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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

現地メディアに刺激されて挑戦!「プレミアリーグに戻ってきてほしい選手ランキング」

1位フェルナンド・トーレスはニューカッスルかセインツ、2位ティム・ケーヒルはウェストハム、3位スティーブン・エンゾンジはアーセナル…。懐かしい名前が並ぶランキングは、イギリスメディア「Football365」が選んだ「プレミアリーグに戻ってきてほしい選手TOP10」です。ここまででさっそく、「37歳のケーヒルはないでしょう!」と心のなかで叫んだ方もいらっしゃるのではないでしょうか。選出根拠が怪しげなランキングは、おそらくプレミアリーグ復帰が取り沙汰された選手と、最近話題になった選手からチョイスしているのだと思われます。

ジエゴ・コスタ加入で出場機会がなくなりそうなフェルナンド・トーレスは、3日ほど前、かつてともに戦ったラファエル・ベニテスと点取り屋がほしいマウリシオ・ペジェグリーノが興味を持っていると報じられました。セヴィージャのエンゾンジは、以前からアーセナルがほしがっているといわれており、夏に「デイリー・ミラー」がトランスファーリクエストを出す見通しと報道。今季はスペインに留まりましたが、最近になって現地紙のインタビュー記事で「プレミアリーグを愛している。将来は何が起こるかわからない」と語っています。ティム・ケーヒルが話題になったのは、10月末。「BBC」が、「チチャリートのプレミアリーグ41ゴールは全ゴールをボックス内から決めた選手として歴代2位」と伝えた際に、56ゴールでぶっちぎりの1位の選手として紹介されました。ちなみに、チチャリートと並んでボックス内オンリーで41発決めているのは、ジョン・テリーです。いわれてみれば、プレミアリーグでチェルシーの主将がミドルを叩き込むのを観た記憶はありません。

ランキングに戻りましょう。4位はマリオ・バロテッリ!昨季はニースで23試合15ゴール、今季も8試合6ゴールと水を得た魚のように自由にプレイしているイタリア人は、メディアがうるさいプレミアリーグには戻ってこないのではないでしょうか。5位はマンチェスター・シティで結果を出せず、フィオレンティーナ、アトレティコ・マドリードでプレイしたステファン・サヴィッチ。昨季のセリエAで37試合29ゴールと大暴れし、得点王に輝いたローマのエディン・ジェコが6位は低すぎます。7位は今や懐かしいハビエル・マスチェラーノ、8位はエデンの弟、ボルシアMGに移籍したトゥルガン・アザール。9位にピックアップされた香川真司は、ヴェンゲル監督が「非常に機動力がある」「クレバー」「クリエイティブ」「速い」と激賞していたとして、「to Arsenal」とされていますが…。10位はハテム・ベナルファ。パリで居場所を失っているドリブラーのプレミアリーグ復帰は、リアリティあるお話です。

とまあ、ツッコミどころ満載の微妙なランキングなのですが、プレミアリーグファンが居酒屋で盛り上がるには格好のテーマではあります。10人を自由に選んでいいといわれれば、誰をどこに入れるでしょうか。私の1位は、あまりにも眩しかったルイス・スアレスでリヴァプール復帰。スタリッジとのSASアゲインというだけでなく、新SAS(スアレス・アンド・サラー)にも期待してしまいます。2位はルカ・モドリッチで、エンゴロ・カンテ、バカヨコとの3センターを観てみたいと思います。3位はエディン・ジェコ、行き先は王様のようにふるまえるエヴァートン。4位は同僚のコラロフで、左SBがやや不安なマンチェスター・ユナイテッドがおもしろそうです。

5位にはシャルケ04のナビル・ベンタレブ。スパーズはもったいないことをしたのではないかと思います。22歳と伸びしろ充分のセントラルMFは、セインツでロメウとコンビというのはいかがでしょうか。6位はパリのディ・マリアで、「もっと早く来ていれば出さなかった」と憤っていたモウリーニョ監督に託しましょう。1月にリヨンに加入してからリーグ・アンで27試合11ゴールと復活したメンフィス・デパイを7位とすると、縦に速いタイプを加えたいスウォンジーやバーンリーのようなチームがはまりそうなのですが、さすがに現実感がなさすぎますか。ストークで馬車馬のように走り回り、中盤を仕切っていたエンゾンジを8位。彼がアーセナルはありだと思います。9位に同じセヴィージャからヘスス・ナバスをチョイスして、右からの攻撃が弱く感じられるセインツへ。チェルシーでは力を発揮できなかったファン・クアドラードは、アーセナルでWBチェンバレンの後釜などいかがでしょうか。

ヌジエ、ルーカス・レイヴァ、ガストン・ラミレス、ルイス・アルベルトと、負傷が癒えた後の巻き返しを期待しているニャブリを次点としたいと思います。もうひとり、スペインに大物がいるのですが、さすがに触れませんでした。今季はラ・リーガで7戦1ゴールとはいえライバルクラブにいかれるのは抵抗があり、さりとてマンチェスター・ユナイテッド復帰はマルシアルやラシュフォードが心配です。このうえは、レアル・マドリードでキャリアを終えていただきたいのですが…。

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“現地メディアに刺激されて挑戦!「プレミアリーグに戻ってきてほしい選手ランキング」” への4件のフィードバック

  1. 新参 より:

    この手のゴシップは楽しいですよね!
    アーセナルのエンゾンジ、クアドラードはかなりありですね…特にエンゾンジはフィジカルがあってパスを散らせるタイプを欲しているアーセナルにうってつけの人材です。アンカータイプにはコクランがいますが、彼は一列前でネガティブトランジションを意識させたほうがより活きるのではないかと思います。

  2. ジダネス より:

    ベイルは?!(笑)

  3. makoto より:

    新参さん>
    エンゾンジはとても好きだったので、セヴィージャに行ったときはさすがにそこまで試合を追いかけられないと思い、残念でした。彼もクアドラードも、今の布陣にぴったりはまりますよね。

    ジダネスさん>
    そうなんですよねぇ。あれだけケガが多いと、こういうリストに入れるのを躊躇します。素晴らしい選手だとは思うのですが。

  4. sini より:

    私的には、

    ①ディミタール・ベルバトフ(スパーズ)
    ②ラファエル・ファン・デルファールト(スパーズ)
    ③ルカ・モドリッチ(スパーズ)
    ④ブノワ・アスエコト(スパーズ)
    ⑤ガレス・ベイル(スパーズ)
    ⑥モアテン・ガムスト・ペデルセン(ブラックバーンがいないのでニューカッスルあたり)
    ⑦ティム・ケーヒル(エヴァートン)
    ⑧ロケ・サンタクルス(ブラックバーンがいないのでスワンズあたり)

    ってところです。
    ただの感傷です。笑

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