2022.05.09 プレミアリーグ観戦記2021-22プレミアリーグ観戦記
【Chelsea×Wolves】どうしたキャプテン!? 守備が不安なチェルシー、2点リードを守れずドロー!
4位アーセナルと3ポイント差、5位トッテナムと5ポイント差。TOP4フィニッシュは確実と目されていたチェルシーの立場が怪しくなってきました。直近のプレミアリーグ6試合は2勝1分3敗。36節のウルヴスとのホームゲームを落とすと、ロンドンのライバルたちの結果が気になる状況に陥ります。
エヴァートンに1-0で敗れたチームは、メイソン・マウントとカイ・ハヴェルツがベンチスタートです。GKメンディ、3バックはアスピリクエタ、チアゴ・シウヴァ、リュディガー。WBにリース・ジェームズとマルコス・アロンソ、センターはコヴァチッチ&ロフタス・チーク。プリシッチの前にヴェルナー&ルカクという並びでしょうか。私が注目しているのは、移籍の噂がある前線の3枚です。
ヴェルナーがチャンスをつかんだのは、自らのインターセプトで始まった9分の速攻でした。プリシッチ、ロフタス=チーク、コヴァチッチと中盤でつながり、左から上がった11番に速いパスが通ると、ボックス左に持ち込んで放った左足シュートはジョゼ・サのビッグセーブに阻まれました。プレミアリーグ7位フィニッシュをめざすウルヴスは、後方に人数を割いて失点を回避し、ワンチャンスを活かそうとしています。
ルカクのチャンスは14分。敵陣で奪ったプリシッチがドリブルで上がり、右にラストパスを転がすと、ストライカーの右足シュートはアイ・ヌーリがスライディングで足に当てました。19分には、リュディガーの浮き球が右のプリシッチへ。ボックス手前で切り返しを入れた10番のミドルは、うまくミートせず左に切れていきました。
23分、左からのFKで先着したサイスのヘッドは、大きく弾んでバーの上にアウト。26分のリース・ジェームズのミドルも、高く浮いてしまいます。29分の右からのFKをルカクがクリアすると、落下点に走り込んだルベン・ネヴェスのシュートは左のポストの外。前につながるようになったウルヴスのシュートシーンが徐々に増えています。
36分、コヴァチッチがゴール前に入れたボールをルカクがジョゼ・サの前で受けると、フィニッシュはうまくいかず、コースを切ったGKが処理しました。直後、右からのCKをファーポスト際で押し込んだロフタス=チークは、VARによってオフサイド。45分に左からカウンターを仕掛けたネトが左足を振り抜くと、メンディが弾いたボールがデンドンケルの足元に入ります。枠に収めるだけでよかったMFは、クロスバーの上に浮かしてしまいました。
前半終了間際に左から抜け出したアイ・ヌーリも、フィニッシュをコントロールできません。ハーフタイムは0-0、オンターゲットは1-1。トゥヘル監督は、マルコス・アロンソに代えてサウール・ニゲスを投入しています。後半開始直後にリュディガーのロングフィードをルカクが頭で落とし、プリシッチのダイレクトパスがヴェルナーの足元に届くも、右足のボレーはジョゼ・サが左に弾き出しました。
48分のリース・ジェームズのFKは、わずかに右のポストの外。ボックス右でルカクとサイスが競り合った52分の微妙なシーンは、CBが先に倒されたようにも見えましたが、ジャッジはPKです。左に流し込んだルカクは、今季プレミアリーグ6発め。カウンター狙いのウルヴスは、攻めなければなりません。
しかし58分、敵陣左でコーディーのパスをインターセプトしたプリシッチが、すかさず中央にラストパス。右足で放ったルカクのコントロールショットは、ジョゼ・サの指先を抜けてネットに吸い込まれました。直近のプレミアリーグ3試合をノーゴールのウルヴスにとって、2点は厳しいミッションです。
足を痛めたサイスがピッチを離れたのは70分。ネトも同時に下がり、ファン・ヒチャンとシキーニョがピッチに入っています。73分にリュディガーのミスパスが招いたショートカウンターのピンチは、ゴール前でラストパスを受けたファン・ヒチャンにメンディが詰め、シュートをブロックしました。
79分、シキーニョが右に展開したパスで、カウンターがスタート。カットインしたトリンコンが強烈なシュートを左隅に収め、ギャップは1点に詰まりました。今季プレミアリーグで2ゴールめをゲットしたトリンコンは、85分にもラウル・ヒメネスにヒールパスを中央に持ち込みますが、チアゴ・シウヴァをかわした後、決定的なフィニッシュをベテランCBに当ててしまいました。
86分、中央でポストプレーを仕掛けたラウル・ヒメネスは、右足の強烈なシュートが惜しくも左にアウト。攻められている状況でアスピリクエタをサールという大胆な手を打ったトゥヘル監督は、91分にルカクをカイ・ハヴェルツにスイッチします。このまま終わるかと思われた一戦は、タイムアップ寸前の97分にスコアが動きました。
アイ・ヌーリのロングフィードを中央のデンドンケルが収めると、落としを受けたトリンコンが右サイドのシキーニョに展開。クロスをヘッドで叩いたのは、前線に上がっていたコナー・コーディーです。間もなくタイムアップの笛が鳴り、2-2ドロー。観戦していた新オーナーのトッド・ベーリーさんは、シブい表情でスタンドから姿を消しました。
プレミアリーグ開幕からの10試合で3失点だった堅守は、直近10試合で13失点と脆くなっています。決定機の数はウルヴスが上。前半はアスピリクエタのエリアがカウンターのターゲットとなり、終盤はトリンコンやシキーニョに翻弄されるシーンが目立ちました。
最も気になるのは、主将のアスピリクエタです。エヴァートン戦で失点の原因となったCBは、デュエルで負け続け、トゥヘル監督の交代カードを1枚減らしました。次節のリーズには、ジャック・ハリソンというやっかいなサイドアタッカーがいます。チームを活性化したい指揮官は、トレヴォ・チャロバーをスタメンに戻すのではないでしょうか。
ようやく新オーナーが決まったクラブは、来季の陣容も見据えながら最終盤を戦うことになるでしょう。リュディガーとクリステンセンが退団濃厚といわれている今、ルカク、ヴェルナー、プリシッチ、アスピリクエタら移籍の噂がある選手たちの動向も気にしながら、ラスト3戦を追いかけたいと思います。
エヴァートンに1-0で敗れたチームは、メイソン・マウントとカイ・ハヴェルツがベンチスタートです。GKメンディ、3バックはアスピリクエタ、チアゴ・シウヴァ、リュディガー。WBにリース・ジェームズとマルコス・アロンソ、センターはコヴァチッチ&ロフタス・チーク。プリシッチの前にヴェルナー&ルカクという並びでしょうか。私が注目しているのは、移籍の噂がある前線の3枚です。
ヴェルナーがチャンスをつかんだのは、自らのインターセプトで始まった9分の速攻でした。プリシッチ、ロフタス=チーク、コヴァチッチと中盤でつながり、左から上がった11番に速いパスが通ると、ボックス左に持ち込んで放った左足シュートはジョゼ・サのビッグセーブに阻まれました。プレミアリーグ7位フィニッシュをめざすウルヴスは、後方に人数を割いて失点を回避し、ワンチャンスを活かそうとしています。
ルカクのチャンスは14分。敵陣で奪ったプリシッチがドリブルで上がり、右にラストパスを転がすと、ストライカーの右足シュートはアイ・ヌーリがスライディングで足に当てました。19分には、リュディガーの浮き球が右のプリシッチへ。ボックス手前で切り返しを入れた10番のミドルは、うまくミートせず左に切れていきました。
23分、左からのFKで先着したサイスのヘッドは、大きく弾んでバーの上にアウト。26分のリース・ジェームズのミドルも、高く浮いてしまいます。29分の右からのFKをルカクがクリアすると、落下点に走り込んだルベン・ネヴェスのシュートは左のポストの外。前につながるようになったウルヴスのシュートシーンが徐々に増えています。
36分、コヴァチッチがゴール前に入れたボールをルカクがジョゼ・サの前で受けると、フィニッシュはうまくいかず、コースを切ったGKが処理しました。直後、右からのCKをファーポスト際で押し込んだロフタス=チークは、VARによってオフサイド。45分に左からカウンターを仕掛けたネトが左足を振り抜くと、メンディが弾いたボールがデンドンケルの足元に入ります。枠に収めるだけでよかったMFは、クロスバーの上に浮かしてしまいました。
前半終了間際に左から抜け出したアイ・ヌーリも、フィニッシュをコントロールできません。ハーフタイムは0-0、オンターゲットは1-1。トゥヘル監督は、マルコス・アロンソに代えてサウール・ニゲスを投入しています。後半開始直後にリュディガーのロングフィードをルカクが頭で落とし、プリシッチのダイレクトパスがヴェルナーの足元に届くも、右足のボレーはジョゼ・サが左に弾き出しました。
48分のリース・ジェームズのFKは、わずかに右のポストの外。ボックス右でルカクとサイスが競り合った52分の微妙なシーンは、CBが先に倒されたようにも見えましたが、ジャッジはPKです。左に流し込んだルカクは、今季プレミアリーグ6発め。カウンター狙いのウルヴスは、攻めなければなりません。
しかし58分、敵陣左でコーディーのパスをインターセプトしたプリシッチが、すかさず中央にラストパス。右足で放ったルカクのコントロールショットは、ジョゼ・サの指先を抜けてネットに吸い込まれました。直近のプレミアリーグ3試合をノーゴールのウルヴスにとって、2点は厳しいミッションです。
足を痛めたサイスがピッチを離れたのは70分。ネトも同時に下がり、ファン・ヒチャンとシキーニョがピッチに入っています。73分にリュディガーのミスパスが招いたショートカウンターのピンチは、ゴール前でラストパスを受けたファン・ヒチャンにメンディが詰め、シュートをブロックしました。
79分、シキーニョが右に展開したパスで、カウンターがスタート。カットインしたトリンコンが強烈なシュートを左隅に収め、ギャップは1点に詰まりました。今季プレミアリーグで2ゴールめをゲットしたトリンコンは、85分にもラウル・ヒメネスにヒールパスを中央に持ち込みますが、チアゴ・シウヴァをかわした後、決定的なフィニッシュをベテランCBに当ててしまいました。
86分、中央でポストプレーを仕掛けたラウル・ヒメネスは、右足の強烈なシュートが惜しくも左にアウト。攻められている状況でアスピリクエタをサールという大胆な手を打ったトゥヘル監督は、91分にルカクをカイ・ハヴェルツにスイッチします。このまま終わるかと思われた一戦は、タイムアップ寸前の97分にスコアが動きました。
アイ・ヌーリのロングフィードを中央のデンドンケルが収めると、落としを受けたトリンコンが右サイドのシキーニョに展開。クロスをヘッドで叩いたのは、前線に上がっていたコナー・コーディーです。間もなくタイムアップの笛が鳴り、2-2ドロー。観戦していた新オーナーのトッド・ベーリーさんは、シブい表情でスタンドから姿を消しました。
プレミアリーグ開幕からの10試合で3失点だった堅守は、直近10試合で13失点と脆くなっています。決定機の数はウルヴスが上。前半はアスピリクエタのエリアがカウンターのターゲットとなり、終盤はトリンコンやシキーニョに翻弄されるシーンが目立ちました。
最も気になるのは、主将のアスピリクエタです。エヴァートン戦で失点の原因となったCBは、デュエルで負け続け、トゥヘル監督の交代カードを1枚減らしました。次節のリーズには、ジャック・ハリソンというやっかいなサイドアタッカーがいます。チームを活性化したい指揮官は、トレヴォ・チャロバーをスタメンに戻すのではないでしょうか。
ようやく新オーナーが決まったクラブは、来季の陣容も見据えながら最終盤を戦うことになるでしょう。リュディガーとクリステンセンが退団濃厚といわれている今、ルカク、ヴェルナー、プリシッチ、アスピリクエタら移籍の噂がある選手たちの動向も気にしながら、ラスト3戦を追いかけたいと思います。
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