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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Tottenham×Burnley】圧巻ガレス・ベイル!ビールが進む美しいゴールシーンをプレーバック!

ショーの始まりは、キックオフから67秒。左サイドでレギロンのパスを受けたソン・フンミンが、狭いコースを通してゴール前にボールを入れると、オフサイドをかいくぐった9番がつま先でプッシュしました。 「His best display yet」。これまで見せてもらえてなかった最高のディスプレイと絶賛した「フットボール・ロンドン」のアラスデア・ゴールド記者は、ガレス・ベイルのパフォーマンスに10点満点を付けています。彼のコメントを紹介する前に、華やかなゴールショーのセットリストをお届けしましょう。

幸先よくリードしたスパーズが、2点めを決めたのは15分でした。ハイボールを処理したセルジュ・オーリエは、カウンターは無理と判断してゆっくりキープし、脇にいたホイビュルクにパス。今季プレミアリーグのすべての試合に先発しているスキッパーは、左斜め前でベイルが空いているのを確認し、ボールを預けます。

次の瞬間、「いけるじゃねぇか、カウンター」と味方を叱るような鋭いロングフィードが、左のスペースに入ります。内側にいたブラウンヒルが触れず、外のハリー・ケインにはぴったりの美しい弾道。フリーで持ち込んだエースの強引なシュートがタルコフスキーに当たり、跳ねたボールがポープが伸ばした手の上を抜けてネットに突き刺さりました。

バーンリーの敗戦を告げる3点めは、31分という早い時間に決まってしまいました。ルーカス・モウラのパスを右サイドで受けたベイルが、フリーになっていたレギロンを見つけてサイドチェンジ。アーリークロスがタルコフスキーの頭に触れて流れると、冷静に足元に収めたルーカス・モウラの素晴らしい左足のショットが左のサイドネットに吸い込まれました。

ダメ押しの4点めは55分、アシストはまたもソン・フンミン。レギロンのパスを受けて中にドリブルした韓国代表が、ベイルの前にスペースが空いているのを見て、右足アウトでラストパスを届けます。左足のアウトで止める前に、ファーを狙うと決めていたのでしょう。淀みない動きで放たれたコントロールショットがサイドネットを襲うまで、名手ポープは1歩も動けませんでした。

ダヴィンソン・サンチェスが構築したブロックを評価し、ソン・フンミンとルーカス・モウラが勝利に貢献したと書いた記者は、「Gareth Bale sensational」と見出しを立ててワールドクラスのウインガーを絶賛しています。「開始から67秒後のスコアシートでは、ソンのクロスにタッチするために完璧なランを見せた」「その後も素晴らしい50ヤードをケインの走路に送り、相手を突き離す2点めをもたらした」。マルティン・ヨル時代からスパーズについて書き始めた特派員なら、プレミアリーグ33試合21ゴールと大暴れした2012-13シーズンの彼を思い出しながら、レポートをまとめていたのではないでしょうか。

「チャーリー・テイラーを軽快なタッチで置き去りにして、タッチライン際を走り回る姿は、ノスタルジアを覚える美しさと切れ味だった。 トッテナムの4番めのゴールも、自信たっぷりの彼のフィニッシュ。鋭く巻いてポストの脇に決めると、ポープは呆然と見送るしかなかった。70分に下がるまでに、 2つのゴール、1アシスト、もう1つのゴールにも関与。 これまでになかった最高のディスプレイだった」

いやー、やばい。やばいです。モウリーニョ監督が塩漬けにしていたガレス・ベイルとデル・アリが覚醒したら、スパーズのアタックがプレミアリーグ最強レベルになるのは確実です。31節のわれわれとの直接対決までは、沈黙を続けてほしかったのですが…。ガレス・ベイル、おそらく完全復活。これから彼と対峙することになるティアニー、ディーニュ、ルーク・ショーは、自由を与えてはいけません。

まだ見てない方は、2点めのロングフィードをぜひ。ハリー・ケインに届く数秒を何度かリフレインすれば、ビールをグラス2杯。彼自身の2ゴールのシーンを足せば、ジョッキ3杯は軽く空きます。


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