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【Liverpool×WBA】クロスとシュートの精度を欠いたリヴァプール、19位にまさかのドロー!

2位レスターと3位マンチェスター・ユナイテッドの直接対決はドロー決着。リヴァプールにとっては、独走態勢に持ち込むチャンスです。プレミアリーグ15節の相手は、WBA。スラヴェン・ビリッチを解任し、サム・アラダイスに指揮を託したばかりのチームに、アンフィールドで勝ち点を落とすとは思えません。ユルゲン・クロップ監督が選んだ11人は、現在のベストメンバーです。GKアリソン、DFアーノルド、ファビーニョ、マティプ、ロバートソン、MFワイナルドゥム、ヘンダーソン、カーティス・ジョーンズ、FWサラー、フィルミーノ、マネ。キックオフから2分、早くもWBAの布陣は5-5-0になっています。

ロバートソンの2度のアーリークロスは、ぎりぎりで味方に合わず、7分のファビーニョのミドルはクロスバーの上。12分、マティプの高速フィードが中央のマネに入り、胸トラップから放ったボレーがゴールの左隅に突き刺さりました。1-0となり、WBAが4-1-4-1でフットボールをスタート。プレミアリーグ19位のアタックを冷静にさばいたリヴァプールは、15分過ぎからハーフコートマッチを再開しています。19分に中に斬り込んだアーノルドのミドルは、ゼブラの壁がブロック。21分にヘンダーソンの浮き球がゴール前に入ると、マネのダイビングヘッドは右に外れました。

22分、右サイドのアーノルドが高速グラウンダーを通すと、マネのボレーはファーロングがブロック。30分のアーノルドのFKは、ドライブがかかりすぎて左に逸れていきます。34分にロバートソンのFKのクリアがサラーに届くも、ワントラップボレーはGKジョンストンの頭の上。大半の時間を敵陣で過ごしているファビーニョのポジションとプレイは、他のチームならアンカーと表現します。レッズの選手たちが繰り出すサイドからのクロスは、ことごとく跳ね返されました。前半は1-0、シュート数は10対1。後半開始直後のヘンダーソンのダイレクトショットは、アウトにかかって右に切れていきました。

51分、右からのクロスを足元に収めたカーラン・グラントのフィニッシュは、アリソンの正面。マティプが足の付け根を痛めたのは58分でした。急遽呼ばれたのは、プレミアリーグは2試合めとなるリース・ウィリアムズ。昨季のチームでプレイしていたCBは、ひとりもいなくなりました。65分、ワイナルドゥムのクロスが中央でフリーだったサラーに入りますが、ジャンプのタイミングが合わず、ヘディングは枠を越えてしまいました。残り20分を過ぎても、オンターゲットは1対1です。

71分、WBAに決定機。縦1本でカーラン・グラントとリース・ウィリアムズが駆けっことなり、勝ったストライカーがアリソンと1対1。右隅を狙った左足のシュートはアリソンが足で止め、昨季プレミアリーグ王者のリードを守りました。78分のアーノルドのFKは、枠に行かず。82分、ショートコーナーでマークが緩んだレッズは、アジャイにヘディングを許し、ポストを叩いたボールがネットを揺らしました。クロップ監督はカーティス・ジョーンズを下げ、チェンバレンを投入。90分、チェンバレンの浮き球を叩いたフィルミーノのヘッドは決定的でしたが、ジョンストンが指先で触るビッグセーブでピンチをしのぎました。

4分の追加タイムでレッズは攻めきれず、タイムアップ。エティハドのマン・シティ戦を1-1のドローに持ち込んだ19位が、アンフィールドでも同じスコアで勝ち点をもぎ取りました。シュート数は17対5ですが、オンターゲットは2対3。カーティス・ジョーンズが軽率なパスをインターセプトされ、リース・ウィリアムズの処理もまずく、不要なCKを与えたのが命取りとなりました。あっさり先制したため、緩んでしまったのか、単調なクロスと強引な中央突破に終始してしまったのも勝ち点ロストの要因でしょう。2位に上がったエヴァートンとの勝ち点差は3、3位レスターとは4ポイント。プレミアリーグ2020-21シーズンは、混戦続行です。


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“【Liverpool×WBA】クロスとシュートの精度を欠いたリヴァプール、19位にまさかのドロー!” への1件のコメント

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。カーティスは交替時、表情が冴えなかったのは、自身のミスが失点につながった事を分かっていたからでしょう。これも経験ですね。リースもスクランブルでの出場でしたが、まだまだ甘さもありますがこれも経験かと。しかしここでマティプがアウトになるとは、、、、。軽症である事を祈りますが、CB補強は見送り論者ですが前言撤回しそうです。。。。

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