2021.09.20 プレミアリーグ観戦記2021-22プレミアリーグ観戦記
【Tottenham×Chelsea】怒涛の後半3発!セットプレーと速攻が冴えたチェルシー快勝!
プレミアリーグ開幕から3連勝スタートを決めたトッテナムと、首位マンチェスター・ユナイテッドと得失点差で2位のチェルシー。スパーズは前節のクリスタル・パレス戦で敗れたものの、好スタート同士と表現しても違和感はないでしょう。注目のロンドンダービーは、両者ともに納得の顔ぶれ。臀部を痛めたエドゥアール・メンディの不在が気になるぐらいです。
さっそく、ホームのスパーズから先発の11人を紹介しましょう。GKロリス、DFエメルソン、ロメロ、エリック・ダイアー、レギロン。中盤センターはロ・チェルソとホイビュルク、2列めにデル・アリ、エンドンベレ、ソン・フンミン、最前線はプレミアリーグで未だゴールがないハリー・ケインです。ヌーノ監督の構想外といわれていたエンドンベレは、中盤を活性化することができるでしょうか。
対するチェルシーは、GKケパ以外はほぼベストの顔ぶれ。3バックにクリステンセン、チアゴ・シウヴァ、リュディガー。アウトサイドにアスピリクエタとマルコス・アロンソ。中盤センターはジョルジーニョとコヴァチッチ、メイソン・マウントとカイ・ハヴェルツの前にルカクという布陣です。ファーストシュートは2分のソン・フンミン。スパーズがアグレッシブに攻める時間が続いています。
5分のハリー・ケインのFKは壁を越えず、コヴァチッチがブロック。6分に右のアスピリクエタとパス交換し、速攻を仕掛けたカイ・ハヴェルツは、左足のシュートをルカクにぶつけました。ハイプレスでブルーズのビルドアップを窮屈にしているスパーズは、カウンターに要注意です。15分にメイソン・マウントがドリブルで突進した3対2のカウンターは、右でパスを受けたルカクからリターンをもらったイングランド代表のシュートをエメルソンがブロックしました。
20分にソン・フンミンのスルーパスで抜け出したレギロンは、ケパと1対1になれるチャンスでパスを選択し、リュディガーにカットされてしまいました。プレミアリーグらしいスピーディーなアタックの応酬。トッテナム・ホットスパー・スタジアムにはホームチームを鼓舞するチャントが鳴り響いています。
26分に攻め上がったクリステンセンは、ルカクとのワンツーでボックス手前に侵入して右足で狙いますが、ボールは右ポストの外。33分にエンドンベレからパスをもらったロ・チェルソが、マルコス・アロンソの裏を取ったソン・フンミンにスルーパスを通したチャンスは、飛び出したケパがコースを塞いで先制を許しません。攻守が目まぐるしく変わる前半は0-0。髪をロックスにまとめたデル・アリがアタックに絡めないのが気になります。
トゥヘル監督は、ハーフタイムにメイソン・マウントを下げ、カンテを投入しています。47分、チアゴ・シウヴァのロングフィードをダイレクトで叩いたマルコス・アロンソの決定的なボレーはロリスがセーブ。ブルーズが先制したのは49分でした。マルコス・アロンソのCKが中央に届くと、デル・アリに競り勝ったチアゴ・シウヴァのヘッドが右隅に決まりました。
53分、マルコス・アロンソとのワンツーを経て、左からスプリントしたカイ・ハヴェルツがクロスを入れると、ファーに走り込んだアスピリクエタが折り返し、マルコス・アロンソが左足ボレー。決定的な一撃でしたが、ゴール前にいたエリック・ダイアーが体に当て、追加点を回避しました。
勝負を決めるゴールは57分。敵陣で奪ったコヴァチッチが中央のカンテに預けると、誰も詰めてこないと判断したセントラルMFが右足を振り抜きました。エリック・ダイアーに当たってコースが変わったボールが、右のポストの内側に触れてネットを揺らし、2-0。ヌーノ監督は62分にロ・チェルソとエンドンベレを諦め、ブライアン・ヒルとオリヴァー・スキップをピッチに送り出しました。
64分のハリー・ケインのミドルはケパががっちりキャッチ。今季プレミアリーグでノーゴールのエースは、サイドに流れたり、下がってボールを求めたりするシーンが目立ち、ブルーズ守備陣の脅威になっていません。70分、カイ・ハヴェルツが下がってティモ・ヴェルナー。74分、マルコス・アロンソが右から蹴ったCKをニアで合わせたチアゴ・シウヴァのヘッドは、ロリスが上に弾き出しました。
78分、ルカクがドリブルで突進したカウンターは3対2。エリック・ダイアーを抜き去ったエースが2対1にして左のヴェルナーにラストパスを送りますが、トラップをミスしたドイツ人ストライカーはエメルソンに詰められ、ゴールを決められません。80分のカンテのスルーパスも、1対1になったヴェルナーがロリスにぶつけてしまいました。
再三の決定機を逃した11番は、92分に爪痕を残しました。マルコス・アロンソのCKのクリアが右に流れ、アスピリクエタの縦パスでヴェルナーがフリーになると、マイナスのグラウンダーがリュディガーの足元に入り、ダイレクトショットが左隅に吸い込まれました。0-3、チェルシー完勝。前半はイーブンだったゲームは、シュート数8対20、オンターゲット2対10というスタッツが示す一方的な展開に変貌しました。
マルコス・アロンソという素晴らしいプレースキッカーと、カンテ&コヴァチッチという最強2センターが勝利を手繰り寄せた一戦。ゴールがなかったストライカーのパフォーマンスも対照的でした。ロメウ・ルカクがターゲットマンとしてもカウンターの起点としても機能していたのに対して、ハリー・ケインは味方のパスを引き出せず、ゴール前で勝負できませんでした。
勝ったチェルシーの次節は、CLファイナルで戦ったマンチェスター・シティとの優勝候補対決。敗れたトッテナムは、ノースロンドンダービーです。プレミアリーグ3節終了時は首位トッテナム、最下位アーセナルだったのですが、直接対決でガナーズが2点差以上で勝てば、たった3試合で順位が逆転するというミラクル(?)が実現します。それぞれ、どちらが制するでしょうか。直近の戦いぶりを見ると、ブルーズとスパーズではないかと…。
さっそく、ホームのスパーズから先発の11人を紹介しましょう。GKロリス、DFエメルソン、ロメロ、エリック・ダイアー、レギロン。中盤センターはロ・チェルソとホイビュルク、2列めにデル・アリ、エンドンベレ、ソン・フンミン、最前線はプレミアリーグで未だゴールがないハリー・ケインです。ヌーノ監督の構想外といわれていたエンドンベレは、中盤を活性化することができるでしょうか。
対するチェルシーは、GKケパ以外はほぼベストの顔ぶれ。3バックにクリステンセン、チアゴ・シウヴァ、リュディガー。アウトサイドにアスピリクエタとマルコス・アロンソ。中盤センターはジョルジーニョとコヴァチッチ、メイソン・マウントとカイ・ハヴェルツの前にルカクという布陣です。ファーストシュートは2分のソン・フンミン。スパーズがアグレッシブに攻める時間が続いています。
5分のハリー・ケインのFKは壁を越えず、コヴァチッチがブロック。6分に右のアスピリクエタとパス交換し、速攻を仕掛けたカイ・ハヴェルツは、左足のシュートをルカクにぶつけました。ハイプレスでブルーズのビルドアップを窮屈にしているスパーズは、カウンターに要注意です。15分にメイソン・マウントがドリブルで突進した3対2のカウンターは、右でパスを受けたルカクからリターンをもらったイングランド代表のシュートをエメルソンがブロックしました。
20分にソン・フンミンのスルーパスで抜け出したレギロンは、ケパと1対1になれるチャンスでパスを選択し、リュディガーにカットされてしまいました。プレミアリーグらしいスピーディーなアタックの応酬。トッテナム・ホットスパー・スタジアムにはホームチームを鼓舞するチャントが鳴り響いています。
26分に攻め上がったクリステンセンは、ルカクとのワンツーでボックス手前に侵入して右足で狙いますが、ボールは右ポストの外。33分にエンドンベレからパスをもらったロ・チェルソが、マルコス・アロンソの裏を取ったソン・フンミンにスルーパスを通したチャンスは、飛び出したケパがコースを塞いで先制を許しません。攻守が目まぐるしく変わる前半は0-0。髪をロックスにまとめたデル・アリがアタックに絡めないのが気になります。
トゥヘル監督は、ハーフタイムにメイソン・マウントを下げ、カンテを投入しています。47分、チアゴ・シウヴァのロングフィードをダイレクトで叩いたマルコス・アロンソの決定的なボレーはロリスがセーブ。ブルーズが先制したのは49分でした。マルコス・アロンソのCKが中央に届くと、デル・アリに競り勝ったチアゴ・シウヴァのヘッドが右隅に決まりました。
53分、マルコス・アロンソとのワンツーを経て、左からスプリントしたカイ・ハヴェルツがクロスを入れると、ファーに走り込んだアスピリクエタが折り返し、マルコス・アロンソが左足ボレー。決定的な一撃でしたが、ゴール前にいたエリック・ダイアーが体に当て、追加点を回避しました。
勝負を決めるゴールは57分。敵陣で奪ったコヴァチッチが中央のカンテに預けると、誰も詰めてこないと判断したセントラルMFが右足を振り抜きました。エリック・ダイアーに当たってコースが変わったボールが、右のポストの内側に触れてネットを揺らし、2-0。ヌーノ監督は62分にロ・チェルソとエンドンベレを諦め、ブライアン・ヒルとオリヴァー・スキップをピッチに送り出しました。
64分のハリー・ケインのミドルはケパががっちりキャッチ。今季プレミアリーグでノーゴールのエースは、サイドに流れたり、下がってボールを求めたりするシーンが目立ち、ブルーズ守備陣の脅威になっていません。70分、カイ・ハヴェルツが下がってティモ・ヴェルナー。74分、マルコス・アロンソが右から蹴ったCKをニアで合わせたチアゴ・シウヴァのヘッドは、ロリスが上に弾き出しました。
78分、ルカクがドリブルで突進したカウンターは3対2。エリック・ダイアーを抜き去ったエースが2対1にして左のヴェルナーにラストパスを送りますが、トラップをミスしたドイツ人ストライカーはエメルソンに詰められ、ゴールを決められません。80分のカンテのスルーパスも、1対1になったヴェルナーがロリスにぶつけてしまいました。
再三の決定機を逃した11番は、92分に爪痕を残しました。マルコス・アロンソのCKのクリアが右に流れ、アスピリクエタの縦パスでヴェルナーがフリーになると、マイナスのグラウンダーがリュディガーの足元に入り、ダイレクトショットが左隅に吸い込まれました。0-3、チェルシー完勝。前半はイーブンだったゲームは、シュート数8対20、オンターゲット2対10というスタッツが示す一方的な展開に変貌しました。
マルコス・アロンソという素晴らしいプレースキッカーと、カンテ&コヴァチッチという最強2センターが勝利を手繰り寄せた一戦。ゴールがなかったストライカーのパフォーマンスも対照的でした。ロメウ・ルカクがターゲットマンとしてもカウンターの起点としても機能していたのに対して、ハリー・ケインは味方のパスを引き出せず、ゴール前で勝負できませんでした。
勝ったチェルシーの次節は、CLファイナルで戦ったマンチェスター・シティとの優勝候補対決。敗れたトッテナムは、ノースロンドンダービーです。プレミアリーグ3節終了時は首位トッテナム、最下位アーセナルだったのですが、直接対決でガナーズが2点差以上で勝てば、たった3試合で順位が逆転するというミラクル(?)が実現します。それぞれ、どちらが制するでしょうか。直近の戦いぶりを見ると、ブルーズとスパーズではないかと…。
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前半はいい内容で、チアゴ・シウヴァ技あり、カンテのラッキーで差が出ましたね。マウント→カンテのシステム変更で明らかに良くなり、トゥヘルの勤勉な戦術家ぶりにも感嘆。相変わらず決められないヴェルナーに優しくパスを出すルカクもチームプレーに徹して、今現在のベストチームだと思います。