2022.01.02 プレミアリーグ観戦記2021-22プレミアリーグ観戦記
【Arsenal×MAN.CITY】完璧な前半、悪夢の7分…最高だったアーセナル、悔しい敗戦!
冨安健洋が間に合いました!プレミアリーグ21節、アーセナルVSマンチェスター・シティ。アルテタ監督が不在のチームは、ガチンコのベストメンバーです。GKラムズデール、DF冨安健洋、ベン・ホワイト、ガブリエウ、ティアニー、中盤センターはトーマス・パーティーとジャカ。2列めにマルティネッリ、ウーデゴーア、サカ、最前線はラカゼット。エティハドでは5-0で大敗したチームは、当時とはまったく違う最終ラインでリベンジをめざします。
対するペップは、左サイドにナタン・アケ、トップにジェズスを起用しています。エデルソン、ジョアン・カンセロ、ルベン・ディアス、ラポルテ、ナタン・アケ、ロドリ、ベルナルド・シウヴァ、デブライネ、マフレズ、ガブリエウ・ジェズス、スターリング。勝てばプレミアリーグ11連勝の王者は、序盤からポゼッションを取りにいっています。
マン・シティの最初のチャンスは4分。左のデブライネが斜めに出したパスがベン・ホワイトの裏に通りますが、スターリングの突破はガブリエウがカットしました。5分のCKは、ラポルテのヘッドが左ポストの外。アーセナルは、早い時間にリードを許すわけにはいきません。10分にマルティネッリが仕掛けたチャンスは、中央のラカゼットから右のウーデゴーアにラストパスが通ります。トラップが長くなり、エデルソンと接触したMFに下されたジャッジは、PKではなくCKです。
14分、CKの流れから右のスターリングが速いクロス。ラムズデールの前で頭を振ったルベン・ディアスのヘッドは、枠にいきません。16分、トーマスの鋭いパスを受けたマルティネッリが、まっすぐカットイン。ニアを狙った右足のシュートは、エデルソンが冷静にセーブしました。19分にスターリングの落としを受けたデブライネは、ボックス左手前からのシュートをうまく巻けず、ボールはファーに流れていきました。
31分、先制はアーセナル!ハーフライン付近でジャカが縦に通したパスが秀逸でした。ウーデゴーアは左のティアニーに展開。中に斬り込んだSBが斜めのラストパスを通すと、サカの美しいダイレクトショットが右隅に決まりました。39分、ウーデゴーアのパスが左のマルティネッリへ。自信たっぷりだった右隅へのコントロールショットは惜しくも上に外れ、絶好調の20歳は悔しそうな表情を浮かべています。
43分に左から突破を図ったのは、またもマルティネッリ。ボックス左でジョアン・カンセロを翻弄し、左足でクロスに打った一撃はファーポストすれすれを抜けていきました。前半は1-0。プレミアリーグ王者を相手に、これほど素晴らしい45分を過ごしたチームは、他にありません。トーマスのカバーリング、ウーデゴーアの展開力、マルティネッリの仕掛け、サカのゴール。次なるテーマは、「オンターゲットゼロに抑えた守備陣が、残り45分をいかに戦うか」です。
今季プレミアリーグで、逆転勝利が1回もない最強チームは、後半も同じメンバーで3ポイントをめざすようです。後半の立ち上がりは、ガナーズの前からのチェックが目立っています。52分までは完璧だったのですが…。優位に立っていたホームチームは、最悪の7分を過ごして劣勢に立たされてしまいます。
ボックス左でベルナルド・シウヴァのシャツを引っ張ったジャカが、57分のオンフィールドレビューでPKを取られました。マフレズのキックが右に決まり、エミレーツにブーイングが鳴り響いています。1分後、ラムズデールのキックからヘディングの応酬になり、ボックスに出たボールをラポルテがバックパス。エデルソンの頭上を越えたボールがゴールに向かい、必死に戻ったナタン・アケが掻き出すと、フリーだったマルティネッリは決定的なシュートを左のポストに当ててしまいました。
この直後、ガブリエウに2枚めのイエロー。これ自体は厳しいジャッジで、スタンドのグーナーが激怒する気持ちはよくわかりますが、PKの際のもみ合いで取られた1枚めが不要だったといわざるをえません。1-1で、10人VS11人。窮地に追い込まれたガナーズは、63分にウーデゴーアをホールディングにスイッチしました。
ペップの1枚めはホールディングと同時で、ガブリエウ・ジェズスをギュンドアン。ラインが下がったホームチームは71分にラカゼットを諦め、スミス・ロウが左のインサイドに入ります。78分に左からドリブルで上がったトーマスは、マルティネッリにグラウンダーを通せず。残り10分を切っても、マン・シティの枠内はPK1発のみです。
84分、疲労困憊のサカが下がり、エルネニー。アウェイチームの2本めのオンターゲットは93分でした。デブライネが前線に浮かしたボールをホールディングと競ったのはロドリ。こぼれ球をラポルテが直接叩くと、ボールはセントラルMFの足元に戻ってきました。左足のシュートがラムズデールの脇を抜き、1-2。マン・シティは、今季プレミアリーグで初めての逆転勝利です。
「何があっても、あんなに長い時間シャツをつかんでいてはいけない」。ジャカの軽率なプレイをきっかけに、舞台は別なチャプターに移ってしまいました。マルティネッリがジョアン・カンセロを振り回し、冨安がスターリングを封じ、CBはジェズスを消していただけに、あまりにも悔しい敗戦でした。
残念な結果に終わりましたが、「アーセナルがTOP4で終われるチームであることを示した一戦」という見方もできるでしょう。マルティネッリは、枠に収めればOKだった決定的な一撃を外してしまいましたが、プレミアリーグ屈指のアタッカ―に成長するのではないでしょうか。
前半の感触を自信に変えて、リヴァプールとのホーム&アウェイとノースロンドンダービーで果実をつかんでいただければと思います。それにしても…レッドカードがなかった結末を、見届けたかった一戦でした。
対するペップは、左サイドにナタン・アケ、トップにジェズスを起用しています。エデルソン、ジョアン・カンセロ、ルベン・ディアス、ラポルテ、ナタン・アケ、ロドリ、ベルナルド・シウヴァ、デブライネ、マフレズ、ガブリエウ・ジェズス、スターリング。勝てばプレミアリーグ11連勝の王者は、序盤からポゼッションを取りにいっています。
マン・シティの最初のチャンスは4分。左のデブライネが斜めに出したパスがベン・ホワイトの裏に通りますが、スターリングの突破はガブリエウがカットしました。5分のCKは、ラポルテのヘッドが左ポストの外。アーセナルは、早い時間にリードを許すわけにはいきません。10分にマルティネッリが仕掛けたチャンスは、中央のラカゼットから右のウーデゴーアにラストパスが通ります。トラップが長くなり、エデルソンと接触したMFに下されたジャッジは、PKではなくCKです。
14分、CKの流れから右のスターリングが速いクロス。ラムズデールの前で頭を振ったルベン・ディアスのヘッドは、枠にいきません。16分、トーマスの鋭いパスを受けたマルティネッリが、まっすぐカットイン。ニアを狙った右足のシュートは、エデルソンが冷静にセーブしました。19分にスターリングの落としを受けたデブライネは、ボックス左手前からのシュートをうまく巻けず、ボールはファーに流れていきました。
31分、先制はアーセナル!ハーフライン付近でジャカが縦に通したパスが秀逸でした。ウーデゴーアは左のティアニーに展開。中に斬り込んだSBが斜めのラストパスを通すと、サカの美しいダイレクトショットが右隅に決まりました。39分、ウーデゴーアのパスが左のマルティネッリへ。自信たっぷりだった右隅へのコントロールショットは惜しくも上に外れ、絶好調の20歳は悔しそうな表情を浮かべています。
43分に左から突破を図ったのは、またもマルティネッリ。ボックス左でジョアン・カンセロを翻弄し、左足でクロスに打った一撃はファーポストすれすれを抜けていきました。前半は1-0。プレミアリーグ王者を相手に、これほど素晴らしい45分を過ごしたチームは、他にありません。トーマスのカバーリング、ウーデゴーアの展開力、マルティネッリの仕掛け、サカのゴール。次なるテーマは、「オンターゲットゼロに抑えた守備陣が、残り45分をいかに戦うか」です。
今季プレミアリーグで、逆転勝利が1回もない最強チームは、後半も同じメンバーで3ポイントをめざすようです。後半の立ち上がりは、ガナーズの前からのチェックが目立っています。52分までは完璧だったのですが…。優位に立っていたホームチームは、最悪の7分を過ごして劣勢に立たされてしまいます。
ボックス左でベルナルド・シウヴァのシャツを引っ張ったジャカが、57分のオンフィールドレビューでPKを取られました。マフレズのキックが右に決まり、エミレーツにブーイングが鳴り響いています。1分後、ラムズデールのキックからヘディングの応酬になり、ボックスに出たボールをラポルテがバックパス。エデルソンの頭上を越えたボールがゴールに向かい、必死に戻ったナタン・アケが掻き出すと、フリーだったマルティネッリは決定的なシュートを左のポストに当ててしまいました。
この直後、ガブリエウに2枚めのイエロー。これ自体は厳しいジャッジで、スタンドのグーナーが激怒する気持ちはよくわかりますが、PKの際のもみ合いで取られた1枚めが不要だったといわざるをえません。1-1で、10人VS11人。窮地に追い込まれたガナーズは、63分にウーデゴーアをホールディングにスイッチしました。
ペップの1枚めはホールディングと同時で、ガブリエウ・ジェズスをギュンドアン。ラインが下がったホームチームは71分にラカゼットを諦め、スミス・ロウが左のインサイドに入ります。78分に左からドリブルで上がったトーマスは、マルティネッリにグラウンダーを通せず。残り10分を切っても、マン・シティの枠内はPK1発のみです。
84分、疲労困憊のサカが下がり、エルネニー。アウェイチームの2本めのオンターゲットは93分でした。デブライネが前線に浮かしたボールをホールディングと競ったのはロドリ。こぼれ球をラポルテが直接叩くと、ボールはセントラルMFの足元に戻ってきました。左足のシュートがラムズデールの脇を抜き、1-2。マン・シティは、今季プレミアリーグで初めての逆転勝利です。
「何があっても、あんなに長い時間シャツをつかんでいてはいけない」。ジャカの軽率なプレイをきっかけに、舞台は別なチャプターに移ってしまいました。マルティネッリがジョアン・カンセロを振り回し、冨安がスターリングを封じ、CBはジェズスを消していただけに、あまりにも悔しい敗戦でした。
残念な結果に終わりましたが、「アーセナルがTOP4で終われるチームであることを示した一戦」という見方もできるでしょう。マルティネッリは、枠に収めればOKだった決定的な一撃を外してしまいましたが、プレミアリーグ屈指のアタッカ―に成長するのではないでしょうか。
前半の感触を自信に変えて、リヴァプールとのホーム&アウェイとノースロンドンダービーで果実をつかんでいただければと思います。それにしても…レッドカードがなかった結末を、見届けたかった一戦でした。
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マルティネッリは決めるべきシーンですがよく見ると直前に主審がマルティネッリの背後から目の前に入りコースを妨害しているように見えます。
他にもエデルソンは全くボールに触れていないのにオンフィールドレビューすらなくノーファール、ルール改正もあり激しい接触ではないと取らないかと思いきやベルナルドはPK、ガブリエルより悪質なプレーの多かったロドリが退場してないなど明らかにシティよりだったと思います
若さが出てイライラした部分は直す必要がありますが、審判が試合を壊したという印象です。
こんにちは。
レッズのファンなのでいつもは観戦しないカードでしたが、シティが気になって観戦しました。アーセナルを応援していたので、本当にあのPKが悔やまれます。何度も声がでてしまった試合でした。10人になってしまってからも、本当によく守っていて、あわよくば、というシーンもあり…。熱い試合でした。アーセナル、強い!
アーセナルには悔しい、そしてシティにはまさに辛勝と言える試合でした。アーセナル、強くなりましたね。Makotoさん、今年も楽しいブログを宜しくお願いします。
前回マンチェスターシティと対戦した時アーセナルは文字通り何もさせてもらえませんでしたが
4ヶ月後のこの試合アーセナルをシティとガチでやり合えるチームに引き上げたアルテタの手腕には脱帽です
今回はそのアルテタをコロナ陽性欠いた試合でしたがもしアルテタがピッチサイドに居たとしても
試合中の修正力ではペップの方が遥かに上ですので勝てたかと言うと分が悪かったでしょうね
愚痴になってしまいますがこの試合の審判のジャッジには納得がいきませんでした