祝★契約延長決定!次世代の主軸を担うイーサン・ヌワネリのベストポジションは?

ブカヨ・サカがアグレッシブな仕掛けで右サイドを制圧。63分にサカと代わったマックス・ダウマンは、27分でドリブルチャレンジ8回、成功3回という驚愕のスタッツを残しています。15歳を上回る数字を叩き出したのがイーサン・ヌワネリで、サカと連携しながらドリブル成功5回。彼をインサイドMFやトップ下に配すると、ウーデゴーアが居場所を失います。
期待と不安が入り混じった状態で、ヌワネリが2030年までの5年契約にサインしたという朗報を確認しました。この契約は、プレミアリーグのライバルクラブや国外の強豪クラブの関心から逸材を守ったというだけではないでしょう。アーセナルの次世代の主軸として、黄金時代を築き上げてほしいという強いメッセージに見えます。
エミレーツから2マイルも離れていないウィッティントン病院で生まれたヌワネリは、少年時代をイズリントンで過ごし、アカデミーでプレイし続けた生粋のガナーです。2024年3月に18歳になり、アーセナルが新たな契約の条件を提示できるようになってから、ノースロンドンを離れるという選択肢を考えたことは一度もなかったといいます。
「自分にとって初めての本格的なシーズンで、ロッカールームの正式な一員になった。チームに何をもたらし、どにように貢献できるかを考えて、とてもワクワクしている。万能なタイプなので、前線の5つのどこでもやれる。監督が求める役割を果たす準備はできている。ここ数年で、よりダイレクトにプレイできるようになり、ゴールも増えた。何が起こるか、楽しみだね」
クラブへの愛情に加えて、ミケル・アルテタ監督のプロジェクトへの信頼も、残留を決意した大きな理由だったようです。昨シーズンは右サイドを主戦場として、公式戦トータルで37試合9ゴール2アシスト。今やチームに欠かせない存在です。プレミアリーグにおける自身のハイライトを問われた18歳のMFは、グーナーが熱狂したあのスーパーショットを挙げています。
「マンチェスター・シティ戦でのゴール。ボールをもらえたら何かできるとわかっていた。幸運にも、デクランが見つけてくれた。その瞬間は考えない。ただやるだけ。後で考える」。打てると判断したときのシミュレーションのスピードは、年を経るごとにゴールが減ってしまったウーデゴーアはもちろん、ブカヨ・サカより上かもしれません。
アカデミーの拠点となっているヘイルエンドでは、トレーニングが終わってもルイス=スケリーとともにピッチに残り、サカやスミス・ロウのプレイを見守っていたそうです。マックス・ダウマンは、ヌワネリの背中を見ていたのでしょうか。長期的なヴィジョンに基づいた若手育成の開花を象徴する2人のドリブラーは、絶対に手離してはいけない存在です。
ヌワネリのベストポジションは、どこでしょうか。ラインブレイカーのギョケレスの後ろか脇にいれば、速攻の切れ味が増すのではないかと想像します。中央から打つチャンスが増えればゴールを量産しそうなヌワネリは、中央からしか決めないウーデゴーアを凌駕するプレーメイカーになるかもしれません。そのときサカ、マックス・ダウマン、ノニ・マドゥエケはどこに…?
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