2024.12.14 選手トピックスマンチェスター・シティの話題
明暗分かれたフィル・フォーデンとコール・パルマー。マン・シティは彼を止められなかったのか?
アーセナル戦でロドリを失ってから、マンチェスター・シティのプレミアリーグ10試合は4勝2分4敗。公式戦の直近10試合は1勝2分7敗で、12ゴール23失点という信じられないスタッツを残しています。負傷者続出の最終ラインは、カイル・ウォーカーとグヴァルディオルが心身ともに疲弊しており、アカンジ、ジョン・ストーンズ、ナタン・アケが復帰するまでは難しいやりくりが続きそうです。
攻撃陣に目を移すと、ハーランドが10戦4発とペースダウン。プレミアリーグで90分あたりのドリブル成功5.8回がNo.1のジェレミー・ドクは、2ゴール2アシストに留まっており、夏に加わったサヴィーニョは未だノーゴールです。11月に復帰したデブライネが徐々に調子を上げているものの、サイドアタックは機能しているとはいえず、横につなぐパスが目立っています。
ロドリのリタイアに負けず劣らず大きな誤算だったのは、昨季プレミアリーグでMVPを獲得したフィル・フォーデンの不振でしょう。チャンピオンズリーグでは3ゴールを決めているものの、プレミアリーグは10試合ノーゴールで1アシスト。シュート20本のうちオンターゲットは2本のみで、19ゴールの昨シーズンと比較すると、枠に収まる率は45.7%から10%に激減しています。
90分あたりで1.47回だったドリブル成功も、0.86にダウン。守備においても今季はタックル成功がゼロで、デュエルの勝率50.2%も45.8%に落ちています。オフ・ザ・ボールでの運動量の低下は、度重なる風邪や気管支炎が原因でしょうか。こうなると、コール・パルマ―やフリアン・アルバレスの移籍が悔やまれます。
チームを出たいと明言していたフリアン・アルバレスはともかく、「チェルシーから声がかかるまで、マンチェスターを離れるなんて想像したことがなかった」といっていたコール・パーマーは止めようがあったはずです。マン・シティではリーグでノーゴールだった生え抜きのアタッカ―は、移籍初年度のプレミアリーグで34試合22ゴール11アシストと大ブレイクしました。
2年めの今季も、プレミアリーグ15試合11ゴール6アシストというハイパフォーマンス。ゴール&アシスト17本を上回るのはモー・サラーだけで、チャンスクリエイト40回はリーグTOPです。「パルマー自身がロンドンでチャレンジすると決断したのだから、仕方がない」という見方は妥当ではないでしょう。彼の移籍は、ジェレミー・ドクの獲得が決まった1週間後です。
2022年に引き入れたカルヴァン・フィリップスは、ペップの戦術にはまらず。昨年のコヴァチッチ、ドク、グヴァルディオル、マテウス・ヌネスのなかでレギュラーといえるのは、不振にあえいでいるグヴァルディオルぐらいです。今年はサヴィーニョとギュンドアンで終了。補強の空転が増え、ベテランの比率が高まったのも、現在の不振につながっているのだと思われます。
話をフォーデンとコール・パルマーに戻しましょう。彼らの明暗を分けたターニングポイントは、ユーロ2024だったのではないでしょうか。全試合先発でゴールもアシストもなかったフォーデンに対して、コール・パルマーは145分の出場で1ゴール1アシスト。ドイツでストレスを溜めたチェルシーの20番は疲労回復が早く、スムーズに新シーズンを始められたようです。
体調不良の欠場が多く、復調に時間がかかりそうなフォーデンですが、ポジティブな数字が2つあります。90分あたりのチャンスクリエイト2.43回はキャリアハイで、クロス成功15本は昨季の19本に迫っています。彼がゴールを狙える形を創れるようになれば、チームも復活に向かうはずです。マンチェスターダービーを終えてからの活躍を期待しましょう。
攻撃陣に目を移すと、ハーランドが10戦4発とペースダウン。プレミアリーグで90分あたりのドリブル成功5.8回がNo.1のジェレミー・ドクは、2ゴール2アシストに留まっており、夏に加わったサヴィーニョは未だノーゴールです。11月に復帰したデブライネが徐々に調子を上げているものの、サイドアタックは機能しているとはいえず、横につなぐパスが目立っています。
ロドリのリタイアに負けず劣らず大きな誤算だったのは、昨季プレミアリーグでMVPを獲得したフィル・フォーデンの不振でしょう。チャンピオンズリーグでは3ゴールを決めているものの、プレミアリーグは10試合ノーゴールで1アシスト。シュート20本のうちオンターゲットは2本のみで、19ゴールの昨シーズンと比較すると、枠に収まる率は45.7%から10%に激減しています。
90分あたりで1.47回だったドリブル成功も、0.86にダウン。守備においても今季はタックル成功がゼロで、デュエルの勝率50.2%も45.8%に落ちています。オフ・ザ・ボールでの運動量の低下は、度重なる風邪や気管支炎が原因でしょうか。こうなると、コール・パルマ―やフリアン・アルバレスの移籍が悔やまれます。
チームを出たいと明言していたフリアン・アルバレスはともかく、「チェルシーから声がかかるまで、マンチェスターを離れるなんて想像したことがなかった」といっていたコール・パーマーは止めようがあったはずです。マン・シティではリーグでノーゴールだった生え抜きのアタッカ―は、移籍初年度のプレミアリーグで34試合22ゴール11アシストと大ブレイクしました。
2年めの今季も、プレミアリーグ15試合11ゴール6アシストというハイパフォーマンス。ゴール&アシスト17本を上回るのはモー・サラーだけで、チャンスクリエイト40回はリーグTOPです。「パルマー自身がロンドンでチャレンジすると決断したのだから、仕方がない」という見方は妥当ではないでしょう。彼の移籍は、ジェレミー・ドクの獲得が決まった1週間後です。
2022年に引き入れたカルヴァン・フィリップスは、ペップの戦術にはまらず。昨年のコヴァチッチ、ドク、グヴァルディオル、マテウス・ヌネスのなかでレギュラーといえるのは、不振にあえいでいるグヴァルディオルぐらいです。今年はサヴィーニョとギュンドアンで終了。補強の空転が増え、ベテランの比率が高まったのも、現在の不振につながっているのだと思われます。
話をフォーデンとコール・パルマーに戻しましょう。彼らの明暗を分けたターニングポイントは、ユーロ2024だったのではないでしょうか。全試合先発でゴールもアシストもなかったフォーデンに対して、コール・パルマーは145分の出場で1ゴール1アシスト。ドイツでストレスを溜めたチェルシーの20番は疲労回復が早く、スムーズに新シーズンを始められたようです。
体調不良の欠場が多く、復調に時間がかかりそうなフォーデンですが、ポジティブな数字が2つあります。90分あたりのチャンスクリエイト2.43回はキャリアハイで、クロス成功15本は昨季の19本に迫っています。彼がゴールを狙える形を創れるようになれば、チームも復活に向かうはずです。マンチェスターダービーを終えてからの活躍を期待しましょう。
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