傷で欠場。その前年のクラブワールドカップでは膝を痛めてメンバーから外れており、クラブはコリンチャンスに敗れて世界一を逃しています。「決勝に縁がない男」は、チェルシーでの最後のチャンスを活かすことができるでしょうか。プレミアリーグ13位に沈むチームにとって、今季のパリ・サンジェルマンとの因縁の対決は、過去2回にもまして厳しい戦いとなりそうですが…。
感傷的になるのは、すべての大会が終わってからでいいでしょう。私は、チェルシーの最終ラインが無事に世代交代を終えられるのかが気になります。今月32歳になるイヴァノヴィッチ、30歳のケーヒルとも、活躍できる期間はそう長くはないでしょう。ケーヒルは、ヒディンク監督の起用法によっては、テリーと同時に夏に新天地を求めるかもしれません。次世代を担うのは、ズマ、ミアズガ、クリステンセン…そこにジョン・ストーンズも加わるのでしょうか。
新しい選手の確保を考えると、来季の欧州へのチケットが手に入るかどうかは、今まで以上に重要なことのように思えます。最短距離は、マンチェスター・シティさえ倒せば頂上が視界に入ってくるFAカップか。プレッシャーのなかで、焦る素振りを見せずに悠然と戦っているヒディンク監督は、モウリーニョさんの後任としてうってつけの人物だと感心するとともに、期中の監督解任時に後任がすべて何らかの結果を出しているチェルシーは、それはそれで天晴れだなと思います。チャンピオンズリーグ準優勝、FAカップ優勝、チャンピオンズリーグ優勝、ヨーロッパリーグ優勝ですからね…。さあ、今季は⁉(ジョン・テリー 写真著作者/CFCUnofficial )
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更新ご苦労様です。
ついにこのレジェンドも去る時が来ましたね。レッズファンの私でも彼のDFリーダーとしての動きには感服してました。モスクワでのCL決勝の涙のPKは忘れられない出来事ですね。レッズがジェラードショックから立ち直るのに時間がかかっておりますが、チェルシーもその過程を辿ってしまうのでしょうか、、、。そんな事はないかな、、、と、色々な思いが交錯しますね。
更新お疲れ様です。
ついにテリーもプレミアからいなくなってしまうのですね。昨年のジェラードの退団発表も同じような時期でした。レッズはそれがいい方に向かずに、彼とのお別れモードでロジャースも選手達も、ジェラード本人ま気張ってしまったのかシーズン終盤はとても残念な結果になってしまいました。チェルシーには上がってきた調子をどうかそのまま維持してほしいところです。
ワンクラブマンとしてチェルシーでキャリアを終えてほしかった気持ちもありますが、ジェラードは移籍後「フットボールについて自分はほとんどのことを知っていると思っていたが、ほんの一部しか知らないことに気づいた。毎日が新しい発見があり、とても充実している。」といった発言をしており、ひとつのクラブしか知らない選手が違うクラブにいくのは、本人にとってはとてもワクワクするものなんだと思います。
管理人様のおっしゃる通り感傷的になるのはまだ早いですね。とりあえず残りの数ヶ月のスタンフォードブリッジでの彼をしっかり目に焼き付けたいと思います。
レジェンド・テリーについては寂しい限りですね。長く一つのチームに身を捧げる選手には、チーム関係なくリスペクトです。レジェンドといえばヴィディッチの件も、可能であれば記事にしてもらえると嬉しいです。