2021.04.21 プレミアリーグ観戦記プレミアリーグ観戦記2020-21
【Chelsea×Brighton】スタンフォード・ブリッジにサポーター殺到!試合はスコアレスドロー…!
FAカップ準決勝でマンチェスター・シティに勝ったクラブが、プレミアリーグ16位のブライトンにホームで引き分けてしまいました。ポゼッションは65%といつも通りの数字をキープしたものの、シュート数はアウェイチームを4つも下回る7本。欧州スーパーリーグ構想の発表に端を発した混乱が、彼らの戦いぶりに影響を及ぼしたのかもしれません。試合前に、スタンフォード・ブリッジに集結したサポーターは約1000人。「CANCEL SUPER LEAGUE」「Shame On You Chelsea」などと書かれた横断幕やプラカードだけでなく、照明弾まで用意されていたと報じられています。
欧州スーパーリーグへの参加表明に抗議するサポーターたちが、チームのバスが通るルートを封鎖。住宅地にあるスタジアムの周辺の道路が使えなくなるほどの混乱に対して、ブルーのマスクを着用したペトル・チェフTDが現場に足を運び、「問題解決は、ふさわしい人にまかせよう。こういうやり方は間違っている。バスを入れさせてくれ」と呼びかける事態となりました。「1905-2021 RIP CFC SAVE THE BRIDGE」「ROMAN DO THE RIGHT THING」。クラブを殺すな、スタンフォード・ブリッジを救ってくれ、アブラモヴィッチオーナーは正しい道を歩んでくれ…バスに乗っていた選手たちが、心を動かされないわけがありません。
20時から始まる予定だったゲームは、15分遅れてキックオフとなりました。ケパ、リュディガー、クリステンセン、ズマ、リース・ジェームズ、マルコス・アロンソ、メイソン・マウント、ジョルジーニョ、ツィエク、カイ・ハヴェルツ、プリシッチ。トゥヘル監督は、メンディ、アスピリクエタ、カンテをベンチに置きましたが、メンバーを落としたというほどの変化はありません。序盤からサイドアタックを仕掛けてきたアウェイチームに対して、チェルシーは速いアタックで対抗しました。
12分に右にいたツィエクがファーにクロスを入れると、マルコス・アロンソのスライディングは届かず。ジョルジーニョがボックス手前まで上がった17分のチャンスは、優しいパスをもらって反転したプリシッチのシュートが左に切れていきました。20分には敵陣でメイソン・マウントがインターセプトし、ショートカウンターが発動。ツィエクへの縦パスをカットしたベン・ホワイトは余裕がなく、ボールはカイ・ハヴェルツの足元に転がります。左足の決定的なシュートは、ロベルト・サンチェスが落ち着いてセーブしました。
直後にズマが放ったロングシュートは、GKの正面。何度も右サイドを崩したチェルシーは、クロスが味方に通りません。遠めからのシュートしかチャンスがなかったブライトンは、42分にボックス右に入ったフェルトマンがニアに走り込んだビスマに打たせますが、ダイレクトショットはクロスバーを越えていきました。ハーフタイムは0-0。後半に入っても、プレミアリーグ4位をめざすホームチームのクロスは機能しません。59分には、メイソン・マウントがボックスに走り込んだプリシッチに縦パスを入れますが、ベン・ホワイトに体を当てられ、シュートに持ち込めずに終わりました。
69分にビスマが直接狙ったFKは、ピッチに入ったばかりのヴェルナーに当たってCK。ゴールを求められたドイツ代表とハドソン=オドイは、決定機を創れずに終わりました。75分には、ツィエクに代わってジルーが登場。77分に自陣でズマがモペイに奪われ、中央に持ち込んだララナのコントロールショットは決定的でしたが、ボールはわずかに左に逸れてしまいました。
79分、ケパのキックをララナが奪取し、ボックス手前からビスマが右隅を狙うと、ポストを直撃。自らリバウンドを取って放った2発めは、リュディガーにブロックされてしまいました。直後にララナが放ったきわどいシュートは、ケパが右に飛んでキャッチ。この時間帯に先制できなかったブライトンは、92分にベン・ホワイトを2枚めのイエローで失い、勝ち点1に留まりました。攻撃が単調になり、自陣でミスを繰り返したチェルシーは、この結果を甘受しなければなりません。
55ポイントでウェストハムと並んだチェルシーは、得失点差で上回り4位奪取。6位リヴァプールと2ポイント差、7位トッテナムとは5ポイント差のバトルは、最後までもつれそうな雲行きです。欧州スーパーリーグが採用されれば、エキサイティングなTOP4争いはなくなってしまいます。ビッグクラブが毎週ぶつかるリーグを見られるプラスと、プレミアリーグの盛り上がりを失うマイナスを比べると…。現地のサポーターのみなさんは、既に答えを明確にしています。
欧州スーパーリーグへの参加表明に抗議するサポーターたちが、チームのバスが通るルートを封鎖。住宅地にあるスタジアムの周辺の道路が使えなくなるほどの混乱に対して、ブルーのマスクを着用したペトル・チェフTDが現場に足を運び、「問題解決は、ふさわしい人にまかせよう。こういうやり方は間違っている。バスを入れさせてくれ」と呼びかける事態となりました。「1905-2021 RIP CFC SAVE THE BRIDGE」「ROMAN DO THE RIGHT THING」。クラブを殺すな、スタンフォード・ブリッジを救ってくれ、アブラモヴィッチオーナーは正しい道を歩んでくれ…バスに乗っていた選手たちが、心を動かされないわけがありません。
20時から始まる予定だったゲームは、15分遅れてキックオフとなりました。ケパ、リュディガー、クリステンセン、ズマ、リース・ジェームズ、マルコス・アロンソ、メイソン・マウント、ジョルジーニョ、ツィエク、カイ・ハヴェルツ、プリシッチ。トゥヘル監督は、メンディ、アスピリクエタ、カンテをベンチに置きましたが、メンバーを落としたというほどの変化はありません。序盤からサイドアタックを仕掛けてきたアウェイチームに対して、チェルシーは速いアタックで対抗しました。
12分に右にいたツィエクがファーにクロスを入れると、マルコス・アロンソのスライディングは届かず。ジョルジーニョがボックス手前まで上がった17分のチャンスは、優しいパスをもらって反転したプリシッチのシュートが左に切れていきました。20分には敵陣でメイソン・マウントがインターセプトし、ショートカウンターが発動。ツィエクへの縦パスをカットしたベン・ホワイトは余裕がなく、ボールはカイ・ハヴェルツの足元に転がります。左足の決定的なシュートは、ロベルト・サンチェスが落ち着いてセーブしました。
直後にズマが放ったロングシュートは、GKの正面。何度も右サイドを崩したチェルシーは、クロスが味方に通りません。遠めからのシュートしかチャンスがなかったブライトンは、42分にボックス右に入ったフェルトマンがニアに走り込んだビスマに打たせますが、ダイレクトショットはクロスバーを越えていきました。ハーフタイムは0-0。後半に入っても、プレミアリーグ4位をめざすホームチームのクロスは機能しません。59分には、メイソン・マウントがボックスに走り込んだプリシッチに縦パスを入れますが、ベン・ホワイトに体を当てられ、シュートに持ち込めずに終わりました。
69分にビスマが直接狙ったFKは、ピッチに入ったばかりのヴェルナーに当たってCK。ゴールを求められたドイツ代表とハドソン=オドイは、決定機を創れずに終わりました。75分には、ツィエクに代わってジルーが登場。77分に自陣でズマがモペイに奪われ、中央に持ち込んだララナのコントロールショットは決定的でしたが、ボールはわずかに左に逸れてしまいました。
79分、ケパのキックをララナが奪取し、ボックス手前からビスマが右隅を狙うと、ポストを直撃。自らリバウンドを取って放った2発めは、リュディガーにブロックされてしまいました。直後にララナが放ったきわどいシュートは、ケパが右に飛んでキャッチ。この時間帯に先制できなかったブライトンは、92分にベン・ホワイトを2枚めのイエローで失い、勝ち点1に留まりました。攻撃が単調になり、自陣でミスを繰り返したチェルシーは、この結果を甘受しなければなりません。
55ポイントでウェストハムと並んだチェルシーは、得失点差で上回り4位奪取。6位リヴァプールと2ポイント差、7位トッテナムとは5ポイント差のバトルは、最後までもつれそうな雲行きです。欧州スーパーリーグが採用されれば、エキサイティングなTOP4争いはなくなってしまいます。ビッグクラブが毎週ぶつかるリーグを見られるプラスと、プレミアリーグの盛り上がりを失うマイナスを比べると…。現地のサポーターのみなさんは、既に答えを明確にしています。
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毎日の更新ありがとうございます!
試合は観ておりませんが、チェルシーはスーパーリーグ参加の影響が出てしまったようですね。
クラブも選手も直接の目的はお金を稼ぐことにあることは異存ありません。しかし、今回のスーパーリーグ構想は、国々の地域まで根づいたサッカーというスポーツの対応策として寂しいものと思わずにいられませんでしたよ。