2021.10.18 プレミアリーグ観戦記2021-22プレミアリーグ観戦記
【Brentford×Chelsea】超絶メンディ!決定力不足のチームを救った終盤のビッグセーブ4発!
ブレントフォード0-1チェルシー。結果を見ると、プレミアリーグで首位に立った優勝候補が、ゴール前に立てこもった昇格クラブに苦戦しながらも競り勝ったようにみえます。しかし実際は、猛攻を続けたブレントフォードの前に、エドゥワール・メンディというワールドクラスのGKが立ちはだかった一戦でした。シュート数は17対5、オンターゲットは7対1。ホームチームが負けたとは思えないスタッツです。
トゥヘル監督が中盤とWBに守備的な選手を揃えたのは、リュディガーとチアゴ・シウヴァを起用できなかったからでしょう。GKメンディ、3バックはチャロバー、クリステンセン、サール。アウトサイドにアスピリクエタとチルウェル、中盤センターはロフタス=チーク、コヴァチッチ、カンテ、前線にルカクとヴェルナーが並ぶ3-5-2です。マラング・サールはプレミアリーグデビューで、CBの平均年齢は23歳。セントラルMFの最重要うミッションは、CBの負荷を軽くすることです。
3分にロフタス=チークがドリブルで2人を抜き、ヴェルナーにラストパスを通したチャンスは、フィニッシュの直前に足元に入ったイェンセンがカット。前から厳しいプレスをかけるブレントフォードに対して、チェルシーはボックス脇にロングフィードを入れ、ゴール前での攻防を増やそうとしています。
17分のルカクのFKは、うまく曲がり切らず左にアウト。21分、右から上げたカノスのクロスをファーのピノックが頭で折り返し、ノアゴールが落としたボールをエムベウモが左足で叩くと、ボールは左のポストに跳ね返されて先制はなりません。ここからヴェルナーに縦パスが通り、グラウンダーをルカクが押し込みますが、中央での抜け出しがわずかに早く、オフサイドを示す旗が上がっています。
27分のコヴァチッチのFKは、壁に当たってクロスバーの上。37分にチャロバーのロングフィードをチルウェルが頭で落とし、ルカクが後ろに流したボールにヴェルナーがフリーで走り込むも、右足のフィニッシュを打ち上げてしまいました。1分後、コヴァチッチの浮き球でボックス右から抜けたヴェルナーは、パスを選んでヤンソンにカットされました。
チェルシーが先制したのは、前半が終わろうとしていた45分。右サイドでカンテと絡んだアスピリクエタがクロスを入れると、ルカクとヤンセンが競ったボールがフリーのチルウェルの前に転がり、左足のダイレクトショットがネットに突き刺さりました。前半は0-1。アウェイチームにとって、長い長い45分の始まりです。
ブレントフォードが決定機をつかんだのは57分。CKのクリアをリコ・ヘンリーがヘッドでボックス左に送ると、トラップしたカノスはノーマークでした。なぜ、シュートを打たなかったのか。ルカクとチャロバーがいたファーへの浮き球は、成功率の低い選択肢でした。70分にカンテの縦パスを受けたヴェルナーが決めていれば、アウェイチームは最後に冷や汗をかかずに済んだでしょう。
73分、右からのロングスローをピノックが後ろに逸らし、イヴァン・トニーが強烈なボレーを右隅に飛ばすと、ポジショニングを間違えなかったメンディがビッグセーブ!直後にロングフィードから2人が殺到したピンチを勇敢な飛び出しでクリアした守護神は、75分のエムベウモのシュートに左を抜かれますが、ポストに助けられてリードをキープしました。
84分、左サイドのイヴァン・トニーがファーにクロスを入れると、ノーマークだったゴドスの一撃もメンディが体を張ってビッグセーブ。フォローしたノアゴールのシュートは、ゴールラインをカバーしたチャロバーがクリアしました。ひたすら放り込むブレントフォード。87分に左からのクロスをピノックがヘッドで落とし、ヤンソンがボレーで叩いた絶望的なシーンも、GKが頭に当ててゴールを許しませんでした。
93分、またも左からクロスが上がり、胸でトラップしたノアゴールが決定的なバイシクル。右手を挙げてバーの上に押し出したGKを見て、トーマス・フランク監督が「信じられない!」というジェスチャーで悔しさを表現しています。6本の素晴らしいセービングでチームを救ったプレミアリーグNo.1の守護神は、ランキングTOPのセーブ率を96.2%に引き上げました。
プレミアリーグを観始めたばかりの方は、イヴァン・トニーという選手を覚えておくと、楽しみが増えるでしょう。ブレントフォードの最前線に張ったストライカーは、デュエル17勝9敗、空中戦11勝4敗という強さでチェルシーの若い最終ラインを混乱させました。デュエル89勝と空中戦52勝は今季プレミアリーグNo.1。ビッグチャンスクリエイト4回はリーグ7位です。次節のレスターも、相当苦しめられるのではないでしょうか。GKがメンディじゃなければ、おそらく…!
トゥヘル監督が中盤とWBに守備的な選手を揃えたのは、リュディガーとチアゴ・シウヴァを起用できなかったからでしょう。GKメンディ、3バックはチャロバー、クリステンセン、サール。アウトサイドにアスピリクエタとチルウェル、中盤センターはロフタス=チーク、コヴァチッチ、カンテ、前線にルカクとヴェルナーが並ぶ3-5-2です。マラング・サールはプレミアリーグデビューで、CBの平均年齢は23歳。セントラルMFの最重要うミッションは、CBの負荷を軽くすることです。
3分にロフタス=チークがドリブルで2人を抜き、ヴェルナーにラストパスを通したチャンスは、フィニッシュの直前に足元に入ったイェンセンがカット。前から厳しいプレスをかけるブレントフォードに対して、チェルシーはボックス脇にロングフィードを入れ、ゴール前での攻防を増やそうとしています。
17分のルカクのFKは、うまく曲がり切らず左にアウト。21分、右から上げたカノスのクロスをファーのピノックが頭で折り返し、ノアゴールが落としたボールをエムベウモが左足で叩くと、ボールは左のポストに跳ね返されて先制はなりません。ここからヴェルナーに縦パスが通り、グラウンダーをルカクが押し込みますが、中央での抜け出しがわずかに早く、オフサイドを示す旗が上がっています。
27分のコヴァチッチのFKは、壁に当たってクロスバーの上。37分にチャロバーのロングフィードをチルウェルが頭で落とし、ルカクが後ろに流したボールにヴェルナーがフリーで走り込むも、右足のフィニッシュを打ち上げてしまいました。1分後、コヴァチッチの浮き球でボックス右から抜けたヴェルナーは、パスを選んでヤンソンにカットされました。
チェルシーが先制したのは、前半が終わろうとしていた45分。右サイドでカンテと絡んだアスピリクエタがクロスを入れると、ルカクとヤンセンが競ったボールがフリーのチルウェルの前に転がり、左足のダイレクトショットがネットに突き刺さりました。前半は0-1。アウェイチームにとって、長い長い45分の始まりです。
ブレントフォードが決定機をつかんだのは57分。CKのクリアをリコ・ヘンリーがヘッドでボックス左に送ると、トラップしたカノスはノーマークでした。なぜ、シュートを打たなかったのか。ルカクとチャロバーがいたファーへの浮き球は、成功率の低い選択肢でした。70分にカンテの縦パスを受けたヴェルナーが決めていれば、アウェイチームは最後に冷や汗をかかずに済んだでしょう。
73分、右からのロングスローをピノックが後ろに逸らし、イヴァン・トニーが強烈なボレーを右隅に飛ばすと、ポジショニングを間違えなかったメンディがビッグセーブ!直後にロングフィードから2人が殺到したピンチを勇敢な飛び出しでクリアした守護神は、75分のエムベウモのシュートに左を抜かれますが、ポストに助けられてリードをキープしました。
84分、左サイドのイヴァン・トニーがファーにクロスを入れると、ノーマークだったゴドスの一撃もメンディが体を張ってビッグセーブ。フォローしたノアゴールのシュートは、ゴールラインをカバーしたチャロバーがクリアしました。ひたすら放り込むブレントフォード。87分に左からのクロスをピノックがヘッドで落とし、ヤンソンがボレーで叩いた絶望的なシーンも、GKが頭に当ててゴールを許しませんでした。
93分、またも左からクロスが上がり、胸でトラップしたノアゴールが決定的なバイシクル。右手を挙げてバーの上に押し出したGKを見て、トーマス・フランク監督が「信じられない!」というジェスチャーで悔しさを表現しています。6本の素晴らしいセービングでチームを救ったプレミアリーグNo.1の守護神は、ランキングTOPのセーブ率を96.2%に引き上げました。
プレミアリーグを観始めたばかりの方は、イヴァン・トニーという選手を覚えておくと、楽しみが増えるでしょう。ブレントフォードの最前線に張ったストライカーは、デュエル17勝9敗、空中戦11勝4敗という強さでチェルシーの若い最終ラインを混乱させました。デュエル89勝と空中戦52勝は今季プレミアリーグNo.1。ビッグチャンスクリエイト4回はリーグ7位です。次節のレスターも、相当苦しめられるのではないでしょうか。GKがメンディじゃなければ、おそらく…!
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2トップに張り付いて裏も取らせず、中盤を閉めてバイタルにも有効な形では侵入させず、サイドからのボールも殆どフリーにはさせず、ブレントフォードの守備は素晴らしかったです。ルカクとヴェルナーに少なくとも一本ずつはオンターゲットにするべきシュートがあったので自滅感もありますが、メンディの素晴らしさが際立つ結果になりました。サールなど新たに計算できる戦力、組み合わせも見れて、こういう試合での3ポイントは価値がありますね。