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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグ13試合で早くも9枚!スパーズに不可欠なロメロはイエローカードを減らせるのか?

トッテナム・ホットスパーのサポーターたちは、プレミアリーグで最も高額のシーズンチケットを握りしめています。最も安いシートでも900ポンド(約19万円)。極上のシートを押さえると、2500ポンド(約53万円)の出費となります。彼らにとって、2025年は最高にストレスが溜まる1年でした。リーグ戦のホームゲームでたったの4勝は、1915年以来110年ぶりです。

ぜめてノースロンドンダービーやチェルシー戦で勝っていれば、プライスレスの思い出が残るのですが、マンチェスター・ユナイテッド、サウサンプトン、バーンリー、ブレントフォードではもの足りないといわざるを得ません。一方、プレミアリーグのホームで11敗はクラブ史上最多で、アーセナル、リヴァプール、チェルシーは6戦全敗です。

「勝つためにはサポーターの力が必要」「戦っている最中に選手にブーイングするのはやめてほしい」と訴えるトーマス・フランク監督は、選手たちに「試合が終わったら、サポーターに拍手を」といっています。しかし先週末のリヴァプール戦の後、スタンドに目を向ける選手はいませんでした。レフェリーに抗議していた数人は、最後のレッドカードが不服だったのでしょうか。

キャプテンのクリスティアン・ロメロにとっては、最悪の一戦でした。56分にロングフィードをマック・アリスターにぶつけてしまい、こぼれ球を拾ったイサクがエキティケに預けてショートカウンターがスタート。ヴィルツのラストパスをイサクに決められ、10人でビハインドを背負う展開となってしまいました。

シャビ・シモンズに続く2枚めのレッドカードの伏線となったのは、67分の追加点のシーンです。右からクロスを入れたのはフリンポン。直前にエキティケの居場所を確認したCBは、浮いたボールをクリアしようとジャンプした瞬間、背中を押されて体勢を崩しました。エキティケが頭で合わせたボールが、右隅に落下して0-2。抗議に対するアンサーは、イエローカードでした。

レフェリングに対する不満に加えて、リシャルリソンのゴールで追いつける展開になったことも、ヒートアップした理由のひとつでしょう。前線に上がった92分、ヴィカーリオのロングフィードをコナテと競り合い、上から乗っかられた瞬間、苛立ってしまったようです。思わず出した左足が肩に当たった後、手を差し延べたのですが、ジャッジは2枚め…!

トーマス・フランクのチームに、ロメロは不可欠な存在です。ストライカーを封じるハードマークに加えて、前線を動かすロングフィードや、セットピースにおける攻撃のサポートも高く評価されています。11月以降のプレミアリーグで1勝2分5敗とチームが苦しんでいる時期に、最終ラインを不安定にさせるサスペンデッドは、何としても避けるべきでした。

今季プレミアリーグは14試合出場で、イエローは何と9枚(公式記録はイエロー7枚とレッド1枚)。もちろんリーグワーストで、このペースが続くと20枚を超えてしまいます。いや、さぐがにそれはないか。昨シーズンは、プレミアリーグとヨーロッパリーグを足しても5枚しかもらっておらず、改善できるはずです。

リヴァプール戦の最終盤は、何とか追いつこうとする選手たちの本気がスタンドに伝わり、いい雰囲気でした。サスペンドデッドでクリスタル・パレス戦をスキップしている間に気持ちを切り替え、年明けのホーム初戦となるサンダーランド戦で勝利をつかんでもらえればと思います。多額のチケット代を投じて、スタジアムに足を運ぶサポーターたちの喜びのために


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