ロセニオール体制で9試合7ゴール!激変したジョアン・ペドロのスタッツをチェック!
ウーゴ・エキティケとヴィクトル・ギョケレスは、公式戦36試合15ゴールでプレミアリーグでは10ゴールと、狙ったかのように同じ数字を刻んでいます。ジョアン・ペドロは36試合14ゴールですが、リーグでは彼らを上回る11ゴール。延長戦を繰り返しても議論は決着せず、どうしてもひとりに絞りたければ、PK戦をやるしかなさそうです。
3人のなかで、最も大きな変化を遂げたストライカーは、ジョアン・ペドロでしょう。ブライトンで過ごした2シーズンは、プレミアリーグで19ゴール。マン・シティ時代のフリアン・アルバレスのようなセカンドストライカータイプで、9番やウインガーとの連携を要求されるポジションで力を発揮していました。しかし今は、ゴールゲッターとして最終ラインを混乱させています。
興味深いのは、エンツォ・マレスカからリアム・ロセニオールに代わって、スタッツが激変したことです。マレスカのチームでは、24試合7ゴール4アシストとまずまずのスタッツだったのですが、ロセニオール体制では9試合7ゴール4アシストと猛威を振るっています。「スカイスポーツ」のニック・ライト記者がまとめた「ロセニオール以前・以後」の数字を紹介しましょう。
プレミアリーグのスタッツを抜き出すと、ロセニオールが来るまでは21試合6ゴールで、就任後は6試合5ゴール。90分あたりのボールタッチは43.9回から36.9回に減っており、25.6本だったパス本数は19.4本、チャンスクリエイトも1.2回から0.8回と数字を落としています。その一方で、シュートは1.8本から3.4本と急増し、ボックス内でのタッチも4.5回から6.7回に増えています。
新監督は、ジョアン・ペドロの精度の高いキックに期待し、中盤での関与を減らしてゴール前で機能するようにしているようです。マレスカのチームでは、ゴールエリアから2ゴールしか決めていなかったのですが、新チームでは既に3発。ペドロ・ネトのグラウンダーをスライディングで押し込んだバーンリー戦の先制ゴールは、ハーランドが得意とするフィニッシュです。
攻撃時の役割に加えて、オフ・ザ・ボールの動きも変化しています。90分あたりのファイナルサードでのプレスは、37.7回から47.7回。ラインの裏を取るシーンも、7.9回から8.6回に増えています。「スカイスポーツ」の記者は、「スタンフォード・ブリッジでの3年で、シーズン20ゴールを2回達成したジエゴ・コスタに並ぶストライカーを見つけたのかもしれない」と激賞しています。
多才なアタッカーの意識をゴールに向けたロセニオール監督は、「ジョアン・ペドロは世界最高のストライカーのひとりになれるだろう」といっています。チェルシーが獲得したと聞いたときは、「2023-24シーズンのプレミアリーグで14ゴールを積み上げたニコラス・ジャクソンを放出して、ジョアン・ペドロ?」と思ったのですが、目論見通りの補強といえそうです。
最終ラインと駆け引きする姿が目立つようになった20番は、2019-20シーズンのタミー・アブラハムの15ゴールを初年度でクリアするかもしれません。次戦はエミレーツでアーセナル。カラバオカップの準決勝では、初戦はトップ下、2戦めは2トップでノーゴールに終わっていますが、指揮官は最前線で起用するのか。サリバ&ガブリエウとのマッチアップが、今から楽しみです。(ジョアン・ペドロ 写真著作者/DHSgov)
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!



コメントを残す