偏愛的プレミアリーグ見聞録

ウェイン・ルーニーは、教育方針を見直す必要があるのではないでしょうか。マンチェスター・ユナイテッドのU-16チームに所属するカイ・ルーニーは、スーパーカップNIのウェスト・コーク・アカデミー戦で1ゴール1アシストを記録したのですが、両手を顔の前でクロスするゴールセレブレーションが話題になっています。

マンチェスター・ユナイテッドの選手が、なぜヴィクトル・ギョケレス？トップチームデビューを果たす前に、空中で回転して両手を広げるクリスティアーノ・ロナウドの「SIUUU!」を叩き込むべきです。ギョケレスをほしがっていたといわれるルーベン・アモリムの前でやろうものなら、ラシュフォードやガルナチョの後を追うことになりそうです。明日から練習しましょう。

「アスレティック」のジェームズ・マクニコラス記者によると、アーセナル移籍を熱望した14番のシャツの売上がクラブレコードとなっているそうです。現在、アウトレットやショップのデータを分析している最中だそうですが、どこからどう見ても過去最高という情報が出回っています。彼は今、ブームです。ルーニーの息子も、カッコイイと思っちゃったのでしょう（怒）。

待望のストライカー、ほとばしるアーセナル愛、ティエリ・アンリのナンバーという3つの要素に加えて、「ギョケレスの名前と14番を無料でプリントするキャンペーン」がダメ押しとなり、グーナーの心を揺さぶっているのでしょう。通常は16ポンド。メガストアだけでなく、公式のオンラインショップでもオーダーできます。本日が最終日ですので、早めにご注文ください。

ショップのサイトがサーバーダウンするほどの熱狂のなかで、本人は冷静です。「見てたけど、素晴らしかった。新たなモチベーションを湧き起こしてくれる。ここでのスタートが楽しみだね」。ニューカッスルとのプレシーズンマッチでのお披露目を振り返ったストライカーは、グーナーの期待を煽る背番号を選んだ理由をこう語っています。

「もちろん、歴史は知っている。でも、正直にいうと、選べる数字は多くなかった。その数字は空いていたので、簡単な選択だった。特にここでは、彼がキャリアで成し遂げたことと比べられる。それは私の意図するところではない。自分がやりたいことをやって、クオリティを示したいだけだ。彼は素晴らしい選手だったけど、自分とは違う」

クリスティアーノ・ロナウドか、ダルウィン・ヌニェスか。ポルトガルからの前例や、レジェンドと比較されることは覚悟しているようで、「選手同士や別のリーグと比べるのは難しい」といっています。ストライカーを渇望していたグーナーの期待に応え、空前絶後のジャスティスになれるのか。彼の結びの言葉でこの稿を締めましょう。「どうなるか、見てみるしかない」。