2026年は13試合8ゴール!ヴィクトル・ギョケレスのトリセツが見えてきた!
決勝ゴールは47分、右サイドからロングフィードを入れたのはユリエン・ティンバー。ボックスの外から迷いなく放ったシュートは、チャンピオンズリーグのインテル戦の前に、ブカヨ・サカ、エベレチ・エゼとともに入念に練習していた距離でした。本人は、「前回のノースロンドンダービーで、エゼが決めたゴールを再現しようとした」といっています。
60分には、エゼの縦パスを受けたポストプレーで巧みにつま先で戻し、スルーパスからのゴールを演出。94分にウーデゴーアのラストパスを足元に収め、アーチー・グレイをブロックしながら決めた2発めは、スポルティングCP時代から得意な形です。前半戦を23試合7ゴールで終えたエースは、年明けからの13試合で8ゴールとペースアップ。直近のプレミアリーグは5戦5発です。
189cmの長身と体格のよさにだまされたファンに、ヘディングとポストプレーを期待されがちなギョケレスは、プレミアリーグのデュエルの勝率は32.2%で、空中戦も31.9%に留まっています。12月からの2ヵ月はリーグ戦の12試合で1ゴールしか決めておらず、「サイドアタックの際にゴール前に詰めてこない」「DFを背負ってボールを収められない」といった批判がありました。
ただし、1月のチャンピオンズリーグではインテル戦とカイラト・アルマトイ戦で連発。マルティネッリのロングフィードでカウンターが発動し、右隅に収めたコントロールショットと、カイ・ハヴェルツのスルーパスでラインの裏に抜けてねじ込んだ強引な一撃は、ギョケレスの強みを凝縮したゴールシーンでした。
オリヴィエ・ジルーのようなポストプレーヤーではなく、ピエール=エメリク・オーバメヤンを思い出させるラインブレーカー。ドルトムントから来たガボン代表は、スピードと軽快なタッチが持ち味でしたが、ギョケレスの得意技は強引な突破とパワフルなシュートです。年末の不振の原因は「相性がいいプレーヤーが出番を減らしていた」からではないでしょうか。
たとえばガブリエウ・マルティネッリ。多彩なプレイで左サイドを攻略するトロサールに、ベンチに追いやられた感があるスピードスターは、右サイドからの絶妙なクロス、自陣から前線に送ったロングフィード、ロングカウンターからのラストパスで3ゴールをお膳立てしています。カイラト・アルマトイ戦で先制ゴールをアシストしたカイ・ハヴェルツは、12月は全休です。
逆にいえば、「カウンターでパートナーとなるマルティネッリや、スペースにボールを入れてくれるカイ・ハヴェルツ、ウーデゴーア、エゼが万全なら、ギョケレスは量産モードを継続できる」となります。公式戦36試合15ゴール2アシストは、まだまだ足りないというべきでしょう。プレミアリーグの10ゴールのうち、7ゴールは15位以下のチームです。
「ハイレベルな相手からは決められない」という声には、アトレティコ・マドリード、インテル、カラバオカップのチェルシーで反論できますが、完全に黙らせるためにはマンチェスター・シティとの2試合は絶好のチャンスです。「6300万ポンドの移籍金は安かった」といわせるべく、トロフィーに向かう終盤戦のさらなるラッシュを期待しましょう。
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