2021.01.22 プレミアリーグ観戦記2020-21プレミアリーグ観戦記
【Liverpool×Burnley】アリソン、痛恨!終盤のPKで敗れたリヴァプール、ホーム無敗は68でストップ!

開始3分、レッズのCKが右サイドに流れると、シャキリが入れた速いクロスがファビーニョの頭を捉えますが、ヘディングはミスタッチ。6分のCKをニアで叩いたマネのヘッドは、マクニールが足に当てました。10分に左から前線に抜けたアシュリー・バーンズはオフサイドに見えましたが、笛は鳴らず、左足のシュートはアリソンがキャッチ。前線にシンプルなロングフィードを集めるバーンリーは、13分に決定的なチャンスを迎えます。
ブレイディが浮かしたボールをクリス・ウッドと競ったアリソンが前にこぼし、アシュリー・バーンズの足元に転がった瞬間は、ゴール前に誰もいません。右足のシュートが枠に収まれば先制でしたが、必死に手を伸ばしたアリソンが間に合いました。攻めあぐむレッズは、サイドでキープした後が続かず、21分のシャキリの左足ミドルはニアにアウト。23分にもチェンバレンが遠めから狙いますが、ポープが冷静にキャッチしました。28分のオリギのシュートもボックスの手前からで、左に飛んで押さえたポープのセービングには余裕がありました。
32分のマネとオリギのカウンターも、オリギのフィニッシュがポープの正面。37分にチアゴ、マネ、ロバートソンとつながったチャンスは、ボックス左からのSBのシュートをポープが大きくパンチしました。43分、ベン・ミーがバックパスを蹴りそこなう信じられないミスを犯すと、カットしてポープと1対1になったオリギがクロスバーに当てる信じられないミス。焦りが感じられる昨季プレミアリーグ王者は、45分に得たボックス手前からのFKも、アーノルドが右にふかしてしまいました。
コレハ、リヴァプールジャナイ。奪われたらすぐにプレスを始める今までの彼らとは全く違うチームは、何度となく速攻を喰らい、ゴール前でさばくシーンが続きました。後半がキックオフ。残り45分で、立て直せるのか。48分にシャキリが中央に入れた速い縦パスは、前半にはなかった試み。クロスをカットされたアーノルドがこぼれ球を拾い、すかさず打った左足のシュートは、ポープがセーブしました。

バーンリーは全員自陣。猛攻を続けていたレッズは、83分にまさかの失点を喫してしまいます。左からのFKをマネがカットし、ファビーニョがクリア。ヘッドで跳ね返されたボールがボックスに浮き上がり、追いかけたアシュリー・バーンズが触ると、出遅れたアリソンがグローブで足を払ってしまいました。アシュリー・バーンズのPKが右に決まって0-1。リヴァプールに残された時間は、10分もありません。
最後のチャンスは88分。ボックス左脇からのマネのクロスにサラーと南野が交錯し、裏にいたアーノルドがシュートを放つと、フィルミーノがヒールで触ったボールがゴールに向かいますが、ベン・ミーが体に当ててCKに逃れました。戦況を見つめるクロップ監督は、敗戦を受け入れる人間の顔をしています。2度のCKでゴール前に上がったアリソンにミスを挽回するチャンスはなく、27本のシュートを放ったチームは68試合続けてきたホーム無敗の記録を手離しました。
コレハ、リヴァプールジャナイ。昨季はあれほど勝負強かった王者を終始覆っていた焦りは、強引なミドル、オリギのシュートミス、ハーフタイム直前のファビーニョの不要なイエロー、フィルミーノの空回り、アリソンの判断ミスを生み出しました。マネはゴールが近づくにつれて消極的になり、アーノルドとシャキリはクロスの精度が低く、唯一いつも通りに見えたロバートソンも慎重に置きにいくようなクロスが目立ちました。
オリギが決めていれば、4-0だったかもしれません。サラーのシュートがネットを揺らしていれば、3-0だったかもしれません。しかし現実は0-1。チームに蔓延していた不安とストレスが、先に触られるとわかっていたはずのアリソンから判断力を奪ったのでしょう。敗戦が決まった瞬間、私は彼の顔を思い出していました。ジョーダン・ヘンダーソンが、いてくれれば…。5試合連続勝利なしのレッズは、7位のウェストハムに2ポイント差に迫られています。
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推しチームのいないプレミアリーグ全体のファンは本当に今年は面白いでしょうね。。。
こっちが転べばあっちが勝って、あっちが復調すればこっちが絶不調になって。
最後の最後にキレイにリーグを畳むのはどのチームなんでしょうね〜。