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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

2軒目のパブで2000ポンドの大盤振る舞い!泥酔の休日を報じられたグリーリッシュの苦悩とは…?

FAカップ5回戦が開催されたのは、3月2日の土曜日。チャンピオンシップで23位のプリマス・アーガイルをエティハドに迎えたマンチェスター・シティは、シュート数25対1というハーフコートマッチを展開し、3-1で快勝しました。3週間ぶりにフルタイム出場を果たしたジャック・グリーリッシュが日曜日にノースイーストに向かったのは、古くからの友人に会うためだったようです。

最初の目撃情報は、サンダーランドのワシントンにあるノース・ビディック・ソーシャル・クラブ。ドリンクが1パイントで3ポンドといわれてもピンとこない方も、「中ジョッキが580円」ならイメージできるでしょう。ちょっとおしゃれなニッポンの居酒屋ぐらいのお値段で、物価が高いイギリスでは格安のパブです。

カジュアルな場で旧交を温めたグリーリッシュは、友人の案内で2軒目の店に向かいました。ニューカッスルのダブリナー・パブに、運転手付きの車で到着したのは22時52分。毎晩ライブ演奏があると宣伝している地元の有名店です。ハイテンションになっていたマン・シティの10番は、その場にいた人々の飲み代を払うといって、2000ポンドを出したそうです。

38万5000円という大盤振る舞いに、「top bloke(最高なヤツ)」と声がかかり、楽しい宴は終わりました。「ベロンベロンのグリーリッシュの動画がある」と報じたのは「アスレティック」。マンチェスターのゴートンにあるロード・ネルソン・パブでファンが撮影した写真を掲載した「テレグラフ」は、「同じ日の出来事」と伝えています。

彼が好調なら、よくある休日のエピソードとして笑って終わりでしょう。「アスレティック」のサム・リー記者は、「ピッチの上で物事がうまくいっていないときには、このような遠征は受け入れられにくいというのが、残念ながら普遍的な事実である」といっています。2月にロンドンのレストランで撮影されたときは、酔っているように見えなかったのに批判されました。

トレブルを達成した2022-23シーズンは、公式戦50試合5ゴール11アシスト。プレミアリーグレコードとなる移籍金1億ポンドの価値ありと評されたプレーメイカーは、その後の2年は厳しいシーズンとなっています。トレーニングに対する姿勢をペップに非難された昨季は、36戦3ゴール3アシスト。今季は26戦2ゴール5アシストですが、プレミアリーグとCLでは1ゴール1アシストです。

年明けすぐのウェストハム戦の後、グリーリッシュを起用しない理由を問われたペップは、「サヴィーニョはジャックよりコンディションがよく、あらゆる面で優れている。だから起用したんだ。トレブルを達成した頃のジャックがほしいか?もちろんだ」と答えています。ボクシングデー以降のプレミアリーグの出場は34分のみ。トンネルの出口は、見えていません。

ファールを誘う巧みなドリブルと、15メートル以内のスルーパスはリーグ屈指のクオリティ。イングランド代表でもマン・シティでも主軸になると期待されながら、絶対的な存在になれないプレーメイカーは、燃え尽きてしまったのでしょうか。「人々が何を経験し、誰がどう苦しんでいるのかはわからないものだ」。現状を変えるきっかけを求めているようですが…。


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