2021.03.14 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【Leeds×Chelsea】メンディ、ビッグセーブ!決め切れなかったチェルシー、無念のスコアレスドロー!

チルウェル、リュディガー、クリステンセン、アスピリクエタの4バックをチョイスしたリーズ戦は、ジョルジーニョとカンテの2センターで、メイソン・マウント、ツィエク、プリシッチの前にカイ・ハヴェルツという新機軸です。7分にプリシッチがボックス右に侵入し、グラウンダーがカイ・ハヴェルツに届くと、ボレーはエイリングの足に当たって、こぼれ球をメシエがキャッチ。直後、ラインの裏に抜けたバンフォードのグラウンダーをタイラー・ロバーツが押し込むと、ラインズマンは古巣対決の9番のオフサイドを示すフラッグを掲げています。
カンテ、プリシッチ、カイ・ハヴェルツが速いパス交換で右から崩した10分のアタックは、ラストパスをカットしたエイリングがクリアをジョレンテに当ててしまいます。ゴールに向かったボールは、クロスバーに当たってメリエがキャッチ。カイ・ハヴェルツ、ツィエク、プリシッチと右につながった14分のチャンスは、高速グラウンダーをメリエが弾くも、メイソン・マウントは詰められません。
1分後、敵陣でハフィーニャがミスパスを拾ったショートカウンター。中央で受けたハリソン・リードがバンフォードに縦パスをつなぐと、ストライカーとパス交換したタイラー・ロバーツのシュートが、メンディが伸ばした右手をかすめてバーにヒットしました。エデルソン、マルティネスに次ぐ13回のクリーンシートを記録した守護神が触らなければ、ボールはどこに落ちていたかわかりません。19分には、左からオーバーラップしたチルウェルのクロスがニアのプリシッチに届くも、薄く当たったヘディングシュートは右に逸れていきました。
28分、ドリブルでボックス手前まで上がったカンテのミドルは、パスカル・ストライクにコースを切られて右にアウト。33分にカンテのグラウンダーを中央でトラップしたチルウェルは、左隅を狙ったシュートをポストの脇に外しました。バンフォードを負傷で失ったビエルサ監督は、35分にロドリゴを投入。38分のメイソン・マウントのブレ球ミドルは、右に弾いたメリエがこぼれ球に先着しました。45分にボックス右に流れたカイ・ハヴェルツは、ツィエクの縦パスをダイレクトで叩いた後、キャッチしたGKを見て悔しがっています。

62分にカンテがドリブルで仕掛け、左のカイ・ハヴェルツに預けると、メイソン・マウントの外に駆け込んできたチルウェルにラストパスが通ります。最初のタッチが左に流れ、トーキックはポストの左にアウト。トゥヘル監督は、69分にプリシッチとツィエクを下げてリース・ジェームズとヴェルナーで勝負です。72分のリュディガーのロングシュートは、メリエが左に倒れてセーブ。77分にCKを得たリーズは、二次攻撃でグラウンダーに反応したジョレンテがダイレクトショットを放ちますが、リース・ジェームズが足を出してゴールの右にクリアしました。
79分にメイソン・マウントと代わったハドソン=オドイは、86分にカットインから右足で狙うも、ボールはメリエの正面。12試合で10回めのクリーンシートは素晴らしい数字ですが、メンディのビッグセーブによって敗戦を回避したゲームともいえるでしょう。ラスト4試合がマンチェスター・シティ、アーセナル、レスター、アストン・ヴィラという強敵続きとなるチェルシーは、決定力を高めなければTOP4キープが難しくなりそうです。アトレティコ・マドリードとのCLの後は、アラダイスのWBA。直近6試合で3失点と守備力が上がったやっかいなチームですが、ファインゴール連発を期待したいと思います。キーマンは、ジルーでしょう!(エドゥアール・メンディ 写真著作者/Дмитрий Пукалик)
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
コメントを残す