チャンスをつかんだフィカヨ・トモリが語る「恩師フランク・ランパードと難敵リヴァプール」
プレミアリーグ2019-20シーズンのトピックスのひとつとして、ビッグ6のヤングスター抜擢があります。マンチェスター・ユナイテッドの先発の平均年齢24.8歳は、リーグ最年少。ラシュフォードを筆頭に、ワン=ビサカ、ダニエル・ジェームズ、マクトミネイ、ブランドン・ウィリアムズ、グリーンウッドといったU-22のタレントたちが活躍し、近い将来の名門復活の予感を漂わせました。アーセナルは、マルティネッリ&サカの10代コンビと、ウィロック、ネルソン、メートランド=ナイルズ、エンケティア、キーラン・ティアニー。ただしこちらは、プレミアリーグ28試合2520分のうち、50%以上の出場時間を記録したのはグエンドゥジのみで、最もブレイクした若手は、12月にやってきた38歳のミケル・アルテタ監督だったという印象です。
若手シフトを最も成功させたクラブは、中断前に4位につけていたチェルシーでしょう。マウリツィオ・サッリの後を継いだフランク・ランパード監督は、アルテタより3つ年上の41歳。開幕から2試合めのレスター戦で、メイソン・マウントが強烈な一撃を叩き込むと、まだ21歳だったタミー・アブラハムが3節からの3試合で7発の荒稼ぎ。チェルシーユース時代から将来を嘱望されていた点取り屋は、プレミアリーグ25試合13ゴールと完全に開花し、モラタとイグアインを忘れさせてくれました。
「今シーズンに入って、若い選手たちはプレイ機会が与えられると感じていた。マネージャーは、ヤングスターをプレーさせたいと明言していたんだ」と語るのは、4節にCBの一角をゲットしたフィカヨ・トモリです。「スカイスポーツ」で、ジェイミー・レドナップのインタビューに応じた22歳のCBは、「タミーとメイソンが先にゴールを決めてくれていたので、何とか溶け込むことができた。負傷から戻ってきたリース・ジェームズも、うまくスタートしたね」と開幕当時を振り返っています。
4人のニューフェイスが、ほぼ同時に抜擢されたのは効果的だったようです。「お互いのよさを引き出せることで、われわれにとってはるかに快適な環境になり、リラックスしてプレイできた。アントニオ(・リュディガー)やアスピ(セサル・アスピリクエタ)といった経験豊富なプレーヤーがいて、すべてを勝ち取ったペドロとドレッシングルームを共有できたのも早期にフィットした理由だと思う。彼らのようなプレーヤーから学びやすくなったからね」。経験という面では、百戦錬磨の指揮官の存在も絶大でした。前半戦で、11試合連続スタメンを記録した若きCBは、「マネージャーのおかげで落ち着いて戦うことができた」と、統率力を絶賛しています。
「シーズンが始まった頃は、とにかくリラックスするように努めていた。友人や家族が、アイツはチェルシーでプレーしている、チャンピオンズリーグに出場しているといっているのが頭に浮かぶんだ。そんなことが実際に起こっていると思うだけでも夢のようだ。何とか集中をキープしようとしているところに、ワールドカップやチャンピオンズリーグファイナルを戦ってきたマネージャーがいてくれた。彼は全員を落ち着かせ、不慣れな若い選手の肩を抱いてくれた。素晴らしいシーズンだった。このまま終われるといいね」
最も対応が難しかった選手を問われると、ロベルト・フィルミーノと即答しています。「チャンピオンシップにはさまざまなストライカーがいる。空中戦に強かったり、最終ラインの裏を狙ってきたりする。フィルミーノは、巧みに中盤に下がっていくんだ。判断を誤れば、即座に代償を払うことになる」「彼は最高に難しい。サラーと一緒だと、なおさらだ。戦いながら、こう思っていた。”これはチャレンジだ。チャンスを活かせば、このレベルでやれると証明できる”と」。ピッチ脇で息遣いを聞いているような生々しい声に触れると、ついつい応援したくなってしまいますが、3ポイント差ですぐ下にいるクラブのサポーターにそんな余裕はありません。「来季は存分に暴れてください」とだけ添えて、この稿を締めることとしましょう。おもしろいインタビューでした。(フィカヨ・トモリ 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London from London, UK)
若手シフトを最も成功させたクラブは、中断前に4位につけていたチェルシーでしょう。マウリツィオ・サッリの後を継いだフランク・ランパード監督は、アルテタより3つ年上の41歳。開幕から2試合めのレスター戦で、メイソン・マウントが強烈な一撃を叩き込むと、まだ21歳だったタミー・アブラハムが3節からの3試合で7発の荒稼ぎ。チェルシーユース時代から将来を嘱望されていた点取り屋は、プレミアリーグ25試合13ゴールと完全に開花し、モラタとイグアインを忘れさせてくれました。
「今シーズンに入って、若い選手たちはプレイ機会が与えられると感じていた。マネージャーは、ヤングスターをプレーさせたいと明言していたんだ」と語るのは、4節にCBの一角をゲットしたフィカヨ・トモリです。「スカイスポーツ」で、ジェイミー・レドナップのインタビューに応じた22歳のCBは、「タミーとメイソンが先にゴールを決めてくれていたので、何とか溶け込むことができた。負傷から戻ってきたリース・ジェームズも、うまくスタートしたね」と開幕当時を振り返っています。
4人のニューフェイスが、ほぼ同時に抜擢されたのは効果的だったようです。「お互いのよさを引き出せることで、われわれにとってはるかに快適な環境になり、リラックスしてプレイできた。アントニオ(・リュディガー)やアスピ(セサル・アスピリクエタ)といった経験豊富なプレーヤーがいて、すべてを勝ち取ったペドロとドレッシングルームを共有できたのも早期にフィットした理由だと思う。彼らのようなプレーヤーから学びやすくなったからね」。経験という面では、百戦錬磨の指揮官の存在も絶大でした。前半戦で、11試合連続スタメンを記録した若きCBは、「マネージャーのおかげで落ち着いて戦うことができた」と、統率力を絶賛しています。
「シーズンが始まった頃は、とにかくリラックスするように努めていた。友人や家族が、アイツはチェルシーでプレーしている、チャンピオンズリーグに出場しているといっているのが頭に浮かぶんだ。そんなことが実際に起こっていると思うだけでも夢のようだ。何とか集中をキープしようとしているところに、ワールドカップやチャンピオンズリーグファイナルを戦ってきたマネージャーがいてくれた。彼は全員を落ち着かせ、不慣れな若い選手の肩を抱いてくれた。素晴らしいシーズンだった。このまま終われるといいね」
最も対応が難しかった選手を問われると、ロベルト・フィルミーノと即答しています。「チャンピオンシップにはさまざまなストライカーがいる。空中戦に強かったり、最終ラインの裏を狙ってきたりする。フィルミーノは、巧みに中盤に下がっていくんだ。判断を誤れば、即座に代償を払うことになる」「彼は最高に難しい。サラーと一緒だと、なおさらだ。戦いながら、こう思っていた。”これはチャレンジだ。チャンスを活かせば、このレベルでやれると証明できる”と」。ピッチ脇で息遣いを聞いているような生々しい声に触れると、ついつい応援したくなってしまいますが、3ポイント差ですぐ下にいるクラブのサポーターにそんな余裕はありません。「来季は存分に暴れてください」とだけ添えて、この稿を締めることとしましょう。おもしろいインタビューでした。(フィカヨ・トモリ 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London from London, UK)
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