2020.10.04 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【Chelsea×Crystal Palace】初先発のチルウェル躍動!中盤を支配したチェルシーが4発大勝!
開幕戦はブライトンに1-3で勝ったものの、リヴァプールに敗れた後、プレミアリーグに復帰したばかりのWBAに3-3ドロー。1勝1分1敗と低調なスタートとなったランパード監督は、スタンフォード・ブリッジでクリスタル・パレスに負けるわけにはいきません。ランチタイムキックオフのゲームを戦う11人は、攻撃的な顔ぶれです。GKエドゥアール・メンディ、DFアスピリクエタ、チアゴ・シウヴァ、ズマ、チルウェル。中盤センターにカンテとジョルジーニョ、2列めにハドソン=オドイ、カイ・ハヴェルツ、ヴェルナー、最前線にタミー・アブラハムが入る4-2-3-1です。
キックオフから攻勢のチェルシーが、右サイドから何度も鋭いクロスを入れています。チルウェルが中央に浮かしたのは8分。右に流れたボールをハドソン=オドイがキープし、後方でフォローしたジョルジーニョがゴール前のタミー・アブラハムに合わせると、ヘディングシュートはうまく当たらず、ゴールの左に逸れていきます。13分、ジョルジーニョのチェンジがチルウェルに通り、ニアに浮かしたボールがヴェルナーに通るも、トラップが大きくシュートを打てず。直後のカンテのミドルは、クロスバーを大きく越えていきました。
ジョルジーニョがカイ・ハヴェルツに預けた19分のカウンターは、ニューフェイスのドリブルのコース取りが秀逸でした。左から中央に進んだ29番が左にラストパスを転がすと、ヴェルナーのダイレクトショットはGKグアイタの正面。1分後、チルウェルのFKをチアゴ・シウヴァがヘッドで落とすと、ジョルジーニョのワントラップボレーはクロスバーすれすれを抜けていきます。25分にチルウェルが左から蹴ったCKは、タミー・アブラハムのヘッドが右にアウト。カウンターに活路を見出したいクリスタル・パレスですが、チェルシーの最終ラインと2センターの戻りが早く、サイドでキープさせられて終わっています。
30分過ぎからハドソン=オドイが左、ヴェルナーが右とポジションをスイッチしています。39分、ジョルジーニョが縦に出したロングフィードがタミー・アブラハムの足元へ。巧みなトラップでゴールの脇に抜けたストライカーはグアイタに詰められ、ラストタッチをブロックされました。圧倒的なチェルシーペースながら、前半は0-0。後半もハーフコートマッチを展開していたブルーのシャツは、50分に待望の先制ゴールをゲットしました。
ヴェルナーのパスを右サイドでもらったハドソン=オドイがカットされたボールをクヤテから奪い返すと、ニアで落としをもらったアスピリクエタのクロスがDFに当たって逆サイドへ。ここに走り込んできたのはベン・チルウェル。豪快なボレーがグアイタのグローブの先を抜け、ネットに突き刺さりました。今季プレミアリーグ初先発で移籍後初ゴールを決めた左SBは、66分のCKから貴重なアシストを記録します。クリアを拾ったハドソン=オドイが左のチルウェルに戻すと、ふわりと浮かしたクロスに競り勝ったズマのヘッドがゴールの右隅に吸い込まれました。
74分、縦に抜けたハドソン=オドイがニアにクロスを入れると、タミー・アブラハムのヘッドは惜しくも右に外れます。チェルシーの3点めはその直後。カイ・ハヴェルツが左に展開したボールをチルウェルがサイドチェンジし、高く浮いたミッチェルのクリアをタミー・アブラハムがキープします。フェイントをかけてボックス右に出ようとした9番をミッチェルが引っかけてしまい、PK。ジョルジーニョがいつものキックで右に流し込み、勝負は決しました。
最後のゴールは81分。CKをキャッチしたグアイタがクヤテに預けたボールをチルウェルがカットし、右に開いたチアゴ・シウヴァがカイ・ハヴェルツにクロスを通すと、巧みなタッチで前に出ようとしたアタッカーをサコが倒してしまいました。ジョルジーニョの2本めのCKもゴール右隅。ランパード監督の最初のカードは4-0とした直後で、カンテとハドソン=オドイに代えてコヴァチッチとプリシッチです。最後までゲームをコントロールしたチェルシーはクリスタル・パレスにオンターゲットを許さず、4点差をキープしたままタイムアップを迎えました。
1点めは自らのボレー、2点めはクロスでアシスト、3点めと4点めはPKにつながったサイドチェンジとインターセプト。すべてのゴールシーンに絡んだチルウェルが文句なしのMVPでしょう。4発快勝は素晴らしい結果ですが、4-2-3-1の布陣はヴェルナーがゴールから遠くなるのが気になりました。左右のサイドから中央に侵入するゴールゲッターが、ボックスでラストパスを待つシーンが少なく、サイドをカバーされるとシュートにつながるボールが入らなくなりそうです。
カイ・ハヴェルツやメイソン・マウントがインサイドに入り、ヴェルナーと逆サイドのウインガーが高い位置に張れる4-3-3のほうが、彼らの持ち味を活かせるのではないでしょうか。相手の最終ラインを崩して決めたゴールがなかったのが、ランパード監督が厳しい表情を崩さなかった理由なのではないかと思います。ともあれ、懸案だったSBのクオリティが上がったのを確認できたのは、大きな収穫です。次節はホームでサウサンプトン。若き指揮官の戦い方を引き続きチェックしましょう。
キックオフから攻勢のチェルシーが、右サイドから何度も鋭いクロスを入れています。チルウェルが中央に浮かしたのは8分。右に流れたボールをハドソン=オドイがキープし、後方でフォローしたジョルジーニョがゴール前のタミー・アブラハムに合わせると、ヘディングシュートはうまく当たらず、ゴールの左に逸れていきます。13分、ジョルジーニョのチェンジがチルウェルに通り、ニアに浮かしたボールがヴェルナーに通るも、トラップが大きくシュートを打てず。直後のカンテのミドルは、クロスバーを大きく越えていきました。
ジョルジーニョがカイ・ハヴェルツに預けた19分のカウンターは、ニューフェイスのドリブルのコース取りが秀逸でした。左から中央に進んだ29番が左にラストパスを転がすと、ヴェルナーのダイレクトショットはGKグアイタの正面。1分後、チルウェルのFKをチアゴ・シウヴァがヘッドで落とすと、ジョルジーニョのワントラップボレーはクロスバーすれすれを抜けていきます。25分にチルウェルが左から蹴ったCKは、タミー・アブラハムのヘッドが右にアウト。カウンターに活路を見出したいクリスタル・パレスですが、チェルシーの最終ラインと2センターの戻りが早く、サイドでキープさせられて終わっています。
30分過ぎからハドソン=オドイが左、ヴェルナーが右とポジションをスイッチしています。39分、ジョルジーニョが縦に出したロングフィードがタミー・アブラハムの足元へ。巧みなトラップでゴールの脇に抜けたストライカーはグアイタに詰められ、ラストタッチをブロックされました。圧倒的なチェルシーペースながら、前半は0-0。後半もハーフコートマッチを展開していたブルーのシャツは、50分に待望の先制ゴールをゲットしました。
ヴェルナーのパスを右サイドでもらったハドソン=オドイがカットされたボールをクヤテから奪い返すと、ニアで落としをもらったアスピリクエタのクロスがDFに当たって逆サイドへ。ここに走り込んできたのはベン・チルウェル。豪快なボレーがグアイタのグローブの先を抜け、ネットに突き刺さりました。今季プレミアリーグ初先発で移籍後初ゴールを決めた左SBは、66分のCKから貴重なアシストを記録します。クリアを拾ったハドソン=オドイが左のチルウェルに戻すと、ふわりと浮かしたクロスに競り勝ったズマのヘッドがゴールの右隅に吸い込まれました。
74分、縦に抜けたハドソン=オドイがニアにクロスを入れると、タミー・アブラハムのヘッドは惜しくも右に外れます。チェルシーの3点めはその直後。カイ・ハヴェルツが左に展開したボールをチルウェルがサイドチェンジし、高く浮いたミッチェルのクリアをタミー・アブラハムがキープします。フェイントをかけてボックス右に出ようとした9番をミッチェルが引っかけてしまい、PK。ジョルジーニョがいつものキックで右に流し込み、勝負は決しました。
最後のゴールは81分。CKをキャッチしたグアイタがクヤテに預けたボールをチルウェルがカットし、右に開いたチアゴ・シウヴァがカイ・ハヴェルツにクロスを通すと、巧みなタッチで前に出ようとしたアタッカーをサコが倒してしまいました。ジョルジーニョの2本めのCKもゴール右隅。ランパード監督の最初のカードは4-0とした直後で、カンテとハドソン=オドイに代えてコヴァチッチとプリシッチです。最後までゲームをコントロールしたチェルシーはクリスタル・パレスにオンターゲットを許さず、4点差をキープしたままタイムアップを迎えました。
1点めは自らのボレー、2点めはクロスでアシスト、3点めと4点めはPKにつながったサイドチェンジとインターセプト。すべてのゴールシーンに絡んだチルウェルが文句なしのMVPでしょう。4発快勝は素晴らしい結果ですが、4-2-3-1の布陣はヴェルナーがゴールから遠くなるのが気になりました。左右のサイドから中央に侵入するゴールゲッターが、ボックスでラストパスを待つシーンが少なく、サイドをカバーされるとシュートにつながるボールが入らなくなりそうです。
カイ・ハヴェルツやメイソン・マウントがインサイドに入り、ヴェルナーと逆サイドのウインガーが高い位置に張れる4-3-3のほうが、彼らの持ち味を活かせるのではないでしょうか。相手の最終ラインを崩して決めたゴールがなかったのが、ランパード監督が厳しい表情を崩さなかった理由なのではないかと思います。ともあれ、懸案だったSBのクオリティが上がったのを確認できたのは、大きな収穫です。次節はホームでサウサンプトン。若き指揮官の戦い方を引き続きチェックしましょう。
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更新ご苦労様です。
ヴェルナーはリバプール戦ではかなり脅威になっていたと思います。このゲームでは輝きが今一つだったのが気になるところです。しかしジョルジーニョのPKは毎度思いますが見事ですね。
PKは有利判定でしたが、4点という結果は自信になりますね。まだ試行錯誤の前線、サイドアタックだったりヴェルナーの脅威が最大限になるプランだったり、試合中で適宜変化していくような形になると面白いですね。