2020.12.27 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【Arsenal×Chelsea】久々の3発!若手躍動のアーセナルが、57日ぶりのプレミアリーグ勝利!
深刻な得点力不足でプレミアリーグ15位に沈むアーセナルと、12月の連敗で5位に陥落したチェルシーが激突するビッグロンドンダービーは、両者とも負けられない一戦です。ガブリエウ・マガリャンイスがコロナウイルスの絡みで自主隔離を余儀なくされ、負傷明けのオーバメヤンがベンチスタートのアルテタ監督は、ラカゼット、マルティネッリ、スミス・ロウというフレッシュな攻撃陣で勝負。ランパード監督の11人は、文句なしのベストメンバーを揃えています。
ホームのアーセナルから先発のリストを紹介しましょう。GKレノ、DFベジェリン、ホールディング、パブロ・マリ、ティアニー。中盤センターはエルネニーとジャカ、2列めにマルティネッリ、スミス・ロウ、サカ、トップにラカゼットの4-2-3-1です。チェルシーのGKはエドゥアール・メンディ。最終ラインはリース・ジェームズ、ズマ、チアゴ・シウヴァ、チルウェル、中盤にカンテ、コヴァチッチ、メイソン・マウント。前線はプリシッチ、タミー・アブラハム、ヴェルナーの3トップです。
開始30秒、サカのパスで縦に走ったベジェリンがダイレクトで折り返すと、マルティネッリの右足ボレーはポストの右にアウト。ヤングスターたちが積極的にサイドから上がるアーセナルが、主導権を握っています。5分を過ぎると、チェルシーもエンジンがかかってきました。軽快なステップで2~3人をあっさりかわすプリシッチのドリブルは要注意です。13分に右足で巻いたメイソン・マウントのFKは、ポストの外を叩く惜しい弾道。ガナーズは徐々にファールが増え、チェルシーにポゼッションを許しています。
19分、エルネニーのパスがカットされて始まったショートカウンター。ボックス左を突破したヴェルナーの左足シュートは、ホールディングがスライディングでブロックしました。25分、サカとラカゼットがアグレッシブなチェックを連発して奪い、ベジェリンがボックス右でフリーになると、中央でグラウンダーに反応したスミス・ロウの足はぎりぎりで届かず。31分のメイソン・マウントのミドルは、アウトにかかって右に切れていきました。
32分、左サイドから仕掛けたティアニーが、ゴールライン際で抜き去ったリース・ジェームズに後ろから引っかけられてPK。ラカゼットがメンディの逆を突いて右隅に収め、アーセナルが先制しました。41分、メイソン・マウントが縦に送ったヘディングのパスがヴェルナーにつながり、中央から上がった快足ウインガーが右足で打ったミドルは右にアウト。44分にジャカが左足でカーブをかけたFKは、こんなボールが蹴れるんだ…と絶句する美しい弾道でした。ゴールの右上に逃げていくボールにメンディは触れず、2-0。ランパード監督は、ハーフタイムにヴェルナーとコヴァチッチを諦め、ハドソン=オドイとジョルジーニョで勝負です。
後半開始から10分続いたチェルシーのラッシュは、アーセナルの最終ラインが冷静に対応。55分にベジェリンとスミス・ロウが右サイドから速攻を仕掛けると、ボックスの右に走り込んだサカが絶妙なループシュートをファーポストの内側に当て、ホームチームのリードは3点になりました。60分に左からクロスを上げたのはティアニー。こぼれ球をトラップしたマルティネッリのバイシクルは、メンディが落ち着いてキャッチします。64分にティアニーがスプリントしたカウンターは、優しいグラウンダーをもらったマルティネッリが左隅を狙いますが、コースを読んだメンディが右に身体を投げ出すビッグセーブで4点めを阻止しました。
スミス・ロウをウィロックに代えたアルテタ監督は、70分にマルティネッリを下げてニコラ・ペペを投入。ランパード監督の最後のカードは、74分にカンテをカイ・ハヴェルツです。75分、CKで競り勝ったチアゴ・シウヴァのヘッドはクロスバー越え。83分にメンディのパスをボックス手前で奪ったラカゼットは、フリーのコントロールショットをGKに弾かれてしまいました。直後のCKは、クリアに走り込んだエルネニーのシュートがバーにヒット。混戦で右にこぼれたボールに詰めたホールディングの一撃は、メンディが足でブロックしました。
ガナーズの決定機をしのいだチェルシーは、ハドソン=オドイがカウンターを仕掛け、プリシッチとのパス交換でボックス右を崩すと速いクロスをフィード。胸で押し込んだタミー・アブラハムはオフサイドかと思いきや、後ろにいたベジェリンの足が残っており、VARはゴールと判定しました。90分、パブロ・マリがメイソン・マウントを倒してPK。決まれば1点差、しかしジョルジーニョのキックは、左と読んだレノに止められてしまいました。92分にラカゼットがムスタフィに後を託し、やがてタイムアップ。アーセナルがプレミアリーグで3ゴールを決めたのは、開幕のフラム戦以来14試合ぶりです。
勝因を列挙すると、ラカゼット、マルティネッリ、サカ、スミス・ロウのアグレッシブなプレス、ダイレクトパスを効果的に使った速攻、ラストパスのバリエーションが豊富なティアニーのオーバーラップといったところでしょうか。MVPを選ぶなら、先制点を生んだティアニーか、的確な配球でサイドアタックをサポートしたジャカか。左サイドから積極的にゴールを狙ったマルティネッリと、右からのドリブルが脅威となったサカも素晴らしいパフォーマンスでした。
若手抜擢というギャンブルに成功したアルテタ監督は、この勢いを次のゲームにつなげることができるでしょうか。今年最後のプレミアリーグとなるブライトン戦は、前線のメンバーに注目です。マルティネッリとサカは当確でしょう!
ホームのアーセナルから先発のリストを紹介しましょう。GKレノ、DFベジェリン、ホールディング、パブロ・マリ、ティアニー。中盤センターはエルネニーとジャカ、2列めにマルティネッリ、スミス・ロウ、サカ、トップにラカゼットの4-2-3-1です。チェルシーのGKはエドゥアール・メンディ。最終ラインはリース・ジェームズ、ズマ、チアゴ・シウヴァ、チルウェル、中盤にカンテ、コヴァチッチ、メイソン・マウント。前線はプリシッチ、タミー・アブラハム、ヴェルナーの3トップです。
開始30秒、サカのパスで縦に走ったベジェリンがダイレクトで折り返すと、マルティネッリの右足ボレーはポストの右にアウト。ヤングスターたちが積極的にサイドから上がるアーセナルが、主導権を握っています。5分を過ぎると、チェルシーもエンジンがかかってきました。軽快なステップで2~3人をあっさりかわすプリシッチのドリブルは要注意です。13分に右足で巻いたメイソン・マウントのFKは、ポストの外を叩く惜しい弾道。ガナーズは徐々にファールが増え、チェルシーにポゼッションを許しています。
19分、エルネニーのパスがカットされて始まったショートカウンター。ボックス左を突破したヴェルナーの左足シュートは、ホールディングがスライディングでブロックしました。25分、サカとラカゼットがアグレッシブなチェックを連発して奪い、ベジェリンがボックス右でフリーになると、中央でグラウンダーに反応したスミス・ロウの足はぎりぎりで届かず。31分のメイソン・マウントのミドルは、アウトにかかって右に切れていきました。
32分、左サイドから仕掛けたティアニーが、ゴールライン際で抜き去ったリース・ジェームズに後ろから引っかけられてPK。ラカゼットがメンディの逆を突いて右隅に収め、アーセナルが先制しました。41分、メイソン・マウントが縦に送ったヘディングのパスがヴェルナーにつながり、中央から上がった快足ウインガーが右足で打ったミドルは右にアウト。44分にジャカが左足でカーブをかけたFKは、こんなボールが蹴れるんだ…と絶句する美しい弾道でした。ゴールの右上に逃げていくボールにメンディは触れず、2-0。ランパード監督は、ハーフタイムにヴェルナーとコヴァチッチを諦め、ハドソン=オドイとジョルジーニョで勝負です。
後半開始から10分続いたチェルシーのラッシュは、アーセナルの最終ラインが冷静に対応。55分にベジェリンとスミス・ロウが右サイドから速攻を仕掛けると、ボックスの右に走り込んだサカが絶妙なループシュートをファーポストの内側に当て、ホームチームのリードは3点になりました。60分に左からクロスを上げたのはティアニー。こぼれ球をトラップしたマルティネッリのバイシクルは、メンディが落ち着いてキャッチします。64分にティアニーがスプリントしたカウンターは、優しいグラウンダーをもらったマルティネッリが左隅を狙いますが、コースを読んだメンディが右に身体を投げ出すビッグセーブで4点めを阻止しました。
スミス・ロウをウィロックに代えたアルテタ監督は、70分にマルティネッリを下げてニコラ・ペペを投入。ランパード監督の最後のカードは、74分にカンテをカイ・ハヴェルツです。75分、CKで競り勝ったチアゴ・シウヴァのヘッドはクロスバー越え。83分にメンディのパスをボックス手前で奪ったラカゼットは、フリーのコントロールショットをGKに弾かれてしまいました。直後のCKは、クリアに走り込んだエルネニーのシュートがバーにヒット。混戦で右にこぼれたボールに詰めたホールディングの一撃は、メンディが足でブロックしました。
ガナーズの決定機をしのいだチェルシーは、ハドソン=オドイがカウンターを仕掛け、プリシッチとのパス交換でボックス右を崩すと速いクロスをフィード。胸で押し込んだタミー・アブラハムはオフサイドかと思いきや、後ろにいたベジェリンの足が残っており、VARはゴールと判定しました。90分、パブロ・マリがメイソン・マウントを倒してPK。決まれば1点差、しかしジョルジーニョのキックは、左と読んだレノに止められてしまいました。92分にラカゼットがムスタフィに後を託し、やがてタイムアップ。アーセナルがプレミアリーグで3ゴールを決めたのは、開幕のフラム戦以来14試合ぶりです。
勝因を列挙すると、ラカゼット、マルティネッリ、サカ、スミス・ロウのアグレッシブなプレス、ダイレクトパスを効果的に使った速攻、ラストパスのバリエーションが豊富なティアニーのオーバーラップといったところでしょうか。MVPを選ぶなら、先制点を生んだティアニーか、的確な配球でサイドアタックをサポートしたジャカか。左サイドから積極的にゴールを狙ったマルティネッリと、右からのドリブルが脅威となったサカも素晴らしいパフォーマンスでした。
若手抜擢というギャンブルに成功したアルテタ監督は、この勢いを次のゲームにつなげることができるでしょうか。今年最後のプレミアリーグとなるブライトン戦は、前線のメンバーに注目です。マルティネッリとサカは当確でしょう!
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更新ご苦労様です。ジャカのFKは美しく素晴らしかったです。彼の魅力が詰まったFKだったと思います。見事な勝利でした!