10アシストはリーグレコードペース!最高の時を過ごすケヴィン・デブライネの決定力に注目!
最大の理由は、苦い記憶ではないでしょう。優勝に手が届かなかった3シーズンが気になるなら、怖れる相手は、よりギャップが小さい2位レスターのはずです。アンフィールドのサポーターが慎重な姿勢を崩さないのは、追撃しているのがペップのマン・シティだからだと思われます。クロップ監督のチームが、プレミアリーグ38戦30勝7分1敗と完璧に近い戦績を残したのに、怒涛の14連勝でトロフィーをかっさらっていった最強チームです。
さらに、こんなこともいえるのではないでしょうか。中盤を牛耳るケヴィン・デブライネが自軍にいたら、これほど怖れることもないだろう、と。稀代のプレーメイカーは、17試合6ゴール10アシストというスタッツを残していますが、ゴールもアシストも2015年の入団以来最速ペース。38試合に換算すると21アシストとなり、2002-03シーズンにティエリ・アンリが積み上げた20アシストのリーグレコードを塗り替えるペースです。
プレミアリーグ開幕戦から10節までで9アシストのロケットスタート。マン・シティの4敗は、すべてデブライネのラストパスでゴールが決まらなかった試合です。圧巻だったのは、17節のエミレーツ。ガブリエウ・ジェズスの折り返しをゴール右上に突き刺した開始1分の先制ボレーは、跳ねるボールを抑えなければならなかった難易度の高いキックで、フリーのスターリングに通した15分のグラウンダーは、3人のマーカーを引き付けて出した完璧なラストパスでした。
エジル、ルーカス・トレイラ、グエンドゥジを次々とかわして打った40分のミドルも、レノが届かない唯一のコースを正確になぞったスーパーショットです。2ゴール1アシストでアーセナルを屠ったプレーメイカーは、前節のレスター戦でも69分にガブリエウ・ジェズスのゴールをお膳立てしています。このときのソユンチュのように不用意に奪いにいくと、ひらりとかわされ決定的なシーンを創られるのを覚悟しなければなりません。
「美しい」「柔らかい」「繊細な」といった形容が定番のメスト・エジルに対して、直線的な弾道が多いデブライネに似合う表現は「容赦ない」「鋭い」「的確な」でしょう。アグエロ、サネ、ラポルテが戻ってくれば、一昨年にプレミアリーグファンを震撼させた圧倒的な強さを再度手に入れ、リヴァプールとの差を詰めてくるものと思われます。1周めを3番手で過ごした本命馬は、最後の直線で剛脚を繰り出し、彼我の距離を測っていたかのような差し切りを披露するのでしょうか。一騎打ちに持ち込めるかどうかは、史上最高の司令塔といっても過言ではないベルギー代表のクオリティにかかっています。次は金曜日。ホームで苦杯を嘗めた難敵ウルヴスとのリベンジマッチです。
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更新ありがとうございます。
シティにとっては3連覇の可能性は殆どありませんが、このまま易々とレッズにタイトルを明け渡すわけには行きません。
それにしてもデブライネ凄いです。レスター戦のジェズスへのクロスも痺れました。
切り裂くような高速のしかもピンポイントパス!合わせる側も必死ですよね。
更新ご苦労様です。
今シーズンのデブライネは無双状態ですね。レッズサポの私からすると、相対すると厄介な存在ですが、彼の様なワールドクラスの選手が怪我なく能力を存分に発揮する姿は観ていてある意味気持ちがいいものです。
レスター戦のジェズズへのクロスすごかったですよね。
ジェズズ自身も、決めれて良かったー!みたいなホッとしたような、
やっぱりそこ通してくるのかー!というようなリアクションで面白かったです。
まさにその通りでシティがいなければ安心なのですが、シティなら残り全勝というのも有り得そうなのでそれが怖いです。
デブライネは敵ながら好きな選手ですので彼のスーパープレーを見れるのは嬉しいですね。
本当に彼がうちにいてくれたらなーと何回思ったことか分かりません。