2021.02.05 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【Tottenham×Chelsea】エリック・ダイアー、痛恨のPK献上!ブルーズ復活の予感、スパーズは3連敗!
ホームのトッテナムもアウェイのチェルシーも、勝てば6位で負ければ8位。プレミアリーグ22節のロンドンダービーは、7ポイント差の4位リヴァプールを追いかける2チームが蹴落とし合うサバイバルゲームです。モウリーニョ監督は、後方を固めて速攻勝負。トゥヘル監督は、ポゼッションを取ってサイドを攻略しようとするのではないでしょうか。
さっそく、トッテナムのスタメンをチェックしてみましょう。GKロリス、DFセルジュ・オーリエ、アルデルヴァイレルト、エリック・ダイアー、ベン・デイヴィス。中盤センターにシソコとホイビュルク。2列めにベルフワイン、エンドンベレ、ソン・フンミン、最前線にヴィニシウスという布陣です。
キックオフから間もなく、アスピリクエタのロングフィードをヴェルナーがヘディングシュート。トゥヘル監督が、ライバルを攻めつぶそうと考えているのは明らかです。GKメンディ、3バックにアスピリクエタ、チアゴ・シウヴァ、リュディガー。WBはリース・ジェームズとマルコス・アロンソ、中盤センターはジョルジーニョとコヴァチッチ。メイソン・マウントの前にハドソン=オドイとヴェルナーが入る3-4-1-2です。
5分に右サイドでベルフワインとパス交換したソン・フンミンのミドルは、メンディがキャッチ。前からプレスをかけるブルーズに対して、スパーズは前にボールを運べずに苦しんでいます。11分、ジョルジーニョの縦パスが前線に走ったメイソン・マウントに渡ると、落としをもらったヴェルナーは打ち切れず。中央で立て直したボールがハドソン=オドイにまわり、リース・ジェームズとのパス交換から20番が右足を振り抜きますが、DFに当たったボールはゴールラインを割りました。
圧倒的なチェルシーペース。20分のスパーズの速攻は、左サイドに出たエンドンベレのクロスがメンディが守るエリアに入ってしまいました。23分、アスピリクエタの縦パスがボックス右に届くと、転倒したエリック・ダイアーがトラップしたヴェルナーに足を出してしまい、アンドレ・マリナーさんのジャッジはPK。ジョルジーニョが落ち着いて左に決め、優勢のアウェイチームがリードしました。
32分、左からクロスに打ったメイソン・マウントの左足ミドルはファーポストの外。順調だったチェルシーは、35分にアクシデントに見舞われます。チアゴ・シウヴァが足を痛め、クリステンセンにチェンジ。39分に右サイドを突破したハドソン=オドイは、速いクロスをエリック・ダイアーにクリアされてしまいます。42分、ソン・フンミンが右から入れたFKをセルジュ・オーリエがヘディングで叩くと、ボールは右ポストの脇に流れていきました。
前半は0-1。2点が必要なスパーズは攻めなければなりません。ベルフワインがギアを一段上げ、サイドアタックを仕掛けますが、ブルーズの守備陣は縦への突破をケアしています。険しい表情のジョゼ・モウリーニョ。スパーズのプレスの強度が高まり、前半とは逆の展開になっています。53分に右から放ったハドソン=オドイのミドルは、ファーポストの脇を抜けていきます。
59分にメイソン・マウントが中央をドリブルで突進し、左のヴェルナーにラストパスを通すと、ボックス左から打った決定的な一撃はセルジュ・オーリエが足に当ててCKに逃れました。64分、ヴェルナーのクロスが逆サイドに流れ、拾ったリース・ジェームズがニアに浮かすと、マルコス・アロンソの右足ボレーは浮いてしまいました。ここでハドソン=オドイが下がり、プリシッチが右サイドに入ります。
波状攻撃を続けるチェルシー。メイソン・マウントのクロスがゴール前に上がると、ロリスと競ったプリシッチは、うまくコントロールできませんでした。モウリーニョ監督は、69分にベルフワインとエンドンベレを諦め、ラメラとルーカス・モウラ。トゥヘル監督の2枚めは、73分にコヴァチッチをカンテです。75分、カンテ、ヴェルナーと左でつながったボールが脇にいたメイソン・マウントへ。エリック・ダイアーをかわしてボックス左に出たアタッカーが、左足でファーを狙うと、ロリスが左に飛ぶビッグセーブで決定機をつぶしました。
78分のラメラのミドルは、スパーズにとって後半初めてのシュート。メンディが右に弾き出し、依然としてブルーズがリードをキープしています。86分のルーカス・モウラのミドルは、メンディの頭上にアウト。1分後、セルジュ・オーリエの完璧なクロスがファーのヴィニシウスへ。決めなければいけないシーンでしたが、プレミアリーグノーゴールのストライカーは左に外してしまいました。
89分のエリック・ダイアーのFKもポストの左にアウト。連動性を欠いたスパーズは追いつけず、ポチェッティーノ時代にはなかったプレミアリーグ3連敗を喫してしまいました。トゥヘル監督はガッツポーズ。ソン・フンミンの前のスペースをつぶし、苦しいミドル2本に抑えた守備は的確で、中盤の真ん中が空くというスパーズの弱点を突く速攻は迫力がありました。
敗れたスパーズは、複数の選手が絡むアタックがなく、シンプルなクロスと遠めからのシュートだけではこの結果もやむをえません。18本のシュートを浴びながらもコースを切り、オンターゲット2本に留めた最終ラインはよくやっていただけに、エリック・ダイアーの軽率なトリッピングが悔やまれます。
2勝1分と順調に滑り出したトゥヘル監督は、シェフィールド・ユナイテッド、ニューカッスル、サウサンプトンを連破して上位に返り咲きそうな勢いです。片や不振のモウリーニョ監督は、次節のWBA戦をきっちり勝ち切らなければ、不安を抱えたままでペップが待つエティハドに乗り込むことになります。カードが1枚余っているのに、ガレス・ベイルがベンチでタイムアップを迎えるのが現在のスパーズです。戦力の活用度とメンタルのコンディションの差が、勝敗を分けたように感じられるダービーでした。
さっそく、トッテナムのスタメンをチェックしてみましょう。GKロリス、DFセルジュ・オーリエ、アルデルヴァイレルト、エリック・ダイアー、ベン・デイヴィス。中盤センターにシソコとホイビュルク。2列めにベルフワイン、エンドンベレ、ソン・フンミン、最前線にヴィニシウスという布陣です。
キックオフから間もなく、アスピリクエタのロングフィードをヴェルナーがヘディングシュート。トゥヘル監督が、ライバルを攻めつぶそうと考えているのは明らかです。GKメンディ、3バックにアスピリクエタ、チアゴ・シウヴァ、リュディガー。WBはリース・ジェームズとマルコス・アロンソ、中盤センターはジョルジーニョとコヴァチッチ。メイソン・マウントの前にハドソン=オドイとヴェルナーが入る3-4-1-2です。
5分に右サイドでベルフワインとパス交換したソン・フンミンのミドルは、メンディがキャッチ。前からプレスをかけるブルーズに対して、スパーズは前にボールを運べずに苦しんでいます。11分、ジョルジーニョの縦パスが前線に走ったメイソン・マウントに渡ると、落としをもらったヴェルナーは打ち切れず。中央で立て直したボールがハドソン=オドイにまわり、リース・ジェームズとのパス交換から20番が右足を振り抜きますが、DFに当たったボールはゴールラインを割りました。
圧倒的なチェルシーペース。20分のスパーズの速攻は、左サイドに出たエンドンベレのクロスがメンディが守るエリアに入ってしまいました。23分、アスピリクエタの縦パスがボックス右に届くと、転倒したエリック・ダイアーがトラップしたヴェルナーに足を出してしまい、アンドレ・マリナーさんのジャッジはPK。ジョルジーニョが落ち着いて左に決め、優勢のアウェイチームがリードしました。
32分、左からクロスに打ったメイソン・マウントの左足ミドルはファーポストの外。順調だったチェルシーは、35分にアクシデントに見舞われます。チアゴ・シウヴァが足を痛め、クリステンセンにチェンジ。39分に右サイドを突破したハドソン=オドイは、速いクロスをエリック・ダイアーにクリアされてしまいます。42分、ソン・フンミンが右から入れたFKをセルジュ・オーリエがヘディングで叩くと、ボールは右ポストの脇に流れていきました。
前半は0-1。2点が必要なスパーズは攻めなければなりません。ベルフワインがギアを一段上げ、サイドアタックを仕掛けますが、ブルーズの守備陣は縦への突破をケアしています。険しい表情のジョゼ・モウリーニョ。スパーズのプレスの強度が高まり、前半とは逆の展開になっています。53分に右から放ったハドソン=オドイのミドルは、ファーポストの脇を抜けていきます。
59分にメイソン・マウントが中央をドリブルで突進し、左のヴェルナーにラストパスを通すと、ボックス左から打った決定的な一撃はセルジュ・オーリエが足に当ててCKに逃れました。64分、ヴェルナーのクロスが逆サイドに流れ、拾ったリース・ジェームズがニアに浮かすと、マルコス・アロンソの右足ボレーは浮いてしまいました。ここでハドソン=オドイが下がり、プリシッチが右サイドに入ります。
波状攻撃を続けるチェルシー。メイソン・マウントのクロスがゴール前に上がると、ロリスと競ったプリシッチは、うまくコントロールできませんでした。モウリーニョ監督は、69分にベルフワインとエンドンベレを諦め、ラメラとルーカス・モウラ。トゥヘル監督の2枚めは、73分にコヴァチッチをカンテです。75分、カンテ、ヴェルナーと左でつながったボールが脇にいたメイソン・マウントへ。エリック・ダイアーをかわしてボックス左に出たアタッカーが、左足でファーを狙うと、ロリスが左に飛ぶビッグセーブで決定機をつぶしました。
78分のラメラのミドルは、スパーズにとって後半初めてのシュート。メンディが右に弾き出し、依然としてブルーズがリードをキープしています。86分のルーカス・モウラのミドルは、メンディの頭上にアウト。1分後、セルジュ・オーリエの完璧なクロスがファーのヴィニシウスへ。決めなければいけないシーンでしたが、プレミアリーグノーゴールのストライカーは左に外してしまいました。
89分のエリック・ダイアーのFKもポストの左にアウト。連動性を欠いたスパーズは追いつけず、ポチェッティーノ時代にはなかったプレミアリーグ3連敗を喫してしまいました。トゥヘル監督はガッツポーズ。ソン・フンミンの前のスペースをつぶし、苦しいミドル2本に抑えた守備は的確で、中盤の真ん中が空くというスパーズの弱点を突く速攻は迫力がありました。
敗れたスパーズは、複数の選手が絡むアタックがなく、シンプルなクロスと遠めからのシュートだけではこの結果もやむをえません。18本のシュートを浴びながらもコースを切り、オンターゲット2本に留めた最終ラインはよくやっていただけに、エリック・ダイアーの軽率なトリッピングが悔やまれます。
2勝1分と順調に滑り出したトゥヘル監督は、シェフィールド・ユナイテッド、ニューカッスル、サウサンプトンを連破して上位に返り咲きそうな勢いです。片や不振のモウリーニョ監督は、次節のWBA戦をきっちり勝ち切らなければ、不安を抱えたままでペップが待つエティハドに乗り込むことになります。カードが1枚余っているのに、ガレス・ベイルがベンチでタイムアップを迎えるのが現在のスパーズです。戦力の活用度とメンタルのコンディションの差が、勝敗を分けたように感じられるダービーでした。
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後半ギアを入れ替えたトッテナムにカウンターのスペースを与えず、よく勝点3をとってくれました。あわや失点のヘディングが逸れるあたり、運が上向いてきたかもしれませんね。ジョルジーニョの散らしとの素晴らしさと、リュディガーの攻め上がりアクセントも効いていたと思います。これでヴェルナーが決め始めると完璧なんですが。