2020.12.06 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【Chelsea×Leeds】ジルー同点ボレー、ズマ逆転ヘッド…リーズに快勝のチェルシーは暫定首位!
チアゴ・シウヴァが前線に入れたボールをクーパーがカットし、カルヴァン・フィリップスにつながるまでは何でもないシーンに見えたのですが…。左サイドに出たセントラルMFが斜めのボールをラインの裏に通すと、ズマとチアゴの間に入ったバンフォードがトラップ。エドゥアール・メンディがボックスを出るのを躊躇したのが命取りとなりました。元チェルシーのストライカーがあっさりGKを抜き去り、今季プレミアリーグ8発めとなる左足のシュートをニアポスト際に突き刺して0-1。予想外のアウェイゴールが決まったのは、開始4分という早い時間でした。
スタンフォード・ブリッジにリーズ・ユナイテッドを迎えたチェルシーは、直近のプレミアリーグ8試合を無敗で快走しています。多くの選手に出場機会を与えたいランパード監督は、トップに好調のジルーを配し、カイ・ハヴェルツを右のインサイドで起用しています。GKエドゥアール・メンディ、DFリース・ジェームズ、ズマ、チアゴ・シウヴァ、チルウェル。MFはカンテ、コヴァチッチ、メイソン・マウントの3枚で、前線はツィエク、ジルー、ヴェルナーです。
キックオフから50秒、チアゴ・シウヴァのロングフィードをボックス左に流れたツイェクがトラップし、左足でシュートを放つとGKメリエが足でブロック。ニアに走り込んでCKに競り勝ったジルーのヘッドは、惜しくもポストの外でした。猛攻を続けて先にゴールを決めるかと思いきや、まさかの失点。反撃を始めたチェルシーは、9分のCKもジルーがニアで勝ち、ファーポスト際にいたヴェルナーは枠に転がすだけだったのですが、タッチミスで慌てたのか、浮き球を引っかけたボレーをクロスバーにぶち当ててしまいました。
最終ラインの軸として活躍していたコッホが負傷リタイアとなり、プレミアリーグ初出場となるジョレンテが加わったリーズは、前からプレスをかけて縦へのフィードを封じています。15分には、左サイドを崩したクリヒの折り返しをニアに入ったバンフォードが左足ボレー。枠にはいかなかったものの、ゴールの匂いがする形でした。21分、GKメリエがエイリングに出した不用意なパスをジルーがインターセプト。CLで4発をゲットしたばかりのストライカーは左足のシュートをこねてしまい、ボールはポストの右に逸れていきました。
27分にニアで合わせた左足のボレーは、いかにもジルーのゴールシーン!ツィエクの縦パスで右サイドを突破したリース・ジェームズのクロスは完璧でした。このプレイでツィエクがハムストリングを痛めてしまい、代わって入ったプリシッチが左、ヴェルナーが右という布陣になりました。カイ・ハヴェルツはボールを前に運べず、チルウェルも思うように上がれず。サイドを制圧したいチェルシーは、数的優位を築くリーズに押されています。プリシッチもヴェルナーも、サイドからの仕掛けは1回のみ。45分に自陣から右サイドをスプリントしたヴェルナーは、クロスをカットされてしまいました。
前半は1-1、次のゴールを決めるのはどちらでしょうか。51分にチアゴ・シウヴァの素晴らしいフィードがメイソン・マウントに通りますが、左サイドからの崩しはシュートチャンスを創れず。54分、左サイドから蹴ったリース・ジェームズのFKがニアに入ると、カイ・ハヴェルツのヘッドはバーの上に消えていきます。57分のリーズのCKは、ボックスの外にいたラフィーニャのダイレクトショットをチアゴ・シウヴァがブロック。リバウンドを叩いた2本めは、大きく打ち上げてしまいました。
60分、中央でカンテのパスを受けたジルーが右に流すと、ボックスに侵入したヴェルナーのシュートはメリエがセーブ。こぼれ球に先着した11番は次のシュートもGKに阻まれ、フォローしたメイソン・マウントの一撃はアリオスキがブロックしました。ピンチを脱したかと思われたリーズは、直後のCKでズマにヘディングシュートを決められてしまいます。ようやくリードしたランパード監督は、67分にカイ・ハヴェルツをコヴァチッチ。久々にチルウェルが左から上がり、グラウンダーがニアに転がると、クリアのこぼれ球を触ったジルーのフィニッシュはポストの左をすり抜けていきました。
76分、左サイドで奪ったボールをメイソン・マウントが縦に持ち出し、逆サイドにアーリークロス。決定機を3度逃していたヴェルナーは、フリーでメリエと向き合った4回めのチャンスも足に当ててしまいました。79分にジルーが下がり、タミー・アブラハムがピッチへ。1ポイントを持ち帰りたかったリーズは、93分に失点を喫してしまいました。自陣右サイドで発動したカウンター。コヴァチッチのスルーパスで抜け出したヴェルナーは、ゴールに向かわず味方を使いました。ゴール前でグラウンダーを受け、スライディングで流し込んだのはクリスティアン・プリシッチ。オンターゲットを11本も積み上げたチェルシーが、3-1で難敵を振り切りました。
負傷者がいなかったチームのリストに、ツィエクという新たな名前が載ることになりましたが、交代で入ったプリシッチが結果を出してくれました。ストライカーが欠けても、ウイングがひとりいなくなっても問題なしの豪華な前線に対して、チアゴ・シウヴァとメンディは欠くわけにはいきません。判断ミスで久々の失点を許した守護神は、その後のシュートをしっかりさばき、最終ラインに安定をもたらす36歳のベテランCBは素晴らしいフィードを連発して攻撃を活性化しました。
新戦力によって守備が強化されたチームは、エヴァートン、ウルヴス、ウェストハム、アーセナル、ヴィラと続く年内を無敗で終えられるのではないでしょうか。「Big Chances Missed」のランキングで4位にジャンプアップしたヴェルナーが多少、決定機を潰してしまったとしても。
スタンフォード・ブリッジにリーズ・ユナイテッドを迎えたチェルシーは、直近のプレミアリーグ8試合を無敗で快走しています。多くの選手に出場機会を与えたいランパード監督は、トップに好調のジルーを配し、カイ・ハヴェルツを右のインサイドで起用しています。GKエドゥアール・メンディ、DFリース・ジェームズ、ズマ、チアゴ・シウヴァ、チルウェル。MFはカンテ、コヴァチッチ、メイソン・マウントの3枚で、前線はツィエク、ジルー、ヴェルナーです。
キックオフから50秒、チアゴ・シウヴァのロングフィードをボックス左に流れたツイェクがトラップし、左足でシュートを放つとGKメリエが足でブロック。ニアに走り込んでCKに競り勝ったジルーのヘッドは、惜しくもポストの外でした。猛攻を続けて先にゴールを決めるかと思いきや、まさかの失点。反撃を始めたチェルシーは、9分のCKもジルーがニアで勝ち、ファーポスト際にいたヴェルナーは枠に転がすだけだったのですが、タッチミスで慌てたのか、浮き球を引っかけたボレーをクロスバーにぶち当ててしまいました。
最終ラインの軸として活躍していたコッホが負傷リタイアとなり、プレミアリーグ初出場となるジョレンテが加わったリーズは、前からプレスをかけて縦へのフィードを封じています。15分には、左サイドを崩したクリヒの折り返しをニアに入ったバンフォードが左足ボレー。枠にはいかなかったものの、ゴールの匂いがする形でした。21分、GKメリエがエイリングに出した不用意なパスをジルーがインターセプト。CLで4発をゲットしたばかりのストライカーは左足のシュートをこねてしまい、ボールはポストの右に逸れていきました。
27分にニアで合わせた左足のボレーは、いかにもジルーのゴールシーン!ツィエクの縦パスで右サイドを突破したリース・ジェームズのクロスは完璧でした。このプレイでツィエクがハムストリングを痛めてしまい、代わって入ったプリシッチが左、ヴェルナーが右という布陣になりました。カイ・ハヴェルツはボールを前に運べず、チルウェルも思うように上がれず。サイドを制圧したいチェルシーは、数的優位を築くリーズに押されています。プリシッチもヴェルナーも、サイドからの仕掛けは1回のみ。45分に自陣から右サイドをスプリントしたヴェルナーは、クロスをカットされてしまいました。
前半は1-1、次のゴールを決めるのはどちらでしょうか。51分にチアゴ・シウヴァの素晴らしいフィードがメイソン・マウントに通りますが、左サイドからの崩しはシュートチャンスを創れず。54分、左サイドから蹴ったリース・ジェームズのFKがニアに入ると、カイ・ハヴェルツのヘッドはバーの上に消えていきます。57分のリーズのCKは、ボックスの外にいたラフィーニャのダイレクトショットをチアゴ・シウヴァがブロック。リバウンドを叩いた2本めは、大きく打ち上げてしまいました。
60分、中央でカンテのパスを受けたジルーが右に流すと、ボックスに侵入したヴェルナーのシュートはメリエがセーブ。こぼれ球に先着した11番は次のシュートもGKに阻まれ、フォローしたメイソン・マウントの一撃はアリオスキがブロックしました。ピンチを脱したかと思われたリーズは、直後のCKでズマにヘディングシュートを決められてしまいます。ようやくリードしたランパード監督は、67分にカイ・ハヴェルツをコヴァチッチ。久々にチルウェルが左から上がり、グラウンダーがニアに転がると、クリアのこぼれ球を触ったジルーのフィニッシュはポストの左をすり抜けていきました。
76分、左サイドで奪ったボールをメイソン・マウントが縦に持ち出し、逆サイドにアーリークロス。決定機を3度逃していたヴェルナーは、フリーでメリエと向き合った4回めのチャンスも足に当ててしまいました。79分にジルーが下がり、タミー・アブラハムがピッチへ。1ポイントを持ち帰りたかったリーズは、93分に失点を喫してしまいました。自陣右サイドで発動したカウンター。コヴァチッチのスルーパスで抜け出したヴェルナーは、ゴールに向かわず味方を使いました。ゴール前でグラウンダーを受け、スライディングで流し込んだのはクリスティアン・プリシッチ。オンターゲットを11本も積み上げたチェルシーが、3-1で難敵を振り切りました。
負傷者がいなかったチームのリストに、ツィエクという新たな名前が載ることになりましたが、交代で入ったプリシッチが結果を出してくれました。ストライカーが欠けても、ウイングがひとりいなくなっても問題なしの豪華な前線に対して、チアゴ・シウヴァとメンディは欠くわけにはいきません。判断ミスで久々の失点を許した守護神は、その後のシュートをしっかりさばき、最終ラインに安定をもたらす36歳のベテランCBは素晴らしいフィードを連発して攻撃を活性化しました。
新戦力によって守備が強化されたチームは、エヴァートン、ウルヴス、ウェストハム、アーセナル、ヴィラと続く年内を無敗で終えられるのではないでしょうか。「Big Chances Missed」のランキングで4位にジャンプアップしたヴェルナーが多少、決定機を潰してしまったとしても。
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ジルー決めましたね。ツィエクの状態が気になりますが、出遅れ気味のハヴェルツと、オドイがいるので楽しみが増えました。これからハード日程なので、DF陣の控え組にもジルーを見習って腐らず奮起してもらえれば、万全かと。