2020.12.08 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【MAN.CITY×Fulham】チャンスはカウンターばかり…11人で戦ったペップ、余裕の2-0!
ペップ・グアルディオラは、交代カードを1枚も切らずにゲームを終えました。プレミアリーグ11節、マンチェスター・シティVSフラム。キックオフから攻勢のホームチームは、3分にマフレズが敵陣で奪って左のスターリングにラストパスを通しました。右足のアウトにかけたシュートは、GKアレオラがセーブ。5分には、ハーフライン付近でガブリエウ・ジェズスが競ったボールをデブライネが拾い、一気にエンジンを全開にします。直線的なショートカウンターはデブライネとスターリングの2枚、黄色いシャツの守備陣は5枚。昨季プレミアリーグアシスト王が、完璧なタイミングで右のスターリングにパスを出すと、アンデルセンをかわした7番が悠々と左隅に流し込みました。
13分にボックス右でキープしたマフレズは、内側から走り込んできたデブライネに柔らかい縦パスを転がしました。ダイレクトで叩いた右足のシュートは、ハリソン・リードが足に当てて何とかCK。24分のロドリのミドルは、大きく右に切れていきました。攻め続けたマンチェスター・シティが追加点を奪ったのは、26分。ガブリエウ・ジェズスをポストに使って中央から上がったジョアン・カンセロが、最前線のスターリングに縦パスを通しました。2人にチェックされた快足アタッカーは、アンデルセンが出した左足に引っかかって転倒。通算20回めのPKゲットは、プレミアリーグ史上最多記録です。デブライネがGKの逆をとってゴール右に突き刺し、30分もしないうちに勝負は決してしまいました。
2019-20シーズンのマンチェスター・シティは、7節まで全試合2ゴール以上。アグエロは開幕から6試合連続で8発を叩き込んでおり、開幕節のウェストハム戦を5-0、ブライトン相手に4-0、ワトフォードには怒涛の8-0と圧勝を連発していました。しかし今季は、3節からの6試合でわずか5ゴール。前節までの9戦15発は、彼らの数字とは思えません。ダヴィド・シルヴァが抜けた穴が大きかったのか、アグエロの不在が想像以上に厳しかったのか、短かったプレシーズンにコンディションを整えられなかったのか。さまざまな要素が絡んで出遅れたのだと思われますが、前節のバーンリー戦ではようやく5発圧勝を決めています。早い時間に2-0としたフラム戦も、ゴールラッシュの予感が漂っていました。
32分、スターリングのパスを中央で受けたマフレズが絶妙な浮き球リターン。7番のボレーは決定的でしたが、アレオラが右手を振り上げてセーブしました。45分にはドリブルで上がったロドリのパスが左のスターリングに渡るも、カヴァレイロがブロック。前半は2-0のままで終わり、ゴールショーの期待はセカンドハーフに持ち越しとなりました。50分にデブライネのパスをボックス左で受けたガブリエウ・ジェズスは、打てないと見てプレーメイカーにリターン。左足のシュートはクロスバーにヒットし、クリアのこぼれ球を叩いたバイシクルは浮いてしまいます。
56分のカウンターは、マフレズのスルーパスでデブライネが左から抜け出し、アレオラと1対1。チップキックかコースを狙うかと身を乗り出して注視していたのですが、繊細なパスを出せるMFは無造作なシュートをGKの体に当ててしまいました。マン・シティは、これにて打ち止め。ペップがカードを使わなかったのは、既にCLの首位通過が決まっていたからでしょう。試合をコントロールしながら時間を遣えば、主力を1週間休ませることができます。
ポゼッションは70%ながら、チャンスの大半は長短のカウンター。モウリーニョのような勝ち方でプレミアリーグ7位に浮上したマン・シティは、いいコンディションでマンチェスターダービーを迎えられるのではないでしょうか。スールシャール率いるマンチェスター・ユナイテッドは、昨季のプレミアリーグでペップ相手にダブルを達成しています。ポグバが復調気配のチームがリーグ戦のダービー3連勝となるか、調子を上げてきた一昨年の王者がレベルの違いを見せつけるのか。勝ったほうが優勝争いに食い込む決戦が、今から楽しみです。
13分にボックス右でキープしたマフレズは、内側から走り込んできたデブライネに柔らかい縦パスを転がしました。ダイレクトで叩いた右足のシュートは、ハリソン・リードが足に当てて何とかCK。24分のロドリのミドルは、大きく右に切れていきました。攻め続けたマンチェスター・シティが追加点を奪ったのは、26分。ガブリエウ・ジェズスをポストに使って中央から上がったジョアン・カンセロが、最前線のスターリングに縦パスを通しました。2人にチェックされた快足アタッカーは、アンデルセンが出した左足に引っかかって転倒。通算20回めのPKゲットは、プレミアリーグ史上最多記録です。デブライネがGKの逆をとってゴール右に突き刺し、30分もしないうちに勝負は決してしまいました。
2019-20シーズンのマンチェスター・シティは、7節まで全試合2ゴール以上。アグエロは開幕から6試合連続で8発を叩き込んでおり、開幕節のウェストハム戦を5-0、ブライトン相手に4-0、ワトフォードには怒涛の8-0と圧勝を連発していました。しかし今季は、3節からの6試合でわずか5ゴール。前節までの9戦15発は、彼らの数字とは思えません。ダヴィド・シルヴァが抜けた穴が大きかったのか、アグエロの不在が想像以上に厳しかったのか、短かったプレシーズンにコンディションを整えられなかったのか。さまざまな要素が絡んで出遅れたのだと思われますが、前節のバーンリー戦ではようやく5発圧勝を決めています。早い時間に2-0としたフラム戦も、ゴールラッシュの予感が漂っていました。
32分、スターリングのパスを中央で受けたマフレズが絶妙な浮き球リターン。7番のボレーは決定的でしたが、アレオラが右手を振り上げてセーブしました。45分にはドリブルで上がったロドリのパスが左のスターリングに渡るも、カヴァレイロがブロック。前半は2-0のままで終わり、ゴールショーの期待はセカンドハーフに持ち越しとなりました。50分にデブライネのパスをボックス左で受けたガブリエウ・ジェズスは、打てないと見てプレーメイカーにリターン。左足のシュートはクロスバーにヒットし、クリアのこぼれ球を叩いたバイシクルは浮いてしまいます。
56分のカウンターは、マフレズのスルーパスでデブライネが左から抜け出し、アレオラと1対1。チップキックかコースを狙うかと身を乗り出して注視していたのですが、繊細なパスを出せるMFは無造作なシュートをGKの体に当ててしまいました。マン・シティは、これにて打ち止め。ペップがカードを使わなかったのは、既にCLの首位通過が決まっていたからでしょう。試合をコントロールしながら時間を遣えば、主力を1週間休ませることができます。
ポゼッションは70%ながら、チャンスの大半は長短のカウンター。モウリーニョのような勝ち方でプレミアリーグ7位に浮上したマン・シティは、いいコンディションでマンチェスターダービーを迎えられるのではないでしょうか。スールシャール率いるマンチェスター・ユナイテッドは、昨季のプレミアリーグでペップ相手にダブルを達成しています。ポグバが復調気配のチームがリーグ戦のダービー3連勝となるか、調子を上げてきた一昨年の王者がレベルの違いを見せつけるのか。勝ったほうが優勝争いに食い込む決戦が、今から楽しみです。
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いつも面白い記事をありがとうございます。
あまりにも得点力に驚き間違いなのかな?と思い指摘させていただきます。
2019-20シーズンのマンチェスター・シティは、7節まで全試合2ケタゴール。
➡2019-20シーズンのマンチェスター・シティは、7節まで全試合2ゴール。
の間違いですか?
ともさん>
失礼しました!「2ゴール以上」ですね。算数苦手なんです。
ありがとうございました。訂正させていただきました。