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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.CITY×Aston Villa】開始20秒で失点、猛攻で逆転!10対10の試合を殺した首位チームが順当勝ち!

「私も選手も影響を受けていた。試合前の話題は、欧州スーパーリーグのことばかりだった。集中力を欠いていたと認めなければならない」。プレミアリーグ32節のブライトン戦をスコアレスドローで終えたチェルシーのトゥヘル監督が、試合直前のとんでもないニュースの到来を嘆いておりましたが、ペップ・グアルディオラと選手たちはアストン・ヴィラ戦に集中できるでしょうか。2月末にジャック・グリーリッシュが負傷リタイアしてから、プレミアリーグ8試合を2勝2分4敗と苦しんでいるチームは、今日もエース不在の試合を強いられています。

FAカップ準決勝でチェルシーに敗れ、4冠の夢とケヴィン・デブライネを同時に失ったチームは、ほぼベストメンバーといっていいでしょう。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、ジョン・ストーンズ、ルベン・ディアス、ジンチェンコ、MFロドリ、ギュンドアン、ベルナルド・シウヴァ、FWマフレズ、ガブリエウ・ジェズス、フォーデン。日曜日の敗戦から8人を入れ替えたチームは、開始20秒でいきなり失点を喫してしまいました。左サイドのFKをタイロン・ミングスがクイックスタート。縦に出たボールをオリー・ワトキンスがダイレクトで中央に転がすと、マッギンの左足ボレーが右隅に吸い込まれました

マット・キャッシュがクロスを上げた5分の攻防も、ゴールの匂いが漂っていました。ジョン・ストーンズのクリアがゴール前に上がると、ベルトラン・トラオレが頭で左に浮かしたボールがドゥグラス・ルイスへ。左足のシュートはカイル・ウォーカーが足に当て、エデルソンが何とか懐に収めました。直後のベルトラン・トラオレのミドルをブロックしたのが合図だったように、反撃に転じるマン・シティ。ヴィラの中盤と最終ラインは自陣深くに引いて対応し、虎視眈々とカウンターのチャンスを窺っています。

ペップのチームは、今季プレミアリーグで先制を許した5試合を2分3敗と逆転できずに終えています。19分のギュンドアンのミドルは、タイロン・ミングスがブロック。20分の左からのCKがファーのマフレズに流れると、ニアを狙った鋭いシュートはエミリアーノ・マルティネスがキャッチしました。猛攻を続けていたアウェイチームが追いついたのは22分。エデルソンがラインの裏に出したキックをジンチェンコがフォーデンに落とすと、サイドチェンジを受けたマフレズが縦パスでベルナルド・シウヴァを走らせます。折り返しを左隅に流し込んだのは、的確な判断で逆サイドに展開したフォーデンでした。

1-1-となってから、ヴィラの前線が敵陣に入る時間が増えています。28分、ドゥグラス・ルイスがボックス左に出したパスを受けたラムジーが、左足で強烈なシュート。ニアに外れ、勝ち越しはならなかったものの、狙いは明確で惜しい一撃でした。38分のマフレズのFKは、壁にヒットしてCK。逆転ゴールを生み出したのは、CKのクリアから右サイドでボールをもらったベルナルド・シウヴァでした。ロドリに合わせた絶妙なクロスに、飛び出したマルティネスは触れず、コントロールされたヘディングシュートが左のサイドネットに吸い込まれました。

42分、縦に突破しようとしたラムジーの膝にジョン・ストーンズのスパイクが入ってしまいます。レフェリーの最初のジャッジはイエロー、しかしVARを介した後にレッドカード。1-2でハーフタイムを迎えたマンチェスター・シティは、残り45分を10人で戦うことになりました。ディーン・スミスはラムジーに代えてケイナン・ディヴィス、ペップはガブリエウ・ジェズスを下げてラポルテを投入しています。50分に左から抜け出したギュンドアンの高速グラウンダーは、マルティネスが足を出してCKに逃れました。

57分、フォーデンに奪われたマット・キャッシュが無謀なスライディングで47番を倒してしまい、2枚めのイエローで10対10。こうなると、個人の力で上回るプレミアリーグ首位が有利でしょう。63分、ナカンバに代わってロス・バークリー。ヨーロッパリーグの出場権をめざすチームは、あっさり負けるわけにはいきません。リードしているマン・シティはテンポをスローに落とし、後方でまわす時間を増やしています。75分にアウェイチームが仕掛けた4対3のカウンターは、カットインしたマフレズのシュートが中央にできた壁に跳ね返されました。

前半は激戦、後半は凡戦。攻め立てなかったマン・シティと、攻められなかったヴィラ。キャッシュを失った後、狙いなきパス回しに終始したホームチームは、後半のシュート数を2本に抑えられました。残り5試合を2勝1分2敗でOKとなれば、ペップは外さないでしょう。センセーショナルなマッギンの一撃の後、フォーデンが決めるまでの20分だけ、大逆転優勝という素敵な夢を見させていただきました。とんでもない話が世界を駆け巡るなかで開催された試合で、自らの集中力の欠如を5分で食い止め、レッドカードというトラブルにも的確に対処した首位チームに敬意を表したいと思います。


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“【MAN.CITY×Aston Villa】開始20秒で失点、猛攻で逆転!10対10の試合を殺した首位チームが順当勝ち!” への1件のコメント

  1. ペップの街 より:

    更新有難うございます。リーズ戦に負けてヴィラ戦でも開始20秒で失点!ヴィラも良いチームだし引いて守らずに果敢に攻めるチーム。このゲームを落とすといよいよ大変だなと心配しましたがなんとか逆転したのは大きいです。フォーデンが自分でサイドチェンジして折り返しを予測して走り込んで決めたゴールは素晴らしかったです。デ・ブライネの不在を全員で必死にカヴァーしてくれました。EFLカップ決勝、CLセミファイナルと続きますが、次戦スパーズ戦はCF以外は今日から大幅ターンオーヴァーで臨み、PSG戦は今日のスカッドに近いものになるのでは。しかしフォーデンは素晴らしいです。

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