類まれなるリーダーシップ…フェルナンジーニョ、マン・シティと契約延長!
彼の運命が変わったきっかけは、8月31日に行われた4節のブライトン戦でした。37分にラポルテが負傷。前節までベンチを温めていたフェルナンジーニョが急遽呼ばれ、最終ラインを束ねる役割を担いました。次のノリッジ戦でオタメンディとジョン・ストーンズを起用し、3-2で敗れたペップ・グアルディオラは、6節のワトフォード戦からフェルナンジーニョにラインの統率を託しました。以来、プレミアリーグ19戦連続で先発出場。自陣でビルドアップの中心となり、時折鋭いロングフィードをウイングやストライカーに通すあたりは、まさに「ペップのCB」です。
アクシデントによってポジションを得たとはいえ、年明けにラポルテが戻ってくればベンチが定位置となるかもしれません。年末には、「スカイスポーツ」のインタビューに応えたマフレズが、退団を発表した選手を問われて「ダヴィド・シルヴァとフェルナンジーニョ」と口を滑らせました。年が変わっても契約延長のアナウンスはなく、中盤センターはロドリとギュンドアンが担っています。フェルナンジーニョは、最終ラインに欠かせない存在なのか、あるいは今季で見納めなのか。2018-19シーズンの前半戦で、クリスマス前後の2試合を欠場したときは、クリスタル・パレスとレスターに5失点を喫して連敗。絶対的な存在といわれたプレミアリーグ屈指のアンカーは、1年後のチームで徐々に居場所を失いつつあるように見えました。
そんななかでの、残留を伝えるニュース。公式サイトには、家族と一緒に契約書にサインする写真が掲載されています。チキ・ペギリスタインSDのメッセージは、「自らが事例となってチームを牽引している」「リーダーシップとプロフェッショナリズムが高評価」「チームメイトを大切にする」「チームの重要性をわかっており、エゴのないプレーヤー」と、プレイ以外の価値をリスペクトする言葉で彩られていました。彼は、マン・シティでプレイを続けたかったんだ…情熱的な本人のメッセージに触れると、サポーターでもないのに涙腺が緩くなります。
「考えうる限り最高のニュース。チームメイトとバックルームのスタッフに感謝していると言葉で残したい。彼らがいなければ、このディールは不可能だった。全員に心から感謝している」
「ここでの時間のすべてを楽しんでいる。クラブやファンと、これほど有意義な関係を築けるとは思ってなかったけど、実際に実現しているんだ。私たちのファンは信じられないぐらい素晴らしい。彼らのために、もう1年プレイすることができるのが、とてもうれしい。彼らの愛と情熱は、私を動かし続けてくれている」
「私がフォーカスしているのは、確実に成功し続けること。私の時間はトロフィーで飾られてきた。ペップの指導の下でとても加速したと思う。できるだけ長く続けたいね」
プレミアリーグのレベルを一気に高めたペップの4-3-3は、攻守ともにハイレベルなアンカーなくして実現しえなかったでしょう。最後まで、彼を見続けたいと思います。週末のトッテナム戦は、公式戦300試合めとなるメモリアルゲームです。
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