偏愛的プレミアリーグ見聞録

■可もなく不可もなく…奮起してほしい選手（採点3）
エティエン・カプエ、ヴラド・キリケシュ（トッテナム）
ルイス・アルベルト（リヴァプール）、ジェームズ・マッカーシー、
アルナ・コネ（エヴァートン）
マールテン・ステケレンブルク（フラム）、ファビオ・ボリーニ（サンダーランド）
サミュエル・エトー、アンドレ・シュールレ、ファン・ヒンケル、
ウィリアン（チェルシー）、マルアン・シャマフ（クリスタル・パレス）、
フェルナンジーニョ（マンチェスター・シティ）、
ヴィクトル・アニチェベ（WBA）、ピーター・オデムウィンギー（カーディフ）
キャメロン・ジェローム（クリスタル・パレス）、アルバロ・バスケス（スウォンジー）
スコット・パーカー、ダレン・ベント、アデル・タラブト（フラム）

「今のところちょっと物足りない」採点3ですが、トッテナムのキリケシュは出場試合数が少ないだけで、ELでのプレイを見る限り大いに期待。レギュラーCBの座を奪うかもしれません。ルイス・アルベルト、ボリーニ、コネは、「短時間の交代出場が多かったりなどで、まだ何も見せてもらってないが今後に期待」という意味合いでここに。ステケレンブルクのプレミアリーグ出場はまだ1試合。肩のケガを治さないとどうにもこうにもですね。物足りなさが大きいのは、インテル時代と比べると明らかにインパクトが弱いエトー、1試合のなかでも波が多く安定しないシュールレ、移籍金が高かった割には守備にも攻撃にも明確な貢献ができていない中途半端なフェルナンジーニョでしょう。彼らがもう一段チームにフィットしないと、このままアーセナルやリヴァプール、トッテナムの快走を許すことになりかねません。

■さすがにがっかり…期待外れの選手（採点1～2）
イアゴ・アスパス（リヴァプール）、エリク・ラメラ、ロベルト・ソルダード（トッテナム）
ムラデン・ペトリッチ、スチュワート・ダウニング（ウエストハム）
ジョジー・アルティドール（サンダーランド）、ケヴィン・デブライネ（チェルシー）
ステファン・ヨヴェティッチ（マンチェスター・シティ）、ニクラス・ヘレニウス（アストン・ヴィラ）
ニコラ・アネルカ（WBA）、ステイーブン・アイルランド（ストーク）

最後に、「今のところワースト10候補」の選手たちです。ソルダードは、カップ戦中心の出場となっているデフォーよりも得点が少なくPKばかり。ラメラは出場しても何も残せておらず、昨季のASローマでの活躍が嘘のよう。イアゴ・アスパスは、チームにフィットできていない悩みが深いのか、思い切りのよさが影を潜め、スタリッジ、モーゼス、スアレス、コウチーニョが揃えばベンチウォーマーに定着してしまう恐れすらあります。ヨヴェティッチとダウニングはこれから出遅れを取り戻せばOKなのかもしれませんが、ブレーメンでの幅広いプレイぶりを発揮できないデブライネは1月のレンタル放出候補。ベンテケとアグボンラホルが欠場してもコザクにスタメンを奪われ、活躍の機会が少ないヘレニウスは、同じくトンネルの出口が見えない「ピッチ上の幽霊」アルティドールと並んで「金返せ候補筆頭」です。

そうはいってもまだ6試合。心情的には「全員がんばれ」なのですが、今季のプレミアリーグは特に補強のよしあしが結果につながっているように思い、整理してみた次第です。今後、ここからジャンプアップしてくるのは誰なのか？興味はつきませんね。