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【Leicester×MAN.UTD】勝負は指揮官の差…ダカ投入が当たったレスターが4発圧勝!

ハリー・マグワイアが戻ってきました。プレミアリーグ8節、レスターVSマンチェスター・ユナイテッド。スールシャール監督の11人は、ヴァランを欠いている以外はベストといっていい顔ぶれです。GKデ・ヘア、DFワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ルーク・ショー。2センターはマティッチとポグバ、2列めはグリーンウッド、ブルーノ・フェルナンデス、ジェイドン・サンチョ、最前線にはプレミアリーグ4戦3発のクリスティアーノ・ロナウドです。

序盤から両者ともに厳しいプレスをかけ、ショートカウンターを狙っています。最初のチャンスはレスター。5分にイヘアナチョがドリブルで右サイドを突破し、カットインから左のジェームズ・マディソンにラストパスを通しました。打ち切れなかった10番が外からフォローしたティーレマンスに預けると、グラウンダーはマグワイアがヴァーディーの前でカット。9分にマディソン、イヘアナチョ、マディソンと右でつながったアタックも、ラストパスが味方に通りませんでした。

マン・ユナイテッドの最初のシュートは13分。右サイドでワンツーを決めたグリーンウッドが中に斬り込み、コントロールショットを放ちますが、ボールはシュマイケルの正面に飛んでしまいました。19分の先制点は、グリーンウッドのスーパーショット。ブルーノ・フェルナンデスのパスを右サイドで受け、中に持って打った一撃は、ファーポストの内側を叩いてネットを揺らしました。

21分のレスターのカウンターは、カスターニュとイヘアナチョのシュートがDFにヒットし、リバウンドに反応したティーレマンスのミドルはデ・ヘアの正面。27分にジェームズ・マディソンのサイドチェンジをリカルド・ペレイラがダイレクトで折り返したチャンスは、ファーから走り込んだヴァーディーが間に合いません。直後にジェイドン・サンチョが左から仕掛け、脇にいたCR7に打たせると、青い壁でコースが変わったボールはシュマイケルが何とかセーブしました。

31分の同点ゴールは、マグワイアのミスがきっかけでした。デ・ヘアからのパスを受け、イヘアナチョをかわそうとして奪われたCBは、ニアでパスをもらったティーレマンスの素晴らしいループを見送るしかありませんでした。虚を突かれたデ・ヘアは、腕を伸ばすこともできず、ボールは左のサイドネットへ。40分のホームチームの速攻は、ティーレマンスのパスを収めたイヘアナチョの鋭いシュートが右隅を襲いますが、ポストの脇に逸れて逆転はなりませんでした。

前半終了間際にレスターがFKで見せたサインプレーは、右に浮いたラストパスにヴァーディーが触れず。後半開始早々の青いシャツのショートカウンターは、イヘアナチョのシュートをデ・ヘアが冷静にキャッチしました。50分にブルーノが左のCR7を走らせ、ファーでグラウンダーをトラップしたグリーンウッドが中に入って左足を振り抜くも、コントロールが効かなかったボールはシュマイケルの頭上を越えていきました。

54分、ジェームズ・マディソンのFKは壁にヒット。1分後のマティッチのロングシュートは、バーすれすれを抜けていきます。65分、ブルーノが右からアウトにかけたクロスをフィード。グリーンウッドのタッチから混戦となり、こぼれ球を11番がプッシュすると、シュマイケルが体を張ってセーブしました。65分、ジェイドン・サンチョに代わってラシュフォード。68分のブルーノのミドルは、右に切れていきました。

75分にマティッチが自陣でティーレマンスに奪われ、そのまま上がった8番の絶望的な一撃が左に飛びますが、デ・ヘアが右にダイブしてポストに当てるビッグセーブ。77分にパトソン・ダカの強烈なシュートを足でストップした守護神は、直後のCKからのダカの2発めも足に当てますが、こぼれ球をソユンチュにプッシュされてしまいました。

2-1となった80分、マティッチとグリーンウッドが下がってリンガードとマクトミネイ。82分にリンデロフのロングフィードでラシュフォードが裏に抜け出し、今季プレミアリーグ初ゴールを突き刺すと、キックオフからアヨゼ・ペレスが左サイドを突破し、マイナスの折り返しをヴァーディーが右隅に叩き込みました。

91分、左からのFKをファーのパトソン・ダカが押し込み、4-2。ニューフェイスのプレミアリーグ初ゴールで、マンチェスター・ユナイテッドのテンションは明らかに下がりました。リンガードは何もできず、クリスティアーノ・ロナウドはチャンスを活かせず、アウェイ無敗記録は29でストップ。中盤の守備もセットピースもミスが多く、サイドでも劣勢となればこの結果もやむなしです。

70分過ぎから投入したダカとアヨゼ・ペレスに、左右を攻略させたブレンダン・ロジャースの采配が光った一戦。ラスト15分は機能不全に陥ったマンチェスター・ユナイテッドは、指揮官に改善のアイデアがありませんでした。CL開始以降、2勝1分4敗と崩れたチームは、アタランタ、リヴァプール、トッテナム、アタランタ、マンチェスターダービーというタイトな季節を乗り切れるでしょうか。頑固な指揮官が、ガチガチのメンバー固定に走るのではないかと心配です。


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“【Leicester×MAN.UTD】勝負は指揮官の差…ダカ投入が当たったレスターが4発圧勝!” への1件のコメント

  1. ルーニー より:

    絶対にロナウドを下げるべきだった試合。そもそも、マグワイアは復帰できてないだろ…
    こんなにメンバーが充実しててローテーションしないって、ファギーから何を学んだのか分からないです(笑)

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