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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Tottenham×Newcastle】コンテ采配的中!5発ゲットのトッテナムが暫定4位浮上!

レスターとのホームゲームを1-1のドローで終えてしまったマンチェスター・ユナイテッドサポーターとしては、トッテナムの動向はやはり気になります。日曜日開催のプレミアリーグ31節は、ニューカッスルとのホームゲーム。2022年に入ってからのプレミアリーグで6勝2分と立ち直り、残留争いから抜け出した感があるエディ・ハウのチームですが、直近はチェルシーとエヴァートンにいずれも1-0で連敗しています。

レギロンが負傷して左サイドが悩ましくなったコンテ監督は、ベン・デイヴィスをSBに配するかと思いきや、ドハーティーを左にまわしてベン・デイヴィスを3バックの一角に置いています。バイタルエリアでベン・デイヴィスが奪い返した5分のチャンスは、右サイドでパスをもらったエメルソンのグラウンダーがカットされ、ベンタンクールのミドルはシェアが頭でクリアしました。

15分、左に出ていたハリー・ケインにボールが渡ると、中に持ち込みながらシェアをかわして打ったシュートは、左のポストの外。17分のエリック・ダイアーのFKは、思うように曲がらず右に外れました。サン=マクシマンとウィロックのドリブルが目を引いた22分のアタックは、スパーズ守備陣が懸命に食らいついてシュートを枠に打たせませんでした。

35分、右からのクロスをホイビュルクが頭で合わせますが、ボールは浮いてしまい、先制ならず。39分にゴールを決めたのはアウェイチームでした。ファビアン・シェアが蹴ったボックス手前からのFKは、右のサイドネットに一直線。しかし、マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルのサポーターが盛り上がれたのはここまでで、ハーフタイムをはさんだ15分でスパーズが勝負を決めてしまいます。

43分のソン・フンミンのCKがクリアされると、こぼれ球を拾ったエリック・ダイアーが7番に戻し、クロスに飛び込んだベン・デイヴィスのヘディングが右のポストを叩いて1-1。後半開始直後の48分には、右サイドにまわったハリー・ケインのクロスがファーに入り、外から上がったドハーティーがダイビングヘッドでネットに突き刺しました。

54分の3点めは、ニューカッスルのハイラインを右サイドから崩した美しい速攻。クルゼフスキがクロスを入れたタイミングは完璧で、中央でトラップしたソン・フンミンがイージーな左足シュートを左隅に流し込みます。さらに63分、クルゼフスキ、ソン、ドハーティーと左につながり、クルゼフスキとワンツーをかわしたWBが右足に持ち替えてニアに浮かすと、上がっていたエメルソンがぎりぎりで足に当て、リードを3点に広げました。

75分にベンタンクール、クルゼフスキ、エメルソンがお役御免。ハリー・ウィンクス、ルーカス・モウラ、ベルフワインが入り、4-2-3-1にシフトしたチームは、途中出場のアタッカ―のコンビで5点めをもぎ取ります。83分、ソン・フンミンからパスをもらったルーカス・モウラがワンタッチでダン・バーンをかわし、前にいたベルフワインに縦パスをフィード。GKと1対1になったオランダ代表は、空いていた左に落ち着いて流し込みました。

指揮官の用兵と戦術がすべて当たった5発圧勝。冬に連れてきたクルゼフスキとベンタンクールはは大成功です。直近のプレミアリーグ6試合で21ゴールと攻撃力が高まったチームは、暫定4位に浮上。日程未定のノースロンドンダービーでライバルに勝ち切れれば、TOP4フィニッシュが見えてきます。

「勝ったほうがCL」というスリリングなステージになるのか、「ガナーズが勝てばトッテリンガムデー」という微妙な舞台装置になるのか。本日のロンドンダービーでクリスタル・パレスがアーセナルに勝てば、三つ巴の争いは俄然盛り上がるのですが…!?


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