プレミアリーグ141試合で100ゴール!ハリー・ケインのおもしろいスタッツを徹底チェック!
2014-15シーズンに大ブレイクしたハリー・ケインは、以来4シーズン連続で20発の大台に乗せており、直近2シーズンは25発、29発で文句なしの得点王。「スカイスポーツ」は、「Harry Kane’s 100 Premier League goals for Tottenham – the stats behind them」と題した記事で、スパーズのエースにまつわるさまざまなスタッツを紹介しています。右足で60ゴール、左足で26ゴール、ヘディングが14ゴール。ハイボールの競り合いにも強いイメージがあったので、左足の半分強という数字は少なく感じます。15分刻みの時間帯別で見ると、最も多く決めているのは46分~60分で23ゴール。前半の43ゴールに対して後半は57ゴールと、スタミナとフィジカルの強さを活かして勝負どころで決めるシーンが多いのも彼の特徴のひとつです。
「スカイスポーツ」が取り上げていないスタッツも、いくつか紹介しましょう。16試合ノーゴールと聞いて、そういえばと思い当たった方はかなりのハリー・ケインマニアです。彼にとってのプレミアリーグ開幕は9月のようで、これだけゴールを量産するようになっても8月のゴールは1点もありません。2016-17シーズンまでは、前半戦の26ゴールに対して年明け以降が52ゴールとかなりの追い込みタイプ。今季は19節までに15ゴールを決めていますが、1月からの7試合で7ゴールとやはりギアが一段上がっています。ここまで22ゴール、残り試合は12。1試合1ゴールペースをキープし続けることができれば、アラン・シアラーとアンディ・コールが持つシーズン34発というプレミアリーグレコードにぴったり届きます。
最後に、ハリー・ケインに欠かせないこの部門について触れさせていただければと思います。「Hit Woodwork」、すなわちクロスバーやポストに弾かれたシュートの数です。2015-16シーズンには7本を記録し、ロメウ・ルカクと並んでリーグTOPに輝いたハリー・ケインは、昨季は3本と低迷。9本を当てまくったケヴィン・デブライネという超新星にチャンプの座を奪われてしまいました。しかし!2017-18シーズンは、ゴールだけでなくこちらも絶好調。ただいま6本で首位を走っており、4本を枠に当てているデブライネを引き離しています。残り12試合で4つ当てれば、2011-12シーズンのロビン・ファン・ペルシ以来の2ケタとなりますが、さすがに厳しいか…。
ちなみにファン・ペルシは、2位ルーニーを15本も上回る44本でこの部門の歴代最多。19本のハリー・ケインは24歳にして既にTOP10入りしており、スペインにいかずにプレミアリーグに残っていただければ、28歳のシーズンには頂点に立つ見通しです。…いや、話がかなり逸れてしまったようです。ハリー・ケインに期待したいのは、シーズン最多ゴール記録の更新に加えて、こちらの数字を上書きすることです。ウェイン・ルーニーが持つ「ひとつのクラブで決めたプレミアリーグ通算ゴール」。177発は、3シーズン残ってくれれば達成できる数字です。最近いなくなったワンクラブマンの出現を密かに期待している私としては、これがいちばん盛り上がる記録です。ぜひ!
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競馬好きの皆さんとともに、プレミアリーグのミスターシービーと名付けたいと思います笑