「I will never walk alone」今季限りでの退団を発表したモー・サラーのメッセージ。
プレミアリーグとカラバオカップ制覇は2回、チャンピオンズリーグ、クラブワールドカップ、UEFAスーパーカップ、FAカップ、そしてコミュニティシールド。ユルゲン・クロップ、モー・サラー、ヴィルジル・ファン・ダイクが揃わなければ、すべてのタイトルを手中に収めるクラブにはなれなかったはずです。
スパーズに勝ってビッグイヤーを獲得した2018-19シーズンと、プレミアリーグ創設以来の初優勝を遂げた2019-20シーズンは、クラブの黄金時代であり、ともに過ごした最高の時間だったと語り継がれるでしょう。個人としてもゴールデンブーツ4回、PFAとプレミアリーグの最優秀選手がそれぞれ2回。2018年には、マージーサイドダービーのゴールでプスカシュ賞に選出されています。
リヴァプールのゴールランキングを見ると、1位は346ゴールのイアン・ラッシュで、2位は285ゴールを決めたロジャー・ハント。サラーの255ゴールは歴代3位です。記録といえば、「プレミアリーグで8年連続30試合以上に出場」「チャンピオンズリーグで8年連続8試合以上に出場」も、クラブの輝かしい歴史を支えた素晴らしい数字です。
あらためて2025-26シーズンを振り返ると、就任初年度でリーグ制覇を遂げたアルネ・スロットが振るわなかった最大の理由は、「昨シーズンのサラーがいなくなったから」でしょう。38試合29ゴール19アシストという出色のスタッツを刻んだエースは、魔法が解けてしまったのか、22試合5ゴール6アシストの凡庸なウインガーに姿を変えてしまいました。
昨季は、サラーがゴールかアシストを記録した試合は28勝7分と負け知らず。ゴールに絡まなかった試合と出場しなかった試合は、8勝2分9敗と負け越しています。オランダから来た監督の最大の手柄は、頼れるエースのストロングポイントを十全に発揮できる布陣と戦術を構築したことでしょう。アレクサンダー=アーノルドの存在は大きかったのだと思います。
2027年までの契約は、道の途中で遮られることになりました。彼はいつ、重い決断を下したのか。年末の騒動のなかで決意したのか。今までのように決められなくなった自らと向き合ったのか。アフリカから帰ってきたとき、既に心の中にあったであろう人生の選択をこのタイミングで発表したのは、チームメイトやサポーターとの最後の時間を大事にしたかったからでしょう。
「YouTube」で配信されている「Mo Salah announces he is leaving Liverpool FC」と題された動画で、リヴァプールを離れようと決めたサラーの言葉に触れることができます。彼の肉声を聞いて、われわれはサポーターとプレーヤーの最高の関係を見続けてきたのだと実感しました。最後のひとことに、激しく心を揺さぶられました。
「残念ながら、その日がやってきました。これはお別れの第一章です。私は今季の終了をもってリヴァプールを去ります。最初にいいたいのは、このクラブ、この街、そして人々が、これほどまでに人生の一部になるとは想像していなかったということです。リヴァプールは単なるフットボールクラブではありません。パッション、ヒストリー、スピリッツ…言葉ではいい表せない」
「ここにいる間、クラブの一員となってくれたすべての方々、特にこれまでのチームメイト、そしてファンのみなさんへの感謝の気持ちは、言葉ではいい尽くせません。キャリアにおける最高の時期に示してくれたサポート、困難な時もそばにいてくれたこと。それらを忘れることはありません。私の心に永遠に刻まれるものです」
「ここを離れるのは、簡単なことではありません。これからもずっと、マイホームです。みなさんには、人生で最高の時間を与えてもらいました。私はいつまでも、みなさんの一員です。私と家族にとって、ずっと故郷であり続けるでしょう。本当にありがとうございました。Because of all of you, I will never walk alone」
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