「Are you tired?」シュートが減ったハリー・ケインを現地メディアが徹底分析!
ロシアでは消える時間が長く、なかなかシュートを打たなかったイングランド代表のキャプテンは、今季のプレミアリーグが始まってからも4試合でシュート10本に留まっています。2014-15シーズン以降に放ったシュート574本は、クリスティアーノ・ロナウドの590本に次ぐ欧州主要リーグ2位。昨季プレミアリーグの184本は、2位のサラーを40本も引き離すぶっちぎりのTOPです。「スカイスポーツ」は、ハリー・ケインが突如シュート数を減らした理由について、2つの説を挙げています。
ネガティブは、「負傷して以来、コンディションがよくない」。ポジティブな理由は、「おとりになる動きが増えた、すなわち他の選手が機能することによって無理に打つシーンが減った」。シュートの総数と比例して、ボックス内でのタッチ数やミドルシュートの5試合平均値も減った一方で、デル・アリのボールタッチが増加。マンチェスター・ユナイテッド戦では、2トップの相棒ルーカス・モウラのほうがボックスでタッチした回数が多く、平均ポジションもブラジル人ドリブラーのほうが明らかに前でした。
疲労やコンディション不良の可能性は否めず、代表とクラブで2トップで戦う機会が増えた影響という見方も消せず。実際のところは、2つの状況が重なり合って起こった現象なのかもしれません。さらにもうひとつ、私からデータを添えさせていただきましょう。題して「謎の隔年省エネ説」。ハリー・ケインが年間20発以上を決めるようになった4シーズンを見ると、2015-16シーズンは158本を放ち、アグエロを39本引き離して1位。昨季も前述のとおり1位だったのに対して、偶数年始まりの2014-15と2016-17は110本台で終わっており、バイオリズムからは今季は省エネの年となります。シュート数は時期によって波があるのですが、スパーズの10番が素晴らしいのは、ゴール数がショット数の波の影響を受けていないこと。マークが厳しければ意図的に周囲を使い、調子が悪くても悪いなりのプレイで結果を出し続けているのです。
スタッツの変化は、スパーズの進化か、停滞か。スロースタートで有名なストライカーだけに、9月から調子を上げて「いつものエース」に戻るのかもしれませんが、とにかく休みがないのが気になります。チームの得点力をUPさせるキーマンは、エースを支えるエリクセンやデル・アリよりも、エースの留守を感じさせないプレイを見せてほしいフェルナンド・ジョレンテなのかもしれません。リヴァプール戦は、どちらを見ることになるのでしょうか。アリソンを呆然とさせるミドルシュート炸裂か、エリクセンばかりが目立つ静かなアタックか…。(ハリー・ケイン 写真著作者/Кирилл Венедиктов)
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休みがないことは、スパーズの主軸選手達の通年の悩みになりそうです。
ケイン、アリ、トリッピア、ヤン、ロリスあたりは言わずもがな。(早速ロリスとアリは負傷しましたが)
W杯では出場少なかったとはいえダイアーとデンベレ、ローズ、昨季リーグで休みが多かったとはいえトビー。ここまでがワールドカップ超お疲れ組。
今度は孫が帰ってきますけど、こちらも超酷使された後。
他にワールドカップ出場組ではエリクセン、ダビンソン・サンチェスもいますし……。
非ワールドカップ組の負傷者の多さが、それに追い討ちをかけている感じですかね……。
モウラに加えてウインクス、デイヴィス、ジョレンテ、オーリエとかがこの機にいい活躍を見せてくれることを願いたいですが……
リヴァプール戦、楽しみですが怖いです。
現時点では最高の仕上がりのチームが相手ですから。
エリクセン、トリッピアのFKが頼みの綱になりそうな予感がします。。。