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「マンチェスター・ユナイテッドを離れるべき」2戦連発のラシュフォードに代表OBが大合唱!

ラシュフォード、ラシュフォード!UEFAネーションズリーグのスペイン戦で唯一のゴールを決めたのも、スイスとのフレンドリーマッチで決勝ゴールを叩き込んだのも、プレミアリーグでは左サイドにいる若きストライカーでした。自陣から丁寧につないで決めたスペイン戦の鮮やかなカウンターは、マンチェスター・ユナイテッドサポーターにはたまらない1発。ハーフライン付近でポストに入ったハリー・ケインが左に流してオーバーラップを促すと、WBのルーク・ショーのファーストタッチが絶妙でした。相手が獲れない位置にボールをプッシュし、加速した3番は、ナチョ・フェルナンデスの裏に入ろうとする同僚を見逃しませんでした。GKの逆を突いた巧みなシュートがネットを揺らし、イングランドが先制。脇を抜かれたのは、同じくマン・ユナイテッドのダヴィド・デ・ヘアでした。

この後、スペインに逆転を許したイングランドは1-2で敗れ、スイス戦は史上初の4連敗を回避することが大きなミッションとなりました。最初で最後のゴールは54分。ダニー・ローズが蹴ったCKが逆サイドに流れ、拾ったカイル・ウォーカーがロングクロスを入れると、ファーで1枚余っていたのが10番でした。右足のボレーがGKゾマーに当たってゴールに転がり込み、ガレス・サウスゲート監督は不名誉な記録を残さずにインターナショナルマッチウィークを終えることができました。こうなると、評論家たちは黙っていません。プレミアリーグ4節で相手を突き飛ばしてレッドカードを喰らった20歳は、スイスの選手にも同じことをやっておりましたが、レフェリーも外野もお咎めなし。イングランド代表OBたちの「マンチェスター・ユナイテッドを離れたほうがいい」の大合唱は、かなりの時間をトレーニングに割いたのではないかと疑ってしまう見事な連携でした。

「ルカクがいる限り、ラシュフォードはトップのポジションをキープできない。プレミアリーグやチャンピオンズリーグを制覇したいチームなら、ラシュフォードでは足りないだろう。彼はまだワールドクラスの選手ではないからだ。しかし、今後の可能性は感じられる。チェルシーからエヴァートンに移り、トップクラスになったルカクを思い出してほしい。ラシュフォードも、1度チームを離れる必要があるのではないか」(ジェイミー・キャラガー/スカイスポーツ)

「ルカクがいれば、オールド・トラフォードではストライカーとして先発できない。ジョゼ・モウリーニョが監督である限り、2トップもない。ルカクが出られなくても、代役はアレクシス・サンチェスだろう。ラシュフォードは、3トップのワイドで長い時間プレイしているので、本来のポジションに再度慣れるまでに時間がかかる。オールド・トラフォードを離れろというわけではないが、最高のストライカーをめざすなら、あのクラブでは不可能だろう」(アラン・シアラー/ザ・サン)

「マーカス・ラシュフォードはとても才能がある。彼はマンチェスター・ユナイテッドに収まるだろうか。マネージャーから信頼されているとは思えない。20歳で、もう少し時間が必要だが、大事な時期だ。シーズンの終わりに決定を下さなければならないだろう。レギュラーでプレイしないとね」(フィル・トンプソン/スカイスポーツ)

なるほど。趣旨は理解しました。では、どこへ?アグエロとガブリエウ・ジェズスのクラブで、いつも出場するのは至難の業。フィルミーノの仕事はフィルミーノにしかできないでしょう。ハリー・ケインのチームでセカンドストライカーになった選手が、どんな数字を残したかはみなさんご承知のとおり。昨季プレミアリーグで12ゴールのソン・フンミンと左のワイドを争うなら、出ていった意味がありません。オーバメヤンですら左にまわることもあるチーム?モラタ、ジルーとの椅子取りゲーム?TOP6ではチェルシーが最も可能性がありそうですが、3番手評価となろうものなら、No.1ドリブラーが君臨するサイドで出番はありません。

ならばエヴァートンか、レスターか、あるいはニューカッスル?ルカクのような「中堅クラブからトップ返り咲きプラン」はありだと思うものの、ルカクのように強靭な意志を持てるかどうかでしょう。サイドなら出場機会を得られ、欧州でプレイするチャンスもある名門クラブを捨てて、最前線にこだわるのはそれなりにギャンブル。自信と勇気がなければ選べない道だと思います。プレミアリーグ80試合17ゴールのアタッカーは、どんなキャリアを志すのでしょうか。イングランド代表でのゴールシーンを見て、「ストライカーとして活躍してほしい」と思うところまでは、評論家のみなさんと同じなのですが…。

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“「マンチェスター・ユナイテッドを離れるべき」2戦連発のラシュフォードに代表OBが大合唱!” への2件のフィードバック

  1. マンユナイテッド より:

    ユナイテッドのライバルチームを贔屓してる人達の意見なんてゴミに近い…内容を聞いてなおさらそう思います笑
    しかもリヴァプールにいたっては去年ラッシュフォードに二発かまされてますからキャラガーの意見は9割方ユナイテッドから居なくなってほしいという願望でしょう。
    冗談はさておきラッシュフォードがこれからワールドクラスに成り上がるためにはサイドアタッカーでもプレーできる方が良いと思います。
    実際ディバラのような実力のある選手でもセカンドトップ、トップ下のエリアでしかプレイできないと他の選手の調子がよい時にフォーメーションが変わってポジション自体が無くなってしまうこともあるわけですから。
    本人の意思次第ですが、今はポジションに関わらずユナイテッドで10番に相応しい活躍をすることに専念すべきだと思います。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    出場機会は移籍した方がもらえそうですよね
    モウリーニョが放出を望んだマルシャルも他のチームならと思ってしまいます
    他のフォーメーションも試してほしいですね

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