2020.09.22 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【Wolves×MAN.CITY】やっぱりデブライネ!反撃を1点に抑えたマン・シティが快勝スタート!
開幕当日に、イルカイ・ギュンドアンのコロナウイルス感染が発覚。7日に陽性と発表されたラポルテは間に合わず、マフレズはベントスタートです。6月に膝の手術を行ったアグエロは、復帰まで最大2ヵ月といわれており、満身創痍のマン・シティ。昨季プレミアリーグでダブルを喰らったウルヴスとの緒戦は、不安な船出となりました。モリニューのアウェイゲームに臨むペップの11人を見てみましょう。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、ジョン・ストーンズ、ナタン・アケ、バンジャマン・メンディ。セントラルMFはフェルナンジーニョとロドリ、2列めにデブライネ、フォーデン、スターリング、最前線にガブリエウ・ジェズスという布陣です。
キックオフから2分、ボックス左から突破を図ったスターリングが転倒するも、ジャッジはゴールキック。マンチェスター・シティがポゼッションを取り、ウルヴスが速攻狙いという展開は、戦前の予想通りです。ドハーティーを失ったヌーノ・エスピーリト・サント監督は、アダマ・トラオレをWBに置いています。プレミアリーグデビューのマルサウは、わずか8分でヴィナグルにチェンジ。11分のデブライネのFKは、ルイ・パトリシオが落ち着いてセーブしました。
ポデンセとアダマ・トラオレを中心に、右サイドからのアタックが増えているウルヴス。19分、ボックス右に出た縦パスを追ったデブライネに対して、サイスが不用意なスライディングを仕掛けてしまい、17番が転倒した瞬間にPKを示すホイッスルが鳴り響きます。プレミアリーグ屈指のプレイメーカーが自ら右隅に決め、マン・シティがあっさり先制。左右をワイドに使って攻めるアウェイチームに対して、オレンジのシャツはゴール前でクリアするのが精一杯です。30分にフォーデンのパスをもらってボックス左に出たスターリングは、強引なシュートをルイ・パトリシオにキャッチされました。
マン・シティが完璧な崩しを決めたのは32分。後方に引いていたロドリからフォーデンに楔が入ると、47番は前線のガブリエウ・ジェズスに預け、落としがデブライネへ。左から上がったスターリングがスルーパスでフリーになり、余裕をもって中央に転がすと、走り込んだフォーデンがダイレクトでゴール左に流し込みました。39分、デブライネのパスをボックスの右コーナーで受けたフォーデンは、自ら仕掛けて左足でシュート。ボールは左に逸れていきますが、危険なシーンでした。
41分、CKの流れからクロスに競り勝ったラウル・ヒメネスのヘッドは、右にアウト。2分後、敵陣で奪ったスターリングがガブリエウ・ジェズスにつなぐと、頭で浮かしたボールに反応したのはデブライネ。縦に持ち込んで放った左足シュートはルイ・パトリシオの肩に当たり、CKからの二次攻撃で角度のないところからアウトにかけたロドリのシュートは、ファーポストをかすめます。ウルヴスは、得意のカウンターを繰り出すことができずにハーフタイムを迎えました。
後半のキックオフから、マン・シティがラッシュ。バンジャマン・メンディ、デブライネ、ガブリエウ・ジェズスと縦につながった52分のカウンターは、左足のシュートがルイ・パトリシオの正面です。ドリブル突破が目立つようになったアダマ・トラオレは、55分に鋭いグラウンダーをポデンセに通しますが、振り向きざまに打った左足のシュートは惜しくも左に外れました。
モウティーニョの縦パスがジョン・ストーンズの裏に走り、ポデンセが抜け出したのは59分。エデルソンの頭上に打ったループシュートは、うまく落ちません。直後、バンジャマン・メンディをかわしたアダマ・トラオレのグラウンダーがフリーのラウル・ヒメネスに届きますが、ボレーは明らかにミスタッチ。早い時間にウルヴスが1点を返せば、勝負はわからなくなります。73分、好調のネトが右からカットインして放ったシュートは、ナタン・アケがブロックしました。両チームを通じて最初のカードは78分。ヌーノ監督がモウティーニョとネトを下げ、デンドンケルとファビオ・シウヴァを投入した直後に、初めてのオンターゲットがネットを揺らしました。
CKを蹴ったポデンセにボールが渡ると、縦にドリブルして上げたクロスがニアのラウル・ヒメネスへ。昨季プレミアリーグで17ゴールのエースが強烈なヘディングを右隅に突き刺します。ペップの1枚めは、81分にスターリングをフェラン・トーレス。攻め続けたホームチームは2本めのオンターゲットを記録できず、95分に息の根を止められました。左サイドの競り合いを制して抜け出したガブリエウ・ジェズスの強引なシュートが、コーディーの足に当たってゴールイン。マンチェスター・シティの10シーズン連続開幕戦勝利はプレミアリーグレコードです。
勝因は、すべてのゴールに絡んだケヴィン・デブライネ。ウルヴスは、彼を自由にさせ過ぎました。ダヴィド・シルヴァが去ってもアグエロがいなくても、17番が前を向いてプレイできれば、マン・シティがゼロで終わることはないでしょう。バンジャマン・メンディやロドリがアダマ・トラオレにやられた後半は危険なシーンが続きましたが、ナタン・アケが加わった中央の守備が決定的なシュートを1発に食い止め、リードを守り切りました。
難敵に苦戦を強いられたマン・シティですが、主力を数人欠いた初戦としては、まずまずの出来だったのではないかと思います。ポデンセに翻弄され、ラウル・ヒメネスにヘディングを許したジョン・ストーンズに代わってラポルテが入れば、センターはより強固になるはずです。次戦の相手は、首位に立ったレスター。ヴァーディーへのパスの出どころを押さえ、デブライネにボールを集めることができれば、3ポイントをゲットできるでしょう。プレミアリーグのトロフィー奪還と悲願のビッグイヤー獲得をめざすペップのチームが、2020-21シーズンもいつもどおりのスタートを切りました。(ケヴィン・デブライネ 写真著作者/Saikakohei)
キックオフから2分、ボックス左から突破を図ったスターリングが転倒するも、ジャッジはゴールキック。マンチェスター・シティがポゼッションを取り、ウルヴスが速攻狙いという展開は、戦前の予想通りです。ドハーティーを失ったヌーノ・エスピーリト・サント監督は、アダマ・トラオレをWBに置いています。プレミアリーグデビューのマルサウは、わずか8分でヴィナグルにチェンジ。11分のデブライネのFKは、ルイ・パトリシオが落ち着いてセーブしました。
ポデンセとアダマ・トラオレを中心に、右サイドからのアタックが増えているウルヴス。19分、ボックス右に出た縦パスを追ったデブライネに対して、サイスが不用意なスライディングを仕掛けてしまい、17番が転倒した瞬間にPKを示すホイッスルが鳴り響きます。プレミアリーグ屈指のプレイメーカーが自ら右隅に決め、マン・シティがあっさり先制。左右をワイドに使って攻めるアウェイチームに対して、オレンジのシャツはゴール前でクリアするのが精一杯です。30分にフォーデンのパスをもらってボックス左に出たスターリングは、強引なシュートをルイ・パトリシオにキャッチされました。
マン・シティが完璧な崩しを決めたのは32分。後方に引いていたロドリからフォーデンに楔が入ると、47番は前線のガブリエウ・ジェズスに預け、落としがデブライネへ。左から上がったスターリングがスルーパスでフリーになり、余裕をもって中央に転がすと、走り込んだフォーデンがダイレクトでゴール左に流し込みました。39分、デブライネのパスをボックスの右コーナーで受けたフォーデンは、自ら仕掛けて左足でシュート。ボールは左に逸れていきますが、危険なシーンでした。
41分、CKの流れからクロスに競り勝ったラウル・ヒメネスのヘッドは、右にアウト。2分後、敵陣で奪ったスターリングがガブリエウ・ジェズスにつなぐと、頭で浮かしたボールに反応したのはデブライネ。縦に持ち込んで放った左足シュートはルイ・パトリシオの肩に当たり、CKからの二次攻撃で角度のないところからアウトにかけたロドリのシュートは、ファーポストをかすめます。ウルヴスは、得意のカウンターを繰り出すことができずにハーフタイムを迎えました。
後半のキックオフから、マン・シティがラッシュ。バンジャマン・メンディ、デブライネ、ガブリエウ・ジェズスと縦につながった52分のカウンターは、左足のシュートがルイ・パトリシオの正面です。ドリブル突破が目立つようになったアダマ・トラオレは、55分に鋭いグラウンダーをポデンセに通しますが、振り向きざまに打った左足のシュートは惜しくも左に外れました。
モウティーニョの縦パスがジョン・ストーンズの裏に走り、ポデンセが抜け出したのは59分。エデルソンの頭上に打ったループシュートは、うまく落ちません。直後、バンジャマン・メンディをかわしたアダマ・トラオレのグラウンダーがフリーのラウル・ヒメネスに届きますが、ボレーは明らかにミスタッチ。早い時間にウルヴスが1点を返せば、勝負はわからなくなります。73分、好調のネトが右からカットインして放ったシュートは、ナタン・アケがブロックしました。両チームを通じて最初のカードは78分。ヌーノ監督がモウティーニョとネトを下げ、デンドンケルとファビオ・シウヴァを投入した直後に、初めてのオンターゲットがネットを揺らしました。
CKを蹴ったポデンセにボールが渡ると、縦にドリブルして上げたクロスがニアのラウル・ヒメネスへ。昨季プレミアリーグで17ゴールのエースが強烈なヘディングを右隅に突き刺します。ペップの1枚めは、81分にスターリングをフェラン・トーレス。攻め続けたホームチームは2本めのオンターゲットを記録できず、95分に息の根を止められました。左サイドの競り合いを制して抜け出したガブリエウ・ジェズスの強引なシュートが、コーディーの足に当たってゴールイン。マンチェスター・シティの10シーズン連続開幕戦勝利はプレミアリーグレコードです。
勝因は、すべてのゴールに絡んだケヴィン・デブライネ。ウルヴスは、彼を自由にさせ過ぎました。ダヴィド・シルヴァが去ってもアグエロがいなくても、17番が前を向いてプレイできれば、マン・シティがゼロで終わることはないでしょう。バンジャマン・メンディやロドリがアダマ・トラオレにやられた後半は危険なシーンが続きましたが、ナタン・アケが加わった中央の守備が決定的なシュートを1発に食い止め、リードを守り切りました。
難敵に苦戦を強いられたマン・シティですが、主力を数人欠いた初戦としては、まずまずの出来だったのではないかと思います。ポデンセに翻弄され、ラウル・ヒメネスにヘディングを許したジョン・ストーンズに代わってラポルテが入れば、センターはより強固になるはずです。次戦の相手は、首位に立ったレスター。ヴァーディーへのパスの出どころを押さえ、デブライネにボールを集めることができれば、3ポイントをゲットできるでしょう。プレミアリーグのトロフィー奪還と悲願のビッグイヤー獲得をめざすペップのチームが、2020-21シーズンもいつもどおりのスタートを切りました。(ケヴィン・デブライネ 写真著作者/Saikakohei)
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
途中から観て、なんか控えメンバーも薄いし、みんな怪我なのかなと思ってました。コロナ陽性なら復帰の目処が立ちますね。ベルナルド・シルバやジンチェンコは筋肉系トラブルでしたっけ。とにかくいつものように贅沢にメンバーチェンジができず後半トラオレがガンガン攻めてシティはいっぱいいっぱいの辛勝だったように見えました。ヒメネスが全部決めれば同点か負けてたかも。
アケとラポルテは2人とも左利きなのでビルドアップ等の面から並べるとは考えにくい
やっぱりラポルテの相方が欲しいけど買えないし