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【MAN.CITY×Brentford】先制はPK、追加点はGKのミス…低調マン・シティ、静かな完勝!

前節のサウサンプトン戦をドローで終え、プレミアリーグの連勝は12でストップ。ペップ・グアルディオラ監督と選手たちにとって、24節のブレントフォード戦は大事なゲームです。久しぶりのエティハドで先発するメンバーは、セインツ戦から3人を入れ替えています。並びは、いつもの4-3-3。偽9番は、やはりフォーデンでしょうか。

GKエデルソン、DFジョン・ストーンズ、ルベン・ディアス、ラポルテ、ジョアン・カンセロ。MFロドリ、ベルナルド・シウヴァ、デブライネ、FWフォーデン、スターリング、マフレズ。キックオフから1分も経たないうちに、ブレントフォードは全員が自陣深くに引いています。4分に右のデブライネがクロスを上げると、スターリングと競る格好となったフォーデンのヘッドは右に外れました。

ゲームの興味は、「プレミアリーグ王者に対して、ブレントフォードはどこまでイーブンでいけるか」。トーマス・フランク監督は、サイドで持たれるのはやむなしとして、縦に入るボールをケアしているようです。なかなかシュートチャンスを創れないマン・シティ。再三のCKも活かせず、静かにハーフコートマッチを続けています。

クロスはことごとくGKラヤがキャッチし、アウェイチームのカウンターはオフサイドを示す旗で終わります。29分、マフレズのクロスがピノックの股間を抜けてスターリングに向かうと、前に出たラヤが右手でクリア。こぼれ球に走り込んだジョアン・カンセロのシュートは、バーを越えてしまいました。

32分、右にまわっていたフォーデンがファーに浮かすと、スターリングのバイシクルは枠にいかず。35分のFKにルベン・ディアスが競り勝ち、落としを受けたラポルテが右足で狙うと、ボールは右ポストの外に切れていきます。39分、左から突破を図ったスターリングをルアスレウが倒してしまい、PK。マフレズが左に決めたキックが、両チームを通じて初のオンターゲットです。

43分、敵陣でジョン・ストーンズから奪ったリコ・ヘンリーがワンツーでボックス左を突破。フリーだったWBはクロスを選択し、エデルソンに捕られてしまいました。前半は1-0、後半も展開は変わらず。スターリングが仕掛けたときだけテンションが上がります。50分、CKの二次攻撃から放ったジョアン・カンセロのミドルは、惜しくも右にアウト。元気な左SBは、55分に左から3人をかわしてシュートを放つも、ラヤの守備範囲に飛んでしまいました。

57分、ベルナルド・シウヴァのミドルはラヤがキャッチ。マフレズがグリーリッシュに代わった直後の69分、プレミアリーグ首位チームが追加点をゲットしました。ラヤが痛恨のミスキック。ボックス手前でカットしたスターリングのシュートは何とかセーブしたものの、リバウンドを取ったデブライネのフィニッシュには反応できませんでした。

この1点で、ブレントフォードはしびれました。ポゼッションを取るペップのフットボールは、ひとたびセーフティーリードを得れば、体力を温存して時間を進めることができます。71分にフォーデンをギュンドアン。76分のジョアン・カンセロのミドルはクロスバー越え。ペップは今日も、交代カードを余らせて試合を畳むようです。相手を自陣にへばりつかせたチームは、悠々と勝利に辿り着きました。

最初のゴールはPK、2点めは相手のミス。おもしろさという観点では、最低の勝ち方ですが、11日間で4試合をこなすチームとしては、最高の戦い方だったといえるでしょう。プレミアリーグ24試合19勝3分2敗、勝ち点60。週末のノリッジ戦に向けてリフレッシュしつつ、レスターがリヴァプールを叩いてくれるのを期待するのみです。


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“【MAN.CITY×Brentford】先制はPK、追加点はGKのミス…低調マン・シティ、静かな完勝!” への1件のコメント

  1. ペップの街 より:

    ご指摘の通り、どうしても大量得点して当たり前と思ってしまいますが、それだけ素晴らしいチームなんですね。2点目のデ・ブライネのシュートは抜群のコントロールショットでした。KDB、まだまだ調子が上がりそうで楽しみです。

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