2023.09.13 選手トピックス
トッテナム、ウェストハム、ブライトン…エースを失っても好調の3チームの新たなキーマンに注目!
ペップは4連勝、アルテタは3勝1分。昨季の2強が順調に立ち上がったプレミアリーグ2023-24シーズンは、マン・ユナイテッドとチェルシーがボトム10に沈む一方で、大黒柱を抜かれたクラブが予想外のロケットスタートを決めています。
ハリー・ケインをバイエルンに持っていかれたトッテナム、デクラン・ライスが抜けたウェストハム、マック・アリスターとカイセドをダブルで失ったブライトン。ポステコグルーの新生スパーズと中盤を強化したハマーズは、アーセナルやリヴァプールと並ぶ3勝1分。彼らを1ポイント差で追うブライトンは、シュート数82本と12ゴールがリーグNo.1です。
本日は、素晴らしいパフォーマンスを続ける3チームから、躍進のキーマンを紹介しましょう。絶対的エースの退団で得点力が落ちると思われたスパーズは、マン・シティと並ぶ11ゴールをゲット。ハリー・ケインの後を継ぐリシャルリソンが絶不調のチームが、4戦連続で複数ゴールを記録するとは思いませんでした。
注目すべきはレスターから移籍したジェームズ・マディソンと、ホイビュルクを押しのけて中盤の軸となったイヴ・ビスマです。開幕節のブレントフォード戦の11分に、FKをロメロの頭に合わせたジェームズ・マディソンは、前半終了間際にエメルソンにミドルを打たせて2アシスト。ボーンマス戦ではパペ・マタル・サールのスルーパスで抜け出し、移籍後初ゴールを決めています。
最初の4試合で2ゴール2アシスト。「WhoScored」のレーティングは8.08で、文句なしのリーグTOPです。イングランド代表のガレス・サウスゲート監督が、ユーロ予選のウクライナ戦でラシュフォードやフォーデンをベンチに置いて、左ウイングに抜擢した気持ちはよくわかります(うまくいったかどうかは別として)。
新たな10番の後ろで中盤を仕切るイヴ・ビスマは、インターセプト11回が今季リーグ1位、タックル成功16回は3位。パス成功率も90.7%と高く、今やスパーズのハブとして欠かせないパーツです。ヴィカーリオ、マノー・ソロモン、ウドジェ、ファン・デ・フェンら新戦力が機能しているチームは、リシャルリソンとブレナン・ジョンソンがはまればやっかいな存在になりそうです。
スパーズとともに10ポイントのハマーズは、チェルシーとブライトンを撃破して3連勝。ライス資金を得たクラブは、エドソン・アルバレス、クドゥス、ウォード=プラウズ、マヴロパノスとハイレベルな即戦力を手に入れています。序盤戦のキーマンは、プレースキックのスペシャリスト、ジェームズ・ウォード=プラウズ。チェルシー戦の2アシストは、最高の自己紹介でした。
7分のCKをアゲールの頭に合わせると、53分にはラインの裏に完璧なラストパスを通し、マイケル・アントニオの決勝ゴールを生み出しました。豊富な運動量も強みのひとつで、ブライトン戦の19分に自陣でパスを出すと、一気にゴール前にスプリント。マイケル・アントニオのパスを活かして先制点をゲットし、敵地での完勝の立役者となりました。
ハマーズの中盤といえば、4戦1ゴール1アシストのルーカス・パケタも好調で、リーグTOPのタックル成功数18回と守備でも貢献しています。アヤックスから来たクドゥス&エドソン・アルバレスが早期に本領を発揮してくれれば、チャンピオンズリーグの出場権を争うシーズンになるのではないでしょうか。
ロンドンの2チームを1ポイント差で追うブライトンは、カイセドとマック・アリスターの穴をビリー・ギルモアとパスカル・グロスで埋めています。最初の4試合のMVPを問うと、ハットトリックのエヴァン・ファーガソンや1ゴール3アシストの三笘薫の名前が挙がりそうですが、ルイス・ダンクやパスカル・グロスを指名するコアなサポーターもいるはずです。
デ・ゼルビがやってきた1年前、革命的な戦術を叩き込まれた混乱の時期を「みな殺しの2週間(carnage two weeks)」と表現したルイス・ダンクは、独特なビルドアップのキーマンです。相手のプレスをわざわざ引き付け、その裏でフリーになった選手に預ける戦い方は、リーグ3位のパス本数408本を積み上げている彼なしでは成立しないでしょう。
パスカル・グロスの300本は、ロドリとエンソ・フェルナンデスに次ぐMFの3位。1試合あたりのキーパス4本は、堂々のリーグ1位です。カイセドとマック・アリスターの仕事をシャッフルし、両方ともこなしてしまうベテランのパフォーマンスは、コンビを組むビリー・ギルモアがフリーになるシーンを増やしています。
以上、好調キープのスパーズ、ハマーズ、シーガルズのキーマンを紹介しました。何しろ地味な選手ばかりで、3チームのサポーター以外の方は見る機会はないかもしれませんが、応援するチームとのゲームで見かけたら、気にしていただければと思います。
ハリー・ケインをバイエルンに持っていかれたトッテナム、デクラン・ライスが抜けたウェストハム、マック・アリスターとカイセドをダブルで失ったブライトン。ポステコグルーの新生スパーズと中盤を強化したハマーズは、アーセナルやリヴァプールと並ぶ3勝1分。彼らを1ポイント差で追うブライトンは、シュート数82本と12ゴールがリーグNo.1です。
本日は、素晴らしいパフォーマンスを続ける3チームから、躍進のキーマンを紹介しましょう。絶対的エースの退団で得点力が落ちると思われたスパーズは、マン・シティと並ぶ11ゴールをゲット。ハリー・ケインの後を継ぐリシャルリソンが絶不調のチームが、4戦連続で複数ゴールを記録するとは思いませんでした。
注目すべきはレスターから移籍したジェームズ・マディソンと、ホイビュルクを押しのけて中盤の軸となったイヴ・ビスマです。開幕節のブレントフォード戦の11分に、FKをロメロの頭に合わせたジェームズ・マディソンは、前半終了間際にエメルソンにミドルを打たせて2アシスト。ボーンマス戦ではパペ・マタル・サールのスルーパスで抜け出し、移籍後初ゴールを決めています。
最初の4試合で2ゴール2アシスト。「WhoScored」のレーティングは8.08で、文句なしのリーグTOPです。イングランド代表のガレス・サウスゲート監督が、ユーロ予選のウクライナ戦でラシュフォードやフォーデンをベンチに置いて、左ウイングに抜擢した気持ちはよくわかります(うまくいったかどうかは別として)。
新たな10番の後ろで中盤を仕切るイヴ・ビスマは、インターセプト11回が今季リーグ1位、タックル成功16回は3位。パス成功率も90.7%と高く、今やスパーズのハブとして欠かせないパーツです。ヴィカーリオ、マノー・ソロモン、ウドジェ、ファン・デ・フェンら新戦力が機能しているチームは、リシャルリソンとブレナン・ジョンソンがはまればやっかいな存在になりそうです。
スパーズとともに10ポイントのハマーズは、チェルシーとブライトンを撃破して3連勝。ライス資金を得たクラブは、エドソン・アルバレス、クドゥス、ウォード=プラウズ、マヴロパノスとハイレベルな即戦力を手に入れています。序盤戦のキーマンは、プレースキックのスペシャリスト、ジェームズ・ウォード=プラウズ。チェルシー戦の2アシストは、最高の自己紹介でした。
7分のCKをアゲールの頭に合わせると、53分にはラインの裏に完璧なラストパスを通し、マイケル・アントニオの決勝ゴールを生み出しました。豊富な運動量も強みのひとつで、ブライトン戦の19分に自陣でパスを出すと、一気にゴール前にスプリント。マイケル・アントニオのパスを活かして先制点をゲットし、敵地での完勝の立役者となりました。
ハマーズの中盤といえば、4戦1ゴール1アシストのルーカス・パケタも好調で、リーグTOPのタックル成功数18回と守備でも貢献しています。アヤックスから来たクドゥス&エドソン・アルバレスが早期に本領を発揮してくれれば、チャンピオンズリーグの出場権を争うシーズンになるのではないでしょうか。
ロンドンの2チームを1ポイント差で追うブライトンは、カイセドとマック・アリスターの穴をビリー・ギルモアとパスカル・グロスで埋めています。最初の4試合のMVPを問うと、ハットトリックのエヴァン・ファーガソンや1ゴール3アシストの三笘薫の名前が挙がりそうですが、ルイス・ダンクやパスカル・グロスを指名するコアなサポーターもいるはずです。
デ・ゼルビがやってきた1年前、革命的な戦術を叩き込まれた混乱の時期を「みな殺しの2週間(carnage two weeks)」と表現したルイス・ダンクは、独特なビルドアップのキーマンです。相手のプレスをわざわざ引き付け、その裏でフリーになった選手に預ける戦い方は、リーグ3位のパス本数408本を積み上げている彼なしでは成立しないでしょう。
パスカル・グロスの300本は、ロドリとエンソ・フェルナンデスに次ぐMFの3位。1試合あたりのキーパス4本は、堂々のリーグ1位です。カイセドとマック・アリスターの仕事をシャッフルし、両方ともこなしてしまうベテランのパフォーマンスは、コンビを組むビリー・ギルモアがフリーになるシーンを増やしています。
以上、好調キープのスパーズ、ハマーズ、シーガルズのキーマンを紹介しました。何しろ地味な選手ばかりで、3チームのサポーター以外の方は見る機会はないかもしれませんが、応援するチームとのゲームで見かけたら、気にしていただければと思います。
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