2020.12.29 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【Chelsea×Aston Villa】ヴェルナーはまたも不発!低調チェルシー、絶好調の伏兵にホームでドロー!
先週末のビッグロンドンダービーは、3-1完敗。12節のエヴァートン戦を1-0で落としてからのプレミアリーグ4試合は1勝3敗。フランク・ランパード率いるチェルシーが、停滞モードに陥っています。勝てなくなったきっかけは、ツィエクの負傷でした。右サイドから正確なクロスを供給していたウインガーを欠いた後、ヴェルナーが決定機を逃す姿が目立つようになりました。ライプツィヒで大暴れしていた昨季はブンデスリーガ34試合28ゴール8アシスト、浮かない表情が気になる今季のプレミアリーグは16試合4ゴール5アシスト。低い位置から一気に加速し、DFをぶっちぎっていく鮮やかなドリブルは、試合を重ねるごとに減っていきました。
8節のシェフィールド・ユナイテッド戦以来、ノーゴール。新エースを我慢して起用していたランパード監督は、2点のビハインドを抱えていたアーセナル戦のハーフタイムで、ハドソン=オドイに代えるという荒療治に打って出ました。サカのループシュートで3-0となった絶望的なゲームは、85分にハドソン=オドイのクロスをタミー・アブラハムが胸で押し込み、90分にはメイソン・マウントが倒されてPKをゲットするという緊迫の展開となりました。ジョルジーニョがレノに止められ、敗れはしたものの、最終盤にアカデミー出身のヤングスターたちが見せた反撃が印象的でした。
中1日で開催されたプレミアリーグ16節の相手は、絶好調のアストン・ヴィラ。ランパード監督は、失点が増えてきた最終ラインを刷新しました。アスピリクエタ、リュディガー、クリステンセンを起用し、CBの前にジョルジーニョ。タミー・アブラハムを3試合ぶりにベンチに戻し、ジルー先発というチョイスは、直近の2試合で3ゴールと調子を上げていた若きストライカーのモチベーションが気になります。
キックオフからのチェルシーのアタックをしのいだヴィラが、5分過ぎから反撃スタート。7分にボックスの左コーナーでカンテをかわしたグリーリッシュの強烈なミドルは、メンディが左に飛んで外に弾き出しました。直後のCKは、ニアに入ってきたエル・ガジのボレーをジルーがブロック。12分に敵陣でグリーリッシュのパスミスを突いたプリシッチは、単独で右に持ち込んでニアを狙うも、ボールはポストの外を抜けていきました。
チェルシー守備陣は、左から仕掛けるグリーリッシュと右から斬り込むベルトラン・トラオレを封じなければなりません。19分、右から持ち込んで切り返しを入れたトラオレのシュートは、リュディガーがブロック。26分にグリーリッシュが右から蹴ったFKは、コートニー・ホースのヘッドがうまく当たりませんでした。32分にアスピリクエタがゴールに向かうクロスを上げると、ジルーの強引なシュートはキャッシュに当たり、GKを背負って押し込もうとしたプリシッチは打ち上げてしまいました。
34分、先制はチェルシー。メイソン・マウントがジルーをポストに使い、落としを受けたプリシッチが外のチルウェルを走らせると、ニアでクロスをもらったジルーが膝を折り曲げてヘディングを左隅にコントロールしました。38分、左サイドから持ち込んだメイソン・マウントがグリーリッシュとキャッシュを一気に抜き去り、左足でシュート。ニアポスト際に飛んだボールは、惜しくも枠にいかず、追加点はなりませんでした。
1-0で折り返したチェルシーは、50分に悔しい失点を喫してしまいます。グリーリッシュと絡んで足を痛めたクリステンセンが持ち場に戻れず、右から浮かしたキャッシュのクロスがファーのエル・ガジへ。アスピリクエタの前に走り込んだグリーリッシュの目的は、自ら決めることではなく、マークを寄せて背後のエル・ガジをフリーにすることでした。右足のボレーがメンディの股間を抜いて1-1。勢いに乗ったヴィラがサイドから執拗にクロスを入れますが、中央に人数を揃えたチェルシー守備陣は落ち着いてさばいています。
58分にミドルを打ち上げたカンテは、1分後のコントロールショットもマルティネスにキャッチされてしまいます。67分、ショートコーナーからプリシッチがヘディングシュートを放ち、こぼれ球をアスピリクエタが押し込みますが、ラインズマンとVARのジャッジは最初の一撃がオフサイド。直後にマッギンが打った鋭いロングシュートは、クロスバーを叩きました。79分のプリシッチのミドルはマルティネスが上に弾き出し、アスピリクエタのクロスのクリアに走り込んだチルウェルのボレーは、コンサが必死のブロック。途中出場のヴェルナーとカイ・ハヴェルツに、ゴールを決める気配はありません。
93分、ハドソン=オドイがボックス左にハイボールを入れると、チルウェルのボレーは惜しくもファーポストの外。16本のシュートを放ったホームチームはヴィラの堅陣を崩せず、1-1のドローに終わりました。2枚しかカードを切らなかったランパード監督。ゴールに近いエリアで相手の意表を突けるカイ・ハヴェルツに期待したのだと思いますが、1発があるタミー・アブラハムをなぜ使わなかったのか。ここで置いていかれると、優勝どころかTOP4フィニッシュも難しくなります。攻撃陣の組み立てに悩むランパード監督の打開策に注目したいと思います。
8節のシェフィールド・ユナイテッド戦以来、ノーゴール。新エースを我慢して起用していたランパード監督は、2点のビハインドを抱えていたアーセナル戦のハーフタイムで、ハドソン=オドイに代えるという荒療治に打って出ました。サカのループシュートで3-0となった絶望的なゲームは、85分にハドソン=オドイのクロスをタミー・アブラハムが胸で押し込み、90分にはメイソン・マウントが倒されてPKをゲットするという緊迫の展開となりました。ジョルジーニョがレノに止められ、敗れはしたものの、最終盤にアカデミー出身のヤングスターたちが見せた反撃が印象的でした。
中1日で開催されたプレミアリーグ16節の相手は、絶好調のアストン・ヴィラ。ランパード監督は、失点が増えてきた最終ラインを刷新しました。アスピリクエタ、リュディガー、クリステンセンを起用し、CBの前にジョルジーニョ。タミー・アブラハムを3試合ぶりにベンチに戻し、ジルー先発というチョイスは、直近の2試合で3ゴールと調子を上げていた若きストライカーのモチベーションが気になります。
キックオフからのチェルシーのアタックをしのいだヴィラが、5分過ぎから反撃スタート。7分にボックスの左コーナーでカンテをかわしたグリーリッシュの強烈なミドルは、メンディが左に飛んで外に弾き出しました。直後のCKは、ニアに入ってきたエル・ガジのボレーをジルーがブロック。12分に敵陣でグリーリッシュのパスミスを突いたプリシッチは、単独で右に持ち込んでニアを狙うも、ボールはポストの外を抜けていきました。
チェルシー守備陣は、左から仕掛けるグリーリッシュと右から斬り込むベルトラン・トラオレを封じなければなりません。19分、右から持ち込んで切り返しを入れたトラオレのシュートは、リュディガーがブロック。26分にグリーリッシュが右から蹴ったFKは、コートニー・ホースのヘッドがうまく当たりませんでした。32分にアスピリクエタがゴールに向かうクロスを上げると、ジルーの強引なシュートはキャッシュに当たり、GKを背負って押し込もうとしたプリシッチは打ち上げてしまいました。
34分、先制はチェルシー。メイソン・マウントがジルーをポストに使い、落としを受けたプリシッチが外のチルウェルを走らせると、ニアでクロスをもらったジルーが膝を折り曲げてヘディングを左隅にコントロールしました。38分、左サイドから持ち込んだメイソン・マウントがグリーリッシュとキャッシュを一気に抜き去り、左足でシュート。ニアポスト際に飛んだボールは、惜しくも枠にいかず、追加点はなりませんでした。
1-0で折り返したチェルシーは、50分に悔しい失点を喫してしまいます。グリーリッシュと絡んで足を痛めたクリステンセンが持ち場に戻れず、右から浮かしたキャッシュのクロスがファーのエル・ガジへ。アスピリクエタの前に走り込んだグリーリッシュの目的は、自ら決めることではなく、マークを寄せて背後のエル・ガジをフリーにすることでした。右足のボレーがメンディの股間を抜いて1-1。勢いに乗ったヴィラがサイドから執拗にクロスを入れますが、中央に人数を揃えたチェルシー守備陣は落ち着いてさばいています。
58分にミドルを打ち上げたカンテは、1分後のコントロールショットもマルティネスにキャッチされてしまいます。67分、ショートコーナーからプリシッチがヘディングシュートを放ち、こぼれ球をアスピリクエタが押し込みますが、ラインズマンとVARのジャッジは最初の一撃がオフサイド。直後にマッギンが打った鋭いロングシュートは、クロスバーを叩きました。79分のプリシッチのミドルはマルティネスが上に弾き出し、アスピリクエタのクロスのクリアに走り込んだチルウェルのボレーは、コンサが必死のブロック。途中出場のヴェルナーとカイ・ハヴェルツに、ゴールを決める気配はありません。
93分、ハドソン=オドイがボックス左にハイボールを入れると、チルウェルのボレーは惜しくもファーポストの外。16本のシュートを放ったホームチームはヴィラの堅陣を崩せず、1-1のドローに終わりました。2枚しかカードを切らなかったランパード監督。ゴールに近いエリアで相手の意表を突けるカイ・ハヴェルツに期待したのだと思いますが、1発があるタミー・アブラハムをなぜ使わなかったのか。ここで置いていかれると、優勝どころかTOP4フィニッシュも難しくなります。攻撃陣の組み立てに悩むランパード監督の打開策に注目したいと思います。
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