2022.04.05 プレミアリーグ観戦記2021-22プレミアリーグ観戦記
【Crystal Palace×Arsenal】ああ、ウーデゴーア…「3-0惜敗」アーセナルのターニングポイント。
チェルシーがブレントフォードに1-4で敗れ、トッテナムはニューカッスルに5-1で圧勝。3位も5位も近くに見えるアーセナルは、クリスタル・パレスとのロンドンダービーに臨みます。プレミアリーグ21節のマンチェスター・シティ戦を最後に、戦列を離れている冨安健洋は、この試合にも間に合わなかったようです。
さっそく、アルテタ監督のスタメンを紹介しましょう。GKラムズデール、DFセドリク・ソアレス、ベン・ホワイト、ガブリエウ、ヌーノ・タヴァレス。セントラルMFはトーマス・パーティーとジャカ、2列めにサカ、ウーデゴーア、スミス・ロウ、最前線に今季プレミアリーグ4ゴールのラカゼットです。キックオフからの厳しいプレスで危険なシーンがあったアーセナルは、3分を経てようやく落ち着きました。
両者ともに寄せが速く、10分を過ぎてもサイドでの攻防が続いています。ラカゼットは縦パスを収められず、サカに出た後も中央につながらず。16分に先制したのは、クリスタル・パレスです。左サイドのFKをコナー・ギャラガーがファーに蹴ると、アンデルセンが頭で折り返したボールがマテタに届き、こちらもヘディングでど真ん中にプッシュしました。
20分になってもノーチャンスだったアーセナルは、24分に激痛の追加点を喫してしまいます。最後方にいたアンデルセンがボックス手前に高速フィード。前に出たガブリエウはカットできず、タヴァレスはジョルダン・アイェウのスプリントに置いていかれました。フリーになったアイェウのシュートはゴール左。今日のガナーズにとって、2点は重いビハインドです。
28分、中に絞ったセドリクが外のサカに預け、二アにクロスが入るも、ラカゼットのヘッドは枠の上。38分にシュラップのロングフィードがボックス左でザハに通り、落としを受けたマテタが左足を振り抜くと、ラムズデールが冷静にセーブしました。前半最後のCKをガブリエウが頭で合わせたのが、唯一のオンターゲット。プレミアリーグでこれほど冴えないガナーズを見たのは、開幕3連敗以来でしょう。
アルテタ監督は、ハーフタイムにタヴァレスを下げてマルティネッリを投入。ジャカを左SBにまわし、4-1-4-1で戦うようです。51分、ボックス右を突破したサカがクヤテと絡み、転倒するも笛は鳴らず。54分のアンデルセンのFKは、ラムズデールが右に蹴ると読んでキャッチします。59分にガブリエウのサイドチェンジを受けたサカは、ボックス右脇からのシュートを浮かしてしまいました。
63分、ガナーズに初めての決定機。ラカゼットとのワンツーで左から上がったマルティネッリがストライカーに戻すと、ボックス左でフリーになったスミス・ロウにラストパスが通りますが、慌てて打ったシュートはGKグアイタの正面です。66分、セドリクに代えてエンケティア。ストライカーを2枚並べ、マルティネッリとサカがWBの3-5-2でしょう。
フォーメーションが変わった1分後、ジャカのパスをスミス・ロウが縦に流すと、ボックス左でエンケティアがフリー。高速グラウンダーを左足で合わせたウーデゴーアのフィニッシュは、惜しくも左に外れました。72分、ザハが単独で仕掛けたカウンター。3人で囲んで終わりかと思いきや、ウーデゴーアが足を払ってしまい、ジャッジはPKです。ラムズデールの逆を取ったキックが右隅に刺さり、勝負が決しました。
アルテタ監督の最後のカードは、75分にトーマスをサンビ・ロコンガ。入ったばかりのベルギー人のパスからサカとスミス・ロウが連打したチャンスは、7番がオフサイドだったようです。84分のエンケティアのコントロールショットは、クロスバーにヒット。ガナーズの猛攻は実らず、3-0のままでタイムアップとなりました。
マンチェスター・シティとトッテナムを撃破したチームが、鋭いプレスでミスとファールを誘って完勝。アーセナルは、ウーデゴーアとトーマスがいつもの彼らではなく、前半の失敗を埋め合わせることはできませんでした。それでも、後半のアルテタ監督のチャレンジは素晴らしかったと思います。4-1-4-1から3-5-2、ウィークポイントがナサニエル・クラインのサイドと見るや、ジャカ、サカ、スミス・ロウ、エンケティアを揃えて攻め立てました。
エンケティアのクロスをウーデゴーアが決めていれば、逆転していたのではないでしょうか。ヴィエラに守備のカードを切らせたあのシーンこそが、ターニングポイントでした。3-0は完敗ではありますが、リスクをとって攻めた指揮官と意志統一できていた選手たちは、昨秋から大きく成長したのだと思います。
次節からブライトン、セインツ、そしてチェルシー。下位とのゲームを勝ち切り、ビッグロンドンダービーで最高のパフォーマンスを見せていただければと期待しています。
さっそく、アルテタ監督のスタメンを紹介しましょう。GKラムズデール、DFセドリク・ソアレス、ベン・ホワイト、ガブリエウ、ヌーノ・タヴァレス。セントラルMFはトーマス・パーティーとジャカ、2列めにサカ、ウーデゴーア、スミス・ロウ、最前線に今季プレミアリーグ4ゴールのラカゼットです。キックオフからの厳しいプレスで危険なシーンがあったアーセナルは、3分を経てようやく落ち着きました。
両者ともに寄せが速く、10分を過ぎてもサイドでの攻防が続いています。ラカゼットは縦パスを収められず、サカに出た後も中央につながらず。16分に先制したのは、クリスタル・パレスです。左サイドのFKをコナー・ギャラガーがファーに蹴ると、アンデルセンが頭で折り返したボールがマテタに届き、こちらもヘディングでど真ん中にプッシュしました。
20分になってもノーチャンスだったアーセナルは、24分に激痛の追加点を喫してしまいます。最後方にいたアンデルセンがボックス手前に高速フィード。前に出たガブリエウはカットできず、タヴァレスはジョルダン・アイェウのスプリントに置いていかれました。フリーになったアイェウのシュートはゴール左。今日のガナーズにとって、2点は重いビハインドです。
28分、中に絞ったセドリクが外のサカに預け、二アにクロスが入るも、ラカゼットのヘッドは枠の上。38分にシュラップのロングフィードがボックス左でザハに通り、落としを受けたマテタが左足を振り抜くと、ラムズデールが冷静にセーブしました。前半最後のCKをガブリエウが頭で合わせたのが、唯一のオンターゲット。プレミアリーグでこれほど冴えないガナーズを見たのは、開幕3連敗以来でしょう。
アルテタ監督は、ハーフタイムにタヴァレスを下げてマルティネッリを投入。ジャカを左SBにまわし、4-1-4-1で戦うようです。51分、ボックス右を突破したサカがクヤテと絡み、転倒するも笛は鳴らず。54分のアンデルセンのFKは、ラムズデールが右に蹴ると読んでキャッチします。59分にガブリエウのサイドチェンジを受けたサカは、ボックス右脇からのシュートを浮かしてしまいました。
63分、ガナーズに初めての決定機。ラカゼットとのワンツーで左から上がったマルティネッリがストライカーに戻すと、ボックス左でフリーになったスミス・ロウにラストパスが通りますが、慌てて打ったシュートはGKグアイタの正面です。66分、セドリクに代えてエンケティア。ストライカーを2枚並べ、マルティネッリとサカがWBの3-5-2でしょう。
フォーメーションが変わった1分後、ジャカのパスをスミス・ロウが縦に流すと、ボックス左でエンケティアがフリー。高速グラウンダーを左足で合わせたウーデゴーアのフィニッシュは、惜しくも左に外れました。72分、ザハが単独で仕掛けたカウンター。3人で囲んで終わりかと思いきや、ウーデゴーアが足を払ってしまい、ジャッジはPKです。ラムズデールの逆を取ったキックが右隅に刺さり、勝負が決しました。
アルテタ監督の最後のカードは、75分にトーマスをサンビ・ロコンガ。入ったばかりのベルギー人のパスからサカとスミス・ロウが連打したチャンスは、7番がオフサイドだったようです。84分のエンケティアのコントロールショットは、クロスバーにヒット。ガナーズの猛攻は実らず、3-0のままでタイムアップとなりました。
マンチェスター・シティとトッテナムを撃破したチームが、鋭いプレスでミスとファールを誘って完勝。アーセナルは、ウーデゴーアとトーマスがいつもの彼らではなく、前半の失敗を埋め合わせることはできませんでした。それでも、後半のアルテタ監督のチャレンジは素晴らしかったと思います。4-1-4-1から3-5-2、ウィークポイントがナサニエル・クラインのサイドと見るや、ジャカ、サカ、スミス・ロウ、エンケティアを揃えて攻め立てました。
エンケティアのクロスをウーデゴーアが決めていれば、逆転していたのではないでしょうか。ヴィエラに守備のカードを切らせたあのシーンこそが、ターニングポイントでした。3-0は完敗ではありますが、リスクをとって攻めた指揮官と意志統一できていた選手たちは、昨秋から大きく成長したのだと思います。
次節からブライトン、セインツ、そしてチェルシー。下位とのゲームを勝ち切り、ビッグロンドンダービーで最高のパフォーマンスを見せていただければと期待しています。
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