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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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これはお買い得!? トッテナムがブラジル代表MFのパウリーニョと契約間近

コンフェデレーションズカップの日本VSブラジルを観た方には、「ブラジルの2点めを決めた、あの選手です」という説明が手っ取り早いですね。昨年の、FIFAクラブワールドカップ2012で優勝したコリンチャンスの中心メンバーで、決勝戦にも出場しておりました。ブラジル代表のボランチ、パウリーニョ。得点力のある24歳のセンターMF獲得に名乗りをあげているといわれていたのは、インテル、ローマ、そしてトッテナム。契約解除に際しては1500万ユーロ(約19億3500万円)~1700万ユーロの違約金が発生するといわれていた選手ですが、トッテナムがこの争奪戦を制し、1800万ユーロ(約23億2000万円)で獲得間近だと伝えられています。

昨季、多くの若手選手を獲得し、モデルチェンジを果たしたトッテナムは、このオフは静かです。大きな金額が動くベイルの去就が決まらないと動きづらいという状況もあるのではないかと思われます。しかしそれでも、パーカーが33歳となり、昨季はサンドロの負傷でやりくりに苦労したセンターMFは懸案事項だったので、このポジションだけはと優先順位を上げて補強の話を進めていたのでしょう。ファン・デル・ファールト(獲得時約11億円)やモドリッチ(こちらはクラブ史上最高額の約37億6000万円)のときも感じましたが、このクラブは「実力の割に移籍金がリーズナブルな選手」を獲ってくるのがうまいですね。しかも、貢献度の高かった上記ふたりとも、手放したときは獲ったときより高く売り抜けています。今回も、お買い得の匂いが漂ってきますね。ジェラードやランパード、スコールズ、セスクなどの先輩たちがいますが、パウリーニョのような「守備ができて得点力のある真ん中の選手」はプレミアリーグ向きです。新シーズンは、サンドロとのブラジルコンビでトッテナムの中盤に安定をもたらすのではないでしょうか。

チームの幹部が「交渉は順調」と認めており、ブラジルとイギリス双方のメディアが「公式発表間近」と報じているので、どんでん返しはないはずですが、移籍話は常に水物。「インテルが事前契約済み」と語った人物がいるなどという怪しい情報もあり、最近はスペインの「マルカ」が「レアル・マドリードが争奪戦参入」と煽っています。若くてスマートでリッチなヴィラス・ボアス監督が嫌い(理由のほぼすべてがただのやっかみです)で、相方がグーナーである私としては、ノースロンドンのライバルが強くなりすぎるのは考えものなのですが、プレミアリーグを愛する者として、パウリーニョがロンドンでプレイする姿を観たいと切に願っています。最後にレアル・マドリードのペレス会長にひとこと。スアレスとベイルを獲るんじゃないんですか?このうえパウリーニョもほしいなんて…たいがいにせえよ。(写真著作者/visualkreator)

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