2023.10.20 選手トピックス
バルサ移籍、マンチェスター争奪戦、著書紹介…三笘薫に関するマニアックな記事を集めてみました。
最前線にスコティッシュ・プレミアシップ得点王の古橋亨梧、右サイドには9月のラ・リーガ月間最優秀選手の久保建英。左はプレミアリーグの8月の月間最優秀ゴールを獲得した三笘薫、セカンドストライカーは8月のリーグアン月間最優秀選手を受賞した南野拓実…。
日本代表の前線が凄いことになっています。欧州で個人タイトルやアワードを獲得したタレントが4人。後方に目を向けると、リヴァプールに加わった遠藤航や、プレミアリーグで優勝を争うアーセナルで主力として活躍する冨安健洋がいます。セリエAに昇格したばかりだったペルージャに中田英寿が入団しただけで騒がれた25年前からすると、夢を見ているようです(涙)。
2023-24シーズンのフレンドリーマッチは6戦全勝。ペルー、ドイツ、トルコを撃破した日本代表は、1試合平均4ゴールという快進撃を続けており、海外のサッカーファンから「2026年のワールドカップの優勝候補」とまでいわれています。「transfermarkt」が発表した日本人の市場価値ランキングを見ると、TOPに推されているのは久保建英と三笘薫で、5000万ユーロだそうです。
レアル・ソシエダで公式戦10試合5ゴール2アシストの久保も、もちろん素晴らしいのですが、プレミアリーグファンとしては、どうしてもブライトンのウインガーに目がいってしまいます。11試合3ゴール4アシストの三笘薫は、今季のプレミアリーグとヨーロッパリーグでどんな足跡を残すのか。そして来季は、どこでプレイするのか…。
今回は、ビッグクラブへの移籍が取り沙汰されている三笘薫に関するマニアックな記事を集めてみました。まずは、バルサ移籍の可能性を報じた「ザ・サン」から。「ブライトンのスター、三笘薫がチャンピオンズリーグの強豪を誘惑し、人生を変える移籍を望んでいる」という見出しを付けたコスタス・リアノス記者のコラムには、事実がひとつも書かれていません。
「バルサのスカウトやスタッフが、補強ターゲットのなかで最も驚嘆しているのは日本代表選手だ」「ラフィーニャ、フェラン・トーレス、ラミネ・ヤマルなど、右サイドには選択肢があるが左サイドはファイアーパワーが乏しい。彼らはミトマがその答えだと確信している」
ゴシップといえども、フツーは何らかの動向や根拠、数字を添えてぶち上げるものです。しかしこちらは、「バルサがミトマをスゲーと思ってるみたい。あとはスペインのメディアを読んでね!」というだけのポップな記事です。インターナショナルブレイクはネタ枯れの季節。「何でもいいから書け」といわれて慌てて配信したのでしょうか?
10月になってから増えているのは、「三笘薫の獲得を巡ってマンチェスターダービーが勃発」という話です。そのなかで最も穿った見方をしているのは「football365」のイアン・ワトソン記者で、「ブライトンはブライトンだ。カイセドを狙うリヴァプールとチェルシーが促されたように、シティやユナイテッドがばかげたことをしない限り、売らないだろう」といっています。
この一文のキモは、「Brighton being Brighton」というひとことでしょう。つまり言い換えると、「プレミアリーグレコードでカイセドを売ったブライトンが三笘との契約を延長するのは、マンチェスターにおける争奪戦の額を吊り上げ、最高値で売るため」となります。ブライトンにしてみれば、7300万ポンドで獲ったサンチョを手離そうとしているクラブと、グリーリッシュに1億ポンドを積んだクラブの戦いは大歓迎でしょう。とはいえ、これもまた記者の推測100%です。
最後に紹介するのは、「裏を取っていない情報は流さない」と公言している「アスレティック」のマジなレポートです。「Understanding how Brighton’s Kaoru Mitoma approaches football through his new book(ブライトンの三笘薫の新たな著書からフットボールに取り組む姿勢を理解する)」と題された記事には、本の表紙がデカデカと掲載されています。
「夏に母国で出版され、すぐにベストセラーになった本の中で、成功の秘密を明かしている」という書き出しの後は、発行した双葉社が7万5000部突破と煽っている「VISION 夢を叶える逆算思考」のダイジェスト。考え方、大学時代の研究、トレーニング、コミュニケーション、食事と試合前の準備など、ミトマニアなら垂涎のネタが並んでいます。
「三笘は、注意深く耳を傾けて話を聞いたうえで、自らの意見を主張することが言葉の壁を乗り越える鍵だと語っている。チームメイトとのコミュニケーションには強い意見が必要と信じており、安易に謝るのは間違いを認めることになるという。トッププレーヤーになるためには、エゴを見せる必要があるともいっている」
「スターダムへの道に横たわる言語の壁を乗り越えようと決意した三笘は、ベルギーにローン移籍していたシーズン中に英語の習得に努めた。ブライトンの試合後は、母国から集まった記者たちに日本語で話すが、英語でのインタビューもこなす」
「ベルギーの首都ブリュッセルのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに所属していたときは、市内に多くの日本食レストランがあったが、ムール貝やベルギーフライなどの地元の珍味も試した」
マンチェスター・ユナイテッドに関する移籍ゴシップのなかで、「アントニーやサンチョよりはるかに優秀」とも評される三笘は、「卒論のテーマにドリブルを選んだ大卒エリート」というキャラで語られる機会が増えています。ブライトンとの契約を延長しても、冬のマーケットでは主役級の扱いでゴシップが乱れ飛ぶのではないでしょうか。さて、どうなることやら…。
日本代表の前線が凄いことになっています。欧州で個人タイトルやアワードを獲得したタレントが4人。後方に目を向けると、リヴァプールに加わった遠藤航や、プレミアリーグで優勝を争うアーセナルで主力として活躍する冨安健洋がいます。セリエAに昇格したばかりだったペルージャに中田英寿が入団しただけで騒がれた25年前からすると、夢を見ているようです(涙)。
2023-24シーズンのフレンドリーマッチは6戦全勝。ペルー、ドイツ、トルコを撃破した日本代表は、1試合平均4ゴールという快進撃を続けており、海外のサッカーファンから「2026年のワールドカップの優勝候補」とまでいわれています。「transfermarkt」が発表した日本人の市場価値ランキングを見ると、TOPに推されているのは久保建英と三笘薫で、5000万ユーロだそうです。
レアル・ソシエダで公式戦10試合5ゴール2アシストの久保も、もちろん素晴らしいのですが、プレミアリーグファンとしては、どうしてもブライトンのウインガーに目がいってしまいます。11試合3ゴール4アシストの三笘薫は、今季のプレミアリーグとヨーロッパリーグでどんな足跡を残すのか。そして来季は、どこでプレイするのか…。
今回は、ビッグクラブへの移籍が取り沙汰されている三笘薫に関するマニアックな記事を集めてみました。まずは、バルサ移籍の可能性を報じた「ザ・サン」から。「ブライトンのスター、三笘薫がチャンピオンズリーグの強豪を誘惑し、人生を変える移籍を望んでいる」という見出しを付けたコスタス・リアノス記者のコラムには、事実がひとつも書かれていません。
「バルサのスカウトやスタッフが、補強ターゲットのなかで最も驚嘆しているのは日本代表選手だ」「ラフィーニャ、フェラン・トーレス、ラミネ・ヤマルなど、右サイドには選択肢があるが左サイドはファイアーパワーが乏しい。彼らはミトマがその答えだと確信している」
ゴシップといえども、フツーは何らかの動向や根拠、数字を添えてぶち上げるものです。しかしこちらは、「バルサがミトマをスゲーと思ってるみたい。あとはスペインのメディアを読んでね!」というだけのポップな記事です。インターナショナルブレイクはネタ枯れの季節。「何でもいいから書け」といわれて慌てて配信したのでしょうか?
10月になってから増えているのは、「三笘薫の獲得を巡ってマンチェスターダービーが勃発」という話です。そのなかで最も穿った見方をしているのは「football365」のイアン・ワトソン記者で、「ブライトンはブライトンだ。カイセドを狙うリヴァプールとチェルシーが促されたように、シティやユナイテッドがばかげたことをしない限り、売らないだろう」といっています。
この一文のキモは、「Brighton being Brighton」というひとことでしょう。つまり言い換えると、「プレミアリーグレコードでカイセドを売ったブライトンが三笘との契約を延長するのは、マンチェスターにおける争奪戦の額を吊り上げ、最高値で売るため」となります。ブライトンにしてみれば、7300万ポンドで獲ったサンチョを手離そうとしているクラブと、グリーリッシュに1億ポンドを積んだクラブの戦いは大歓迎でしょう。とはいえ、これもまた記者の推測100%です。
最後に紹介するのは、「裏を取っていない情報は流さない」と公言している「アスレティック」のマジなレポートです。「Understanding how Brighton’s Kaoru Mitoma approaches football through his new book(ブライトンの三笘薫の新たな著書からフットボールに取り組む姿勢を理解する)」と題された記事には、本の表紙がデカデカと掲載されています。
「夏に母国で出版され、すぐにベストセラーになった本の中で、成功の秘密を明かしている」という書き出しの後は、発行した双葉社が7万5000部突破と煽っている「VISION 夢を叶える逆算思考」のダイジェスト。考え方、大学時代の研究、トレーニング、コミュニケーション、食事と試合前の準備など、ミトマニアなら垂涎のネタが並んでいます。
「三笘は、注意深く耳を傾けて話を聞いたうえで、自らの意見を主張することが言葉の壁を乗り越える鍵だと語っている。チームメイトとのコミュニケーションには強い意見が必要と信じており、安易に謝るのは間違いを認めることになるという。トッププレーヤーになるためには、エゴを見せる必要があるともいっている」
「スターダムへの道に横たわる言語の壁を乗り越えようと決意した三笘は、ベルギーにローン移籍していたシーズン中に英語の習得に努めた。ブライトンの試合後は、母国から集まった記者たちに日本語で話すが、英語でのインタビューもこなす」
「ベルギーの首都ブリュッセルのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに所属していたときは、市内に多くの日本食レストランがあったが、ムール貝やベルギーフライなどの地元の珍味も試した」
マンチェスター・ユナイテッドに関する移籍ゴシップのなかで、「アントニーやサンチョよりはるかに優秀」とも評される三笘は、「卒論のテーマにドリブルを選んだ大卒エリート」というキャラで語られる機会が増えています。ブライトンとの契約を延長しても、冬のマーケットでは主役級の扱いでゴシップが乱れ飛ぶのではないでしょうか。さて、どうなることやら…。
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