2020.10.06 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【Arsenal×Sheff.UTD】守備力とビルドアップの安定感が向上。2発完勝のアーセナルは4位浮上!
リヴァプールと戦ったコミュニティーシールドでトロフィーを獲得した後、プレミアリーグは開幕戦でフラムに0-3、ウェストハムに2-1とロンドン勢に連勝。アンフィールドのリヴァプール戦は3-1で完敗したものの、カラバオカップではレスターを撃破し、レッズをPK戦で屠ってリベンジを果たしています。昨季プレミアリーグ王者の本拠地で敗れただけの6戦5勝は、順風満帆といっていいのではないでしょうか。本日の相手は、開幕から3戦ノーゴールのシェフィールド・ユナイテッド。1年前ならいざ知らず、今はさほど難しい相手ではないでしょう。
アルテタ監督のフォーメーションは4-3-3。GKレノ、DFベジェリン、ダヴィド・ルイス、ガブリエウ・マガリャンイス、ティアニー、MFエルネニー、ダニ・セバージョス、サカ。最前線はウィリアン、エンケティア、オーバメヤンです。キックオフから2分、ダヴィド・ルイスのロングフィードが左サイドのオーバメヤンに通り、エースがすかさず中央のエンケティアを走らせる浮き球のラストパス。GKラムズデールと1対1になったストライカーは、右に流れたボールを打ち切れずに終わります。ダヴィド・ルイスが自陣で奪われたピンチは、レノがボックスの外に飛び出して大きく蹴り出し、事なきを得ました。
アーセナルの攻撃を組み立てているのは、キープ力があるダニ・セバージョス。ダヴィド・ルイスとガブリエウ・マガリャンイスが左右に散らし、落ちてきたボールを中盤から組み立てる流れが続いています。右サイドからのアタックは、ベジェリンがウィリアンの内側に絞ってくるのがポイントのひとつ。ダニ・セバージョスのパスをボックス手前でもらった19分のアタックは、シュートコースが空きません。25分を過ぎても両者ともシュートゼロは、今季プレミアリーグ最長です。
28分、ティアニーのアーリークロスをニアでもらったエンケティアのヘッドは、ラムズデールの守備範囲。37分にラムズデールのミスキックを拾ったダニ・セバージョスが左に流すと、オーバメヤンの強烈なミドルはGKがビッグセーブで責任を取りました。44分、クロスのクリアに反応したエルネニーがヘッドで前に送ると、オーバメヤンのバイシクルはラムズデールががっちりキャッチ。シュート数4対1は、両チームがいかに慎重に戦ったかを物語るスタッツです。
後半に入っても、アーセナルがポゼッションを取り、シェフィールド・ユナイテッドが引いて受ける展開は変わりません。52分に左に出たダニ・セバージョスがゴール前に斜めのスルーパスを入れるも、オーバメヤンのスライディングは届きません。アルテタ監督が動いたのは58分。エンケティアをニコラ・ペペにスイッチし、オーバメヤンをより中央で活かそうとしています。指揮官の工夫が実ったのは61分。右に開いたウィリアンが後ろのニコラ・ペペに戻し、攻め上がったエルネニーが中央のオーバメヤンに預けると、ダイレクトパスがボックス右に走ったベジェリンへ。連動性の高いアタックをヘディングシュートで仕上げたのは、ファーで待っていたブカヨ・サカでした。
勢いに乗ったホームチームが追加点をゲットしたのは64分。ベジェリンとのパス交換から斜めに斬り込んだニコラ・ペペが、ボックス右から完璧なコントロールショットを放ち、ボールは左のサイドネットに吸い込まれました。2-0となり、ボールをキープしながら時間を遣うアーセナル。相手に持たれると、ウィリアンとニコラ・ぺぺがポジションを下げ、4-5-1でスペースを埋めています。76分に動いたクリス・ワイルダー監督の交代策は、攻守の軸となるCBベイシャムをビリー・シャープというスクランブル。マクバーニーのミドルは、レノが正面でキャッチしました。
78分にダニ・セバージョスが下がり、ジャカがインサイドへ。84分にマクゴールドリックが左足で巻いたミドルがゴールの左に決まりますが、ガナーズの守備は崩れず2-1でタイムアップを迎えました。時折パスミスがあったブラジル人CBコンビはポジショニングを間違えることなく、エルネニー、ダニ・セバージョス、サカの中盤はゲームをコントロールできていました。ウィリアンを右のインサイドで起用し、ニコラ・ペペやベジェリンと一緒にサイドを攻略する形も機能しそうです。
アーセナルの目下の課題は、プレミアリーグのTOP10で2番めにゴールが少ないことですが、最初の4試合で1ゴールに留まっているオーバメヤンにラストパスを集められれば、下位に取りこぼし続けた昨季の停滞を繰り返さずにすむでしょう。次節はいよいよマンチェスター・シティ、アルテタ監督のチョイスはおそらく3-4-3。守備力とビルドアップの安定感が高まったチームが、苦戦が続くペップのチーム相手にどんな戦い方を見せてくれるのか、今から楽しみです。
アルテタ監督のフォーメーションは4-3-3。GKレノ、DFベジェリン、ダヴィド・ルイス、ガブリエウ・マガリャンイス、ティアニー、MFエルネニー、ダニ・セバージョス、サカ。最前線はウィリアン、エンケティア、オーバメヤンです。キックオフから2分、ダヴィド・ルイスのロングフィードが左サイドのオーバメヤンに通り、エースがすかさず中央のエンケティアを走らせる浮き球のラストパス。GKラムズデールと1対1になったストライカーは、右に流れたボールを打ち切れずに終わります。ダヴィド・ルイスが自陣で奪われたピンチは、レノがボックスの外に飛び出して大きく蹴り出し、事なきを得ました。
アーセナルの攻撃を組み立てているのは、キープ力があるダニ・セバージョス。ダヴィド・ルイスとガブリエウ・マガリャンイスが左右に散らし、落ちてきたボールを中盤から組み立てる流れが続いています。右サイドからのアタックは、ベジェリンがウィリアンの内側に絞ってくるのがポイントのひとつ。ダニ・セバージョスのパスをボックス手前でもらった19分のアタックは、シュートコースが空きません。25分を過ぎても両者ともシュートゼロは、今季プレミアリーグ最長です。
28分、ティアニーのアーリークロスをニアでもらったエンケティアのヘッドは、ラムズデールの守備範囲。37分にラムズデールのミスキックを拾ったダニ・セバージョスが左に流すと、オーバメヤンの強烈なミドルはGKがビッグセーブで責任を取りました。44分、クロスのクリアに反応したエルネニーがヘッドで前に送ると、オーバメヤンのバイシクルはラムズデールががっちりキャッチ。シュート数4対1は、両チームがいかに慎重に戦ったかを物語るスタッツです。
後半に入っても、アーセナルがポゼッションを取り、シェフィールド・ユナイテッドが引いて受ける展開は変わりません。52分に左に出たダニ・セバージョスがゴール前に斜めのスルーパスを入れるも、オーバメヤンのスライディングは届きません。アルテタ監督が動いたのは58分。エンケティアをニコラ・ペペにスイッチし、オーバメヤンをより中央で活かそうとしています。指揮官の工夫が実ったのは61分。右に開いたウィリアンが後ろのニコラ・ペペに戻し、攻め上がったエルネニーが中央のオーバメヤンに預けると、ダイレクトパスがボックス右に走ったベジェリンへ。連動性の高いアタックをヘディングシュートで仕上げたのは、ファーで待っていたブカヨ・サカでした。
勢いに乗ったホームチームが追加点をゲットしたのは64分。ベジェリンとのパス交換から斜めに斬り込んだニコラ・ペペが、ボックス右から完璧なコントロールショットを放ち、ボールは左のサイドネットに吸い込まれました。2-0となり、ボールをキープしながら時間を遣うアーセナル。相手に持たれると、ウィリアンとニコラ・ぺぺがポジションを下げ、4-5-1でスペースを埋めています。76分に動いたクリス・ワイルダー監督の交代策は、攻守の軸となるCBベイシャムをビリー・シャープというスクランブル。マクバーニーのミドルは、レノが正面でキャッチしました。
78分にダニ・セバージョスが下がり、ジャカがインサイドへ。84分にマクゴールドリックが左足で巻いたミドルがゴールの左に決まりますが、ガナーズの守備は崩れず2-1でタイムアップを迎えました。時折パスミスがあったブラジル人CBコンビはポジショニングを間違えることなく、エルネニー、ダニ・セバージョス、サカの中盤はゲームをコントロールできていました。ウィリアンを右のインサイドで起用し、ニコラ・ペペやベジェリンと一緒にサイドを攻略する形も機能しそうです。
アーセナルの目下の課題は、プレミアリーグのTOP10で2番めにゴールが少ないことですが、最初の4試合で1ゴールに留まっているオーバメヤンにラストパスを集められれば、下位に取りこぼし続けた昨季の停滞を繰り返さずにすむでしょう。次節はいよいよマンチェスター・シティ、アルテタ監督のチョイスはおそらく3-4-3。守備力とビルドアップの安定感が高まったチームが、苦戦が続くペップのチーム相手にどんな戦い方を見せてくれるのか、今から楽しみです。
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