2020.11.01 プレミアリーグ観戦記2020-21プレミアリーグ観戦記
【Liverpool×West Ham】クロップ采配的中!シャキリ&ジョッタの決勝ゴールでリヴァプールが逆転勝利!

最終ラインの前で、ビルドアップをサポートしているのはヘンダーソン。プレミアリーグデビューのCBは、スムーズにゲームに入れたようです。サラーとマネがドリブルで仕掛けた序盤のアタックは、ハマーズの最終ラインが冷静にカット。速攻を狙っていたアウェイチームは、10分に最初の決定機を活かしました。ボーウェンが左のフォルナレスに展開し、落としをもらったマスアクがクロスを入れると、ジョー・ゴメスのクリアをフォルナレスに奪われてしまいます。右足のシュートがニアポストの内側を叩いて0-1。カーティス・ジョーンズとアーノルドのマークの受け渡しはスムーズとはいえず、クロスが正確なSBをフリーにしてしまいました。
16分に、アーノルドを縦に走らせたのはヘンダーソン。ダイレクトのアーリークロスに飛び出したファビアンスキがファンブルしますが、サラーに触られる前に懐に収めました。アーノルドのサイドにボールを集めるハマーズですが、マスアクの再三のクロスにファーから走り込む選手がいません。25分、ヘンダーソンが前線に入れたロングフィードを、サラーがマネにダイレクトパス。中央から突破を図ったマネはオグボンナとクレスウェルに潰され、こぼれ球をキープしたサラーがヘンダーソンに打たせますが、右足インサイドで打った鋭いシュートは右ポストすれすれを抜けていきました。
33分にボックス左手前で得たFKは、アーノルドが蹴るかと思いきやロバートソンがカーティス・ジョーンズにパス。落としを受けたアーノルドはマークを外せず、ハマーズ守備陣にあっさり奪われました。37分、右に回り込んだマネがボックス左に浮かすと、ロバートソンの強烈なボレーはクロスバー越え。39分にアーノルドが直接狙ったFKは壁に阻まれます。その1分後、カーティス・ジョーンズがボックス右に浮き球を入れると、トラップから振り向こうとしたサラーをマスアクが引っかけてPK。今季プレミアリーグ6ゴールのエースがど真ん中に蹴り込み、レッズは前半のうちに追いつきました。

69分、ヘンダーソンの素晴らしいサイドチェンジが前線に出たロバートソンに合いますが、ゴールライン際からの折り返しはファビアンスキがブロック。クロップ監督は70分にフィルミーノとカーティス・ジョーンズを下げ、シャキリとジョッタを投入。サラーがトップに入る4-2-3-1にシフトしています。74分、アーノルドがニアに浮かしたボールをマネがトラップし、好調のレフティに落とすと、ファーを狙った左足のシュートはうまく当たりませんでした。
77分、左からドリブルで突進したジョッタがボックスに侵入し、中にラストパス。マネのボレーをファビアンスキが弾き、リバウンドに反応した10番とGKが絡んでこぼれたボールをジョッタが押し込みますが、VARはマネがGKを蹴ったと見做したようです。84分、7人の守備網を包囲した波状攻撃。ワイナルドゥムから右のアーノルド、戻ってヘンダーソン、シャキリとつながった直後、縦にするすると抜けたジョッタにシャキリの完璧なスルーパスが通りました。ファビアンスキの位置を見たアタッカーが難なく決めて2-1!前半はシュートを打てずに苦しんだレッズが、最後に勝負強さを見せつけました。
シュツットガルトから復帰したナサニエル・フィリップスは、上々のプレミアリーグデビュー。最終ラインが最初の失点だけで切り抜けられたのは、中盤でハブとなったヘンダーソンと汗かき役に徹したワイナルドゥムのおかげでしょう。フィルミーノの元気のなさが気になりましたが、抜け目ないサラーがPKをゲットし、クロップ監督に勝負を託された2枚のカードがミッションを完遂しました。ジョッタが縦に走ったタイミングも、シャキリの股抜きスルーパスの強さもパーフェクト。若手とサブの活躍で得た3ポイントで、プレミアリーグ最多失点のチームが暫定首位に躍り出ました。次節は、敵地エティハドでマン・シティ。クロップ監督の用兵と戦術が楽しみです。
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更新ご苦労様です。
早々の失点で、一抹の不安がありました。
前半のPK獲得による同点でしたが、ハマーズの
意思を持った5-4-1の組織は逆転されるまで、
しっかり連動していたと思います。
正直ドローは覚悟してました。VARで取り消しは、レッズサポからしたら残念ですが、珍しく主審がモニターチェックしたのは良かったと思います。
しかしジョタは持ってますね。アタランタ戦も期待してます。CBはマティプとゴメスでしょうねきっと。