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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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復活のジェズス、躍進のヌワネリ。カラバオカップで決めた2人に、プレミアリーグでのゴールを期待!

ミケル・アルテタは、ベースの戦術とチームの秩序を重んじるのか。あるいは選手のモチベーションを活かしながら、戦術のバリエ―ション拡大をめざすのか。これまでの戦い方を見てきたグーナーの多くは、前者だというでしょう。サブのメンバーのクオリティが高まった今季は、以前ほどレギュラー固定ではなくなってきているものの、ここぞという一戦はベストメンバーです。

セント・ジェームズ・パークでニューカッスル。アルテタ監督が就任してからの4試合は2勝2敗で、0-2、2-0、0-2、1-0という緊張感が高い接戦ばかりの難所です。カラバオカップのプレストン・ノースエンド戦で1ゴール1アシストと復活の兆しを見せたガブリエウ・ジェズスと、左隅に突き刺す素晴らしいミドルを決めたイーサン・ヌワネリは、ベンチで出番を待つのでしょうか。

2年前はエースだった9番は、戦術的な理由がなければ先発に抜擢されることはなさそうです。2月から最前線に居場所を変えたカイ・ハヴェルツは、今季のプレミアリーグとチャンピオンズリーグでフルタイム出場。今やその存在自体が戦術の一部となっており、難敵とのアウェイゲームで中盤インサイドに下がるとは思えません。

プレミアリーグ2023-24シーズンの開幕以降、ダヴィド・ラヤのロングボールが味方につながった204本のうち、102本はカイ・ハヴェルツ。アーセナルの守護神は、新シーズンからロングの比率を56%まで高めており、パスの平均距離58.8ヤードはリーグTOPです。193cmのレフティが当確だとすれば、ジェズスの可能性はウイングか4-4-2の一角となります。

カイ・ハヴェルツと彼が並んだセインツ戦は、トロサールと交代となった60分まで1-1という苦しい展開で、その後はサカ、マルティネッリ、トロサールが絡んだアタックで2ゴールをゲットしています。ニューカッスル戦のウイングはサカとマルティネッリで、4-4-2を選んだとしても先発はトロサールでしょう。

プレストン戦で8ヵ月ぶりにゴールを決めて、「今はシュートに集中している」と語るジェズスがやるべきは、終盤になるであろう出場機会で結果を残すことです。苦しかったリヴァプール戦の後半に、ただひとり複数のシュートを放ったストライカーは、トップフォームを取り戻せば先発で起用されるゲームが増えるはずです。

一方のヌワネリは、マグパイズ戦こそが直近で最大の先発チャンス。ミッドウィークのインテルとのアウェイ戦は守備力に長けたMFが優先されそうで、チェルシーとのダービーはウーデゴーアの復帰戦となる可能性があります。ベン・ホワイトの出場が厳しそうな今日の一戦は、右SBにトーマス、中盤にデクラン・ライス、ミケル・メリノ、ヌワネリでもいいのではないでしょうか。

彼らの先発を期待するのは、単純に9番のラッシュと17歳のプレミアリーグ初ゴールが見たいという気持ちもあるのですが、スケジュールがタイトになる年末以降に大胆なターンオーバーが必要になると思うからです。ブカヨ・サカがプレミアリーグで決めた最初のゴールは、アルテタの初年度のウルヴス戦で18歳10ヵ月。早熟の天才には、これを超えてほしいという思いもあります。

必勝のセント・ジェームズ・パークは、どんな展開になるのでしょうか。2人とも先発から外れれば、出番を得られるのはセーフティリードのラスト15分か、接戦あるいは劣勢の最終盤となりそうです。ランチタイムキックオフのゲームで、彼らの未来を切り開くメモリアルなシーンが見られることを期待しています。


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