2020.12.07 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【Tottenham×Arsenal】7番&10番のカウンター炸裂!堅守速攻に徹したスパーズがダービー快勝!
トッテナムはハリー・ケインが間に合い、アーセナルはトーマス・パーティーが復帰しています。プレミアリーグ11節、トッテナムホットスパースタジアムのノースロンドンダービー。首位に立ったホームチームが順当に勝つのか、14位に沈むアウェイチームが意地を見せるのか。ジョゼ・モウリーニョもミケル・アルテタも、現在のベストメンバーをぶつけてきています。さっそく、ホームのスパーズからスタメンを確認しましょう。GKロリス、DFセルジュ・オーリエ、アルデルヴァイレルト、エリック・ダイアー、レギロン。中盤センターにシソコとホイビュルク、2列めにベルフワイン、ロ・チェルソ、ソン・フンミン、最前線にダービーで11試合10ゴールのハリー・ケインという布陣です。
対するアーセナルは、3バック。レノの前にホールディング、ガブリエウ・マガリャンイス、ティアニー。アウトサイドにベジェリンとサカ。中盤センターにジャカとトーマス・パーティーが並び、3トップはウィリアン、ラカゼット、オーバメヤンです。開始3分、エリック・ダイアーが蹴った直接FKは大きく上にアウト。6分にサカが右足で打ったミドルも、高く上がって右に逸れていきました。両者ともセーフティーファーストで、最終ラインからロングフィードが繰り返されています。
10分から続いたガナーズの波状攻撃は、ティアニーが中に転がしたパスをトーマス・パーティーがキープし、右足でミドルシュート。うまく当たらず、右に切れていきましたが、積極的な姿勢は今後が楽しみです。しかし13分、ハリー・ケインが左に展開してカウンターが発動。カットインしたソン・フンミンがホールディングをかわして右足でコントロールショットを放つと、ボールは右のサイドネットに吸い込まれました。7番は早くもプレミアリーグ10ゴール。ハリー・ケインはアシストを2ケタに乗せました。
1-0となり、アーセナルが持たされています。ティアニーとウィリアンにつながっても後が続かず、ラカゼットとオーバメヤンはもらえるポジションに入れません。26分、レギロンのクロスをティアニーがクリアすると、拾ったホイビュルクのミドルはレノが動かずキャッチ。トーマス・パーティーが中央で2人を抜いた30分のチャンスは、ボックス左でパスを受けたオーバメヤンがシュートを諦めてヒールでサカを走らせますが、ゴールライン際からの折り返しはホイビュルクにクリアされました。
38分に右サイドでFKを得たガナーズは、左右のサイドからクロスを重ねますが、ティアニーもベジェリンも速いボールを跳ね返されています。43分、ボックス手前やや右からのFKは、ラカゼットのキックが壁にヒットしてCK。攻めまくっていたガナーズは、前半終了間際にベジェリンのグラウンダーがずれ、セルジュ・オーリエのボール奪取からカウンターを喰らってしまいます。中央をロ・チェルソがドリブルで進み、4対2。18番が左のソン・フンミンに預けると、打てないと見た7番は外から走り込んだハリー・ケインに落とし、左足の強烈なシュートがニアに突き刺さりました。
トーマス・パーティが直前のプレイで足を痛め、戻れなかったのが痛恨でした。こちらの18番はハーフタイムまでもたず、ダニ・セバージョスにチェンジ。アーセナルにとっては、最悪の展開です。後半開始直後の47分、右から蹴ったサカのFKをニアで合わせたラカゼットのヘッドは、ロリスが落ち着いてキャッチ。49分にティアニーのクロスに飛び込んだオーバメヤンは、ヘディングを浮かしてしまいます。50分のスパーズのカウンターは、ロ・チェルソが右のシソコを使ってクロスが上がるも、2人のゴールゲッターには通りませんでした。
ティアニーのクロスは、2トップになったラカゼットとオーバメヤンが競れるボールばかりですが、ベジェリンのキックは精度が低く、前線でのロストが多いのも気になります。68分、ようやく2番のクロスがラカゼットに届くも、GKの足元に落としたヘッドはロリスのビッグセーブに阻まれます。71分、イエローをもらっていたロ・チェルソが下がり、ベン・デイヴィスがピッチへ。アルテタ監督は、75分にベジェリンに代えてエンケティアを投入しました。ラカゼットが引き気味に構える4-3-1-2でしょうか。ガナーズがポイントを持ち帰るためには、15分で2点を取らなければなりません。
84分、ラカゼットのロングフィードでアルデルヴァイレルトと1対1になったオーバメヤンは、右足のシュートをブロックされてしまいます。ベン・デイヴィスが中央に絞る5-3-2は安定しており、ゴールを許す気配はありません。88分、ソン・フンミンに代わってルーカス・モウラ。スパーズの指揮官は、92分にベルフワインをロドンというしょっぱい交代策でゴール前のバスの定員を増やしました。タイムアップの笛が鳴ると、久々にスタンドを訪れたサポーターに向かってガッツポーズ。今日のジョゼ・モウリーニョは、戦略・戦術ともパーフェクトでした。
ハリー・ケインからソン・フンミンで先制すると、アーセナルに持たせてカウンター狙い。ソン・フンミンからハリー・ケインでリードを2点に広げた後は、ゴール前のスペースを埋めて時間を遣いました。シュート数は6対11、ポゼッションは30%対70%、スパーズの後半のシュートは1本のみ。ホイビュルクが最終ラインをサポートする守備に、ベン・デイヴィス、ロドンと次々に人数を足されれば、リヴァプールやマン・シティでも崩すのは難しくなります。
オープンプレーから決められないアーセナルは、バイタルエリアまで上がってきてくれるパーティーを失ったのが激痛でした。ジャカとダニ・セバージョスがストライカーの後ろで脅威になることはなく、ミドルレンジからのシュートがあるラカゼットを2トップの後ろに配したのは合理的なチョイスでしたが、チームとして意志統一ができていたとはいえませんでした。アルテタ監督のチームは、中盤の最適解を見出せなければ苦しい試合が続きそうです。勝ったスパーズは首位キープ。4勝1分6敗となったガナーズは、ブライトンの結果次第でプレミアリーグ16位に転落します。
対するアーセナルは、3バック。レノの前にホールディング、ガブリエウ・マガリャンイス、ティアニー。アウトサイドにベジェリンとサカ。中盤センターにジャカとトーマス・パーティーが並び、3トップはウィリアン、ラカゼット、オーバメヤンです。開始3分、エリック・ダイアーが蹴った直接FKは大きく上にアウト。6分にサカが右足で打ったミドルも、高く上がって右に逸れていきました。両者ともセーフティーファーストで、最終ラインからロングフィードが繰り返されています。
10分から続いたガナーズの波状攻撃は、ティアニーが中に転がしたパスをトーマス・パーティーがキープし、右足でミドルシュート。うまく当たらず、右に切れていきましたが、積極的な姿勢は今後が楽しみです。しかし13分、ハリー・ケインが左に展開してカウンターが発動。カットインしたソン・フンミンがホールディングをかわして右足でコントロールショットを放つと、ボールは右のサイドネットに吸い込まれました。7番は早くもプレミアリーグ10ゴール。ハリー・ケインはアシストを2ケタに乗せました。
1-0となり、アーセナルが持たされています。ティアニーとウィリアンにつながっても後が続かず、ラカゼットとオーバメヤンはもらえるポジションに入れません。26分、レギロンのクロスをティアニーがクリアすると、拾ったホイビュルクのミドルはレノが動かずキャッチ。トーマス・パーティーが中央で2人を抜いた30分のチャンスは、ボックス左でパスを受けたオーバメヤンがシュートを諦めてヒールでサカを走らせますが、ゴールライン際からの折り返しはホイビュルクにクリアされました。
38分に右サイドでFKを得たガナーズは、左右のサイドからクロスを重ねますが、ティアニーもベジェリンも速いボールを跳ね返されています。43分、ボックス手前やや右からのFKは、ラカゼットのキックが壁にヒットしてCK。攻めまくっていたガナーズは、前半終了間際にベジェリンのグラウンダーがずれ、セルジュ・オーリエのボール奪取からカウンターを喰らってしまいます。中央をロ・チェルソがドリブルで進み、4対2。18番が左のソン・フンミンに預けると、打てないと見た7番は外から走り込んだハリー・ケインに落とし、左足の強烈なシュートがニアに突き刺さりました。
トーマス・パーティが直前のプレイで足を痛め、戻れなかったのが痛恨でした。こちらの18番はハーフタイムまでもたず、ダニ・セバージョスにチェンジ。アーセナルにとっては、最悪の展開です。後半開始直後の47分、右から蹴ったサカのFKをニアで合わせたラカゼットのヘッドは、ロリスが落ち着いてキャッチ。49分にティアニーのクロスに飛び込んだオーバメヤンは、ヘディングを浮かしてしまいます。50分のスパーズのカウンターは、ロ・チェルソが右のシソコを使ってクロスが上がるも、2人のゴールゲッターには通りませんでした。
ティアニーのクロスは、2トップになったラカゼットとオーバメヤンが競れるボールばかりですが、ベジェリンのキックは精度が低く、前線でのロストが多いのも気になります。68分、ようやく2番のクロスがラカゼットに届くも、GKの足元に落としたヘッドはロリスのビッグセーブに阻まれます。71分、イエローをもらっていたロ・チェルソが下がり、ベン・デイヴィスがピッチへ。アルテタ監督は、75分にベジェリンに代えてエンケティアを投入しました。ラカゼットが引き気味に構える4-3-1-2でしょうか。ガナーズがポイントを持ち帰るためには、15分で2点を取らなければなりません。
84分、ラカゼットのロングフィードでアルデルヴァイレルトと1対1になったオーバメヤンは、右足のシュートをブロックされてしまいます。ベン・デイヴィスが中央に絞る5-3-2は安定しており、ゴールを許す気配はありません。88分、ソン・フンミンに代わってルーカス・モウラ。スパーズの指揮官は、92分にベルフワインをロドンというしょっぱい交代策でゴール前のバスの定員を増やしました。タイムアップの笛が鳴ると、久々にスタンドを訪れたサポーターに向かってガッツポーズ。今日のジョゼ・モウリーニョは、戦略・戦術ともパーフェクトでした。
ハリー・ケインからソン・フンミンで先制すると、アーセナルに持たせてカウンター狙い。ソン・フンミンからハリー・ケインでリードを2点に広げた後は、ゴール前のスペースを埋めて時間を遣いました。シュート数は6対11、ポゼッションは30%対70%、スパーズの後半のシュートは1本のみ。ホイビュルクが最終ラインをサポートする守備に、ベン・デイヴィス、ロドンと次々に人数を足されれば、リヴァプールやマン・シティでも崩すのは難しくなります。
オープンプレーから決められないアーセナルは、バイタルエリアまで上がってきてくれるパーティーを失ったのが激痛でした。ジャカとダニ・セバージョスがストライカーの後ろで脅威になることはなく、ミドルレンジからのシュートがあるラカゼットを2トップの後ろに配したのは合理的なチョイスでしたが、チームとして意志統一ができていたとはいえませんでした。アルテタ監督のチームは、中盤の最適解を見出せなければ苦しい試合が続きそうです。勝ったスパーズは首位キープ。4勝1分6敗となったガナーズは、ブライトンの結果次第でプレミアリーグ16位に転落します。
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2発ともグレイトなショットだったが、せめてどっちか止めてほしかったよレノ・・・。
後半は早送りで見ました。
後半のスタッツの虚しいことったらなかった。守備で無策だったのが悲しかった。これから先も特に右サイドは狙われるだろうね。カウンターで。
パーテイは再離脱だろうし。オーバもさすがに心配。前途多難。
よかったのはラカのNo.10ロール。継続する価値はあると思います。
頑張れよ、ミケル。